「東京都の実験でも性能は実証されたんですよ」と教えてくれたのは建築塗料事業部開発グループ技術員の櫻田将至(さくらだ・まさし)さん。
「実験では小学校の屋上にエコクールを塗装し、塗装なしの部分と温度差を比較したところ、室内では約1・5℃の温度差が記録されました」
たった1・5℃と思われるかもしれないけど、エアコンの設定温度を1℃控えめにするだけで、一世帯当たりのCO2排出量は年間17kgも減らせるそうです。日本中の家庭の室温が1.5℃下がるとしたら…、莫大なCO量の削減が期待できることになります。実際、工場や化学プラント、小学校など、さまざまな建築物にエコクールが用い始められている様子。意外なところでは、温度上昇による計器への負担を減らすという目的で、電気の配電盤などにもエコクールが塗装されているのだとか。99年から製品が流通し、施工件数・施工面積とも年々増え続けているそうです。環境に対する意識が高い企業・団体ほどエコクールを利用するようになっているのかもしれませんね。
取材の最後に櫻田さんは、
「今後も、より自然にやさしい塗料の開発に取り組んでいきたいと思います。塗料という製品は、普段みなさんの意識に上らないところで使用されています。ある意味“目に見えない製品”と言えるかもしれません。だからこそ、より安全に、快適に使っていただけるよう、努力していきたいと思います」
と締めくくってくれました。明日の地球に優しい、塗料の開発。期待していますね! |
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屋外でよく見かける配電盤に「エコクール」を塗装した結果を測定。サーモグラフィーによる結果は一目瞭然! 塗っているところと塗っていないところではごらんの通りの温度差が生じていました。表面の温度が下がることで、ヒートアイランド現象の抑制効果が期待され、内部温度が下がることで、結果的に冷房の使用が控えられ、CO2の排出量も減らされるということに。まさに地球に優しい「エコクール」! |
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本データは東京都・武蔵工業大学との共同実験によるもの |
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