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わが社の一押しシリーズ
vol.32 宇宙通信 セミナー中継サービス


通信衛星と光ファイバーを融合させた革新的システム

通信衛星・スーパーバードを用いた通信・放送システムを開発、提供してきた宇宙通信。同社が新たにスタートさせたのが、光ファイバーと通信衛星を組み合わせた中継システム。いったいどのようなことが可能になったのでしょう?

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東京・丸の内の丸ビルホールにて。大勢が詰めかけた田原総一朗さんの講演

簡単な操作で、高画質の映像を全国に配信できる

宇宙通信のセミナー中継システムを用いて、慶応MCCが社会人向けの講演会(『夕学<せきがく>五十講』 http://www.sekigaku.net/)を開催していると聞き、会場となっている東京・丸の内の丸ビルホールに足を運びました。取材にうかがった日は、田原総一朗さんの講演が行われていました。壇上に立つ田原さんの姿を、光ファイバーと通信衛星・スーパーバードを利用して、全国10カ所にある各会場に送信。東京で行われている田原さんの講演を、遠方に住む大勢の人たちが同時中継で受講していたのです。
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慶応MCC広報の担当者・菅原淑恵さん(左)と


このシステムは、カメラで捉えた映像を光ファイバー経由で通信衛星・スーパーバードに送り、衛星受信機で受信するという仕組み(下図参照)。メリットは(1)操作が簡単(2)高画質で鮮明な画像が全国どこでも見られる(3)セキュリティ面の充実(4)どこからでも発信ができることなど。

「送信側は小さな機器で簡単に設営できますし、受信側は、受信機をつなげるだけで映像が見られます。このシステムに使用しているスーパーバードは、BSと同じ軌道位置にあるため、アンテナはBS放送受信にも使えます」と、同システムを企画・推進した営業本部法人営業部の小坂弘史(こさか・ひろし)さん。

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カメラが捉えた講演の模様を、光ファイバーを利用して専用の通信局に送り、そこからスーパーバードへ送信。受信側は受信機を用意するだけでOK。ICカードを差し込んで受信する仕組みなのでセキュリティ面も安心だ


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送信側の機器。エンコーダーやルータなどを使うだけで簡単に送信できる 発信側では、こんなに小規模な機器のみで中継を行う。驚き! 光ファイバーのケーブル。丸ビルでは、丸の内ダイレクトアクセスを利用



コストは、従来の20分の1!? アフターフォローも万全 

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「丸ビルは機器がすべて揃っているので、すぐに中継を行えます」と小坂さん

「インターネットでも映像配信はできますが、どうしても画質が安定しません。しかし、このシステムは衛星を使って伝送するため、高画質の映像を安定した状態で送ることができます。また、ブロードバンド回線のない山間部や諸島部でも受信が可能です。つまり、全国どこでも、同じ映像を見ることができるのです」

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「双方向テレビ会議との連携など、新たな案も考えています」と内田さん

と、小坂さんとともにこのシステムを立ち上げた内田修(うちだ・おさむ)さん。 より多くの人に参加して欲しいイベントやセミナーは、このサービスを利用することで参加人数を飛躍的に増やすことが可能になるわけです。また、簡単で高画質なだけでなく、コストの面でもメリットがあります。

「通信衛星を用いた中継には、衛星回線のほかに中継車が必要でした。しかも、中継車1台の使用料は1日約60万円。一度の利用でかなりのコストがかかります。この光ファイバーを使ったシステムなら、中継車は不要で、衛星への発信コストを月額数万円にすることが可能です」(小坂さん)

また、サポート体制も万全です。故障やオペレーションミスなどのトラブル発生時に備えて、対応マニュアルを作成。システムの構築からアフターフォローまで、トータルパッケージで提供しているそうです。

「実際にご利用いただいているお客さまからは、簡単な操作で中継ができる上、トラブルが少ないといった評価をいただいています」(内田さん)

簡単、便利、安価、高画質。こうした魅力が浸透し、導入する企業・団体が増えています。

(問)宇宙通信営業本部
電話番号 03-5462-1354
http://www.superbird.co.jp



まりんの取材日誌

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丸ビルホールの舞台裏にて
革新的なシステムの登場が、通信業界に新たな流れを生んでいます

宇宙通信は、通信衛星を利用した多種多様なサービスを提供してきた会社。光ファイバーは、いわばライバル的な存在でした。そのライバルの利点を認め、逆に取り入れることで、さまざまな可能性を秘めた新ビジネスが誕生しました。「競争」から「協調」に発想を転換したことにより、未来への扉が開いたのです。その熱意は、セミナー中継を便利にしただけでなく、通信業界の流れまでも変えようとしています。