ホームギャラリーを訪れたのは、梅雨時の7月中旬。玄関に入って、びっくり。湿気がない。しかも、涼しい。周囲に冷暖房機など、どこにも見当たらないのに。三菱地所ホーム・執行役員の子安誠(こやす・まこと)さんが出迎えてくれました。
「秘密は、アレです」
指さす方向には、小さな吹き出しが。壁や天井に取り付けられ、そこから冷風が送られていたのだ。でも、クーラーは?
「洗面所脇の小さな物置に、ひとつあるだけ。これひとつで、ダクトを通じ全館を快適な温度に保っています。もちろん、冬場は暖房になり、廊下や洗面所が寒いという悩みも解消できます」
さらに驚いたことに、この吹き出しを通じて、換気もできるという。
「住居の気密性・断熱性を保った上で、空気の出し入れができます。もう、ホコリやダニの心配無用」
開発には、苦労があったはず。チーフアーキテクトの坊田圭祐(ぼうた・けいすけ)さんは、
「設計上はダクトの位置や長さ、吹き出しの位置など決めていましたが、いざ住んでみると部屋の空気の流れや冷暖房の効き具合が微妙に違うのです。実験と経験、常に試行錯誤の繰り返しでした」と話す。
主任研究員の村上剛志(むらかみ・つよし)さんも、苦労したひとり。住居のあちこちに温度計を設置して室温を測定。
「吹出口の位置付けで、快適性が変わってしまう。また吹出口やコントローラーのデザインに至るまで、お客さまの要望に応え、それをメーカー側(三菱電機)に伝え、打ち合わせてきました」
三菱電機との打ち合わせは、120回に及んだというから、スゴイ。
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エアロテックが装備された快適な居住空間
左・壁と天井にある吹出口で、大きく居心地のいいリビング。エアコンの出っ張りがなく、インテリアもすっきり
右上・小屋裏空間も居室同様エアロテックで快適
右中・寝室にも壁掛けエアコンがないので静か
左下・オープンキッチンのにおいの問題もエアロテックで解決 |
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執行役員
子安 誠さん
「高温多湿、かつ住宅の密集した日本の都市部にエアロテックは最適」 |
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丸の内事業部
チーフアーキテクト
坊田圭祐さん
「ダクトワークをどうするかがカギ」 |
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エアロテック研究所
主任研究員
村上剛志さん
「メーカー側と一体となって、取り組めた」 |
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