三菱広報委員会

   御殿場市は静岡県東部に位置する富士山の麓にあり、標高約250〜700mの市街地のどこからでも世界遺産に登録された富士山が望めます。駅前には貴重なSLが展示され、秩父宮記念公園の母屋としだれ桜も必見です。一日中ショッピングを楽しめる御殿場プレミアム・アウトレットは国内最大規模を誇ります。

   その御殿場市で、1973年11月に富士御殿場蒸溜所として操業を開始し、74年には、国産ウイスキーの「ロバートブラウン」を全国発売しました。この土地を選んだのは、まず、水が良質なこと。地下100mには外気に触れることのない、自然にろ過されたミネラルを含むおいしい水が流れています。次に年間の平均気温が約13度という冷涼な気候。そして、霧が良く発生するという湿度の高い地であること。ウイスキー作りに欠かせない条件がそろっています。

   良質な水はウイスキー以外の商品生産にも生かされています。富士御殿場蒸溜所では、98年にこの水を生かしたミネラルウォーター「アルカリイオンの水」の生産を開始し、次いで2001年には「キリンチューハイ氷結」の生産も開始しました。また、当蒸溜所は、モルトウイスキーとグレーンウイスキーの仕込みからボトリングまでを一貫して行っている世界でも珍しい蒸溜所です。そこから、日本人の口に合うウイスキーとして05年に「富士山麓」が誕生したのです。16年からは、フランスにジャパニーズウイスキーとして輸出しています。

   年間約6万人の工場見学者が訪れる蒸溜所の敷地内は、約50%が緑化され、クヌギやモミなどの自然林や、絶滅危惧種のキンランも育つ豊かな環境です。地域の人との交流にも熱心で、毎年5月中旬には、市内で最も多くのお客さんが集まる野外フェスティバル「ACO CHiLL CAMP」にも特別協賛しています。

工場の正門前にて。

中央やや下に富士御殿場蒸溜所。敷地面積16万5820uに、約270名の社員が働く