東日本大震災から2年半がたちました。2011年3月11日の震災当日は、強い揺れから約1時間後、津波が敷地内に襲来。津波は通常の海水面から6〜7mの高さ。敷地内は地上2.5m〜3.5mまで冠水。引き波の強さで、一部タンクが動き、配管も破損。アスファルトも流失しました。その状況から立ち直り、震災から約1年後の2012年3月9日、生産再開にこぎつけました。

   前身の東北石油が設立されたのが、1968年。その3年後に、製油所が操業を開始しました。
   92年に、重油からプロピレン、ガソリン、分解軽油を製造する残油流動接触分解装置が稼働。また、96年には、重油直接脱硫装置が稼働し、大気汚染の原因となる硫黄分を除去した環境にやさしい石油製品を製造しています。
   2002年に、東北石油・日石三菱精製・興亜石油の3社が経営統合し、新日本石油精製となりました。10年には、新日本石油、ジャパンエナジーと統合し、現在のJX日鉱日石エネルギー(株)仙台製油所になりました。
   現在、主に中東から年間約700万kℓ の原油を受け入れています。この原油から、ガソリンをはじめとし、灯油、軽油、重油といった石油製品を製造しています。
   敷地面積150万uは、東京ドーム32個分。そこに、約100基のタンクを有し、船舶用に8カ所の桟橋、出荷用のタンクローリー積場52ポイントを敷設しています。約300名の所員が、日々の業務に汗を流しています。
   地域の中での取組みとしては、製油所の周辺を定期的に、社員が清掃。また「夏休み科学バスツアー」を開催し、地域の小学生を製油所に招待。地域との交流にも気を配っています。
   今後も、安全・安定操業を心掛け、東北地方一帯に安定的にエネルギーを供給していきます。
連続触媒再生式接触改質装置をバックに。
重油タンク群。重油を含む製品・半製品タンクの容量は約190万kℓ。他にも約70万kℓ貯蔵できる原油タンクがある