ライフスタイル企画

2023.10.12

料理企画 定番食材をひとひねり!

鍋だけじゃない!
おいしさ主役級の春菊レシピ

10月の食材:春菊

最近ではハウス栽培され1年中手に入りやすくなったものの10~3月までが旬とされ、栄養価もより高く鮮度の高いものが手に入る春菊。高い抗酸化力があるβカロテンが豊富でアンチエイジング効果をサポートできるうえ、カルシウム、マグネシウムなど健やかな体作りに欠かせない栄養素もたっぷり含んでいます。鍋ものの定番というイメージが強いですが、実は「生食」も昨今ブームに。特有の香りやほろ苦さが魅力の春菊ですが、加熱せず生のまま食べたほうが苦みが少なく感じ、フレッシュなうま味が楽しめます。旬の時期の春菊は葉がやわらかくとてもおいしいので、生食のサラダにもぜひトライしてみてくださいね。今回はリピート確実のサラダ、常備菜、アレンジおつまみ、3つのレシピをご紹介。
生食でも火入れするにしてもやはり鮮度が高いものを選びたいもの。葉が青々として葉先までしゃっきりしており、茎は切り口が変色しておらず新鮮なものを選んで。

<Recipe1>
加熱するよりもクセを感じさせない!? リピート必至の一品

生春菊と柿のサラダ

このレシピのPoint!

☑ 春菊を生のまま。火を通すのとはひと味違うフレッシュなうま味を食す。
☑ ややクセのある春菊の風味に、柿の甘さが加わることでより箸が止まらなくなるおいしさに。
☑ 春菊のやや硬い茎は細かく刻んで加え、しゃきしゃき食感もよきアクセントに。


【材料】2人分
春菊…1/2わ
柿…1個
オリーブオイル(米油、太白ごま油、MCTオイルなどでも代用可)…大さじ1/2
白すりごま…大さじ1/2
酢…大さじ1/2
しょうゆ…小さじ1/4
塩・黒こしょう…少々

つくり方

① 春菊は中間から葉部分を3~4㎝の長さに切る。やや硬い下部の茎は細かく刻む。


② 柿はへたをとり皮をむき、食べやすい大きさに切る(種がある場合は種は取り除く)。


③ ボウルに①②を入れオリーブオイルを全体にからめたあと、白すりごま、酢、しょうゆ、塩・黒こしょうを加えてざっくり混ぜて味を調える。


<Recipe2>
地味だけど滋味あふれる、飽きの来ない常備菜

春菊と舞茸のナムル風

このレシピのPoint!

☑ 食材と調味料を耐熱容器に入れてレンチンするだけ。一品欲しいときでも時短調理可能な副菜。
☑ 味付けは鶏がらスープのもとを隠し味に、深みをプラス。
☑ 舞茸は好きなきのこでアレンジしてもOK。


【材料】2~4人分
春菊…1わ
舞茸…1パック
ごま油…大さじ1
鶏がらスープのもと…小さじ1/2
酒…大さじ1
しょうゆ…小さじ1/2
黒こしょう…少々

つくり方

① 春菊は3~4cmの長さに切る。舞茸は食べやすい大きさにほぐす。


② 耐熱容器に①とごま油、酒と合わせて溶かしておいた鶏がらスープのもと、しょうゆを回しかけ、ふわっとラップをして、レンチンする(600wで2分半程度)。


③ レンチン後に全体をざっくりと混ぜ、黒こしょうを好きなだけ挽き、味を調える。


<Recipe3>
フライパンで焼くだけ、ミニチヂミ風のアレンジ大根餅

おつまみ春菊じゃこ大根餅

このレシピのPoint!

☑ 蒸さずに、フライパンで焼くだけ。ミニチヂミ風のお手軽大根餅。
☑ 春菊を加えてアップ。3~4口サイズでおつまみ感覚でいただける一品に。
☑ もちっとした生地に、春菊+じゃこのざくざく具材のコントラストが楽しい!


【材料】2人分
大根…400g(10㎝程度)
春菊…1/2わ
じゃこ…20g
おろししょうが…小さじ1/2
片栗粉…大さじ2~
塩…小さじ1/4
ごま油…大さじ1/2

<つけだれ>
しょうゆ…大さじ1/2
黒酢…大さじ1/2
辣油…適宜

つくり方

① 大根はすりおろし、水分を切る。春菊は長さ1cmくらいに細かく切る。

② ボウルに①とじゃこ、おろししょうが、塩を入れ具材がばらけるように混ぜる。


③ その後大さじ2の片栗粉を加えて均一に混ぜる。水分が多くて具材がまとまりにくい場合は、さらにつなぎとなる片栗粉を少々加え、まとまりやすくする。


④ フライパンにごま油を中火で熱し、③の生地を焼いていく。ピンポン玉大に一旦丸めた生地を平らにし、フライパンに手早く並べていく。焼き目が少しついたらひっくり返して焼き、両面がほんのり色づいたら焼き上がり。つけだれににつけていただく。


※大さじは15ml、小さじは5mlです。「少々」は親指と人さし指でつまんだ約小さじ1/8、ひとつまみは約小さじ1/5の量です。

※火加減や加熱時間は環境によって異なるので、様子を見ながら調整してください。

※野菜を洗う、皮をむくなどの下準備は一部省略しています。

撮影・レシピ制作・ライター/門司 紀子