今月の一社

今月の一社

アイプラネット

たまたま目にしたCMやポスターでクスッと笑ったり感動したり、その後もずっと忘れられなかったりすることがあります。広告という媒体は私たちのまわりに溢れていますが、そのひとつひとつの裏側には発信者の「伝えたい」思いがあり、そのためにさまざまなアイデアが注ぎ込まれています。今回は三菱電機グループでそうした広告ビジネスに携わっている会社『アイプラネット』をご紹介します。

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アイプラネットは、三菱電機の製品サービス等の広告宣伝業務を担う会社として1973年に設立されました。設立時の社名は「アド・メルコ」でしたが、2001年から「アイプラネット」と社名を変更し現在は親会社の三菱電機のみならず、さまざまな企業の広告コミュニケーションを幅広く支援しています。

ウェブの進化とともに広告メディアも大きく変わり、生活者の広告との関わり方も多面的になりました。CMだけ、雑誌や新聞だけといった限定的な広告展開では望んだ効果を得ることは難しく、CMとウェブの組み合わせ、SNSとリアルイベントの組み合わせといった、「クロスメディア」での展開を戦略的に実施する必要があります。アイプラネットでは戦略立案から、独創的なアイデアによるクリエイティブ、そしてプロモーションやキャンペーンなどを通じてクライアントの「伝えたいこと」を効果的にターゲットに届けるサポートをしています。

アイプラネットは2023年に創業50周年を迎え、周年プロジェクトを社内に立ち上げ様々な施策を企画、実行しました。このプロジェクトの目的は自社の企業力を内側から強くしていくことを目指したもので、社員への謝恩記念アイテムや周年ロゴ、冊子の作成からオフィスの快適化、社内の結束力を高めるプロモーション、さらには様々な部署で働く人々が携わってきた仕事について知ることができるインナー向けラジオ番組の自主制作といった7つのワーキンググループを設置して1年間活動するというものでした。これらはすべて若手社員が中心となって実施されました。若手社員が自分の働く会社の課題を抽出し、社内に向けてプロモーションをすることで、社員のエンゲージメントを向上させる、という広告会社らしい記念企画です。今後は、これらのノウハウを顧客企業が抱えるインナーの課題解決にも活用していきたいとしています。

若手が中心になって制作した周年記念冊子の制作風景。社内に印刷工場を持つ強みが活かされた企画。
自分たちで納得できる記念品を自分たちの責任で考える、を合言葉に、全社員に届ける記念品として制作されたオリジナルスパイスカレーセット
自分たちで納得できる記念品を自分たちの責任で考える、を合言葉に、全社員に届ける記念品として制作されたオリジナルスパイスカレーセット


本社:東京都港区南青山1-1-1(新青山ビル西館)
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※記事中の記述はすべて2024年3月現在のものです。