三菱広報委員会

   神奈川県小田原市。戦国時代は城下町、江戸時代は宿場町として栄えた歴史ある街です。市内の道幅は狭く、曲がりくねっているなど、小田原城を一気に攻められない工夫が残っています。今では、年間を通じて観光客が多く、箱根観光の拠点となる街です。

   その小田原市とピーエス三菱には浅からぬ縁があります。
前身のピー・エス・コンクリート鰍ェ東京オリンピックに向け、東海道新幹線のマクラギを受注。その試験走行が、ここ小田原市鴨宮で行われていました。新幹線発祥の地なのです。
その後、三菱建設鰍ニ合併し、2002年にピーエス三菱が発足。同時に、小田原市に「技術本部 技術研究所」が誕生しました。

   メインの業務は、コンクリートの橋梁に使う材料の開発です。セメントや骨材、特殊な薬剤などはメーカーから提供してもらい、それらをどのように組み合わせれば橋の強度や耐久性を高められるかを研究し、製作した試験体を用いて、敷地内にある実験棟でさまざまな試験を行っています。近年、国や地方自治体からは構造物に対し、100年は使いたいとの要望があり、これを満足する材料の開発が急務となっています。また、耐久性に優れた材料が開発できたとしても、次に生産性の問題があります。低コストで工期を短く、作業の人員をいかに少なくするか。そうしたことも、考えていかなければなりません。

   一方で、橋梁に関わらず、同社が開発したさまざまなモデルを実験する役目も担っています。担当した技術者と共に実験棟に入り、強度や耐久性などの試験を行っています。また、同研究所では環境技術に関する研究も進めています。

   地元との交流は、祭りを通じて行われており、近くの神明神社の春季例大祭には毎年参加しています。

敷地内にあるシールド(トンネルセグメント)を囲んで。

小田原市南鴨宮にある「技術本部 技術研究所」。
敷地面積7374uに、研究棟(手前)と実験棟(奥)の両棟が立ち並ぶ