三菱広報委員会より

2023.07.20

コロナ禍でも生き生きと描いた暮らし
「アジアの子どもたちの絵日記展 in 札幌」開催

パンデミックのなか、アジアの子どもたちは何を感じ、何を見ていたのだろうか。夏休み期間の2023年7月28日(金)〜8月6日(日)、三菱広報委員会では三菱ゆかりの施設「旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮」にて、「アジアの子どもたちの絵日記展 in 札幌」を開催する。

本展覧会では、日本を含むアジア22の国・地域に住む6歳から12歳までの子どもたちを対象に募集した5枚1組の絵日記のうち、国際選考会でグランプリに選ばれた110点、北海道の優秀作品も展示。「伝えたいな、私の生活」をテーマにしている。

「三菱アジア子ども絵日記フェスタ」は、三菱広報委員会、アジア太平洋ユネスコ協会クラブ連盟、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟が、次世代を担うアジアの子どもたちが互いの文化を理解、尊重し、ともによりよい未来を築くことを願って、1990年に第1期がスタートした事業で、現在は絵日記募集および絵日記展開催だけでなく、国際交流に重点を置いた活動などを行っている。

第15期は2021年6月から2022年1月にかけて絵日記を募集し、27,223もの作品の応募があった。選考委員長である佐藤東京藝術大学名誉教授は次のように述べる。

「回を重ねるにつれて『グローバルな地球社会』が進展し、その影響が子どもの絵にも色濃く出ています。例えば、コロナ禍で家庭での生活、学校での生活がどのように変わったのか。そのようなコロナ禍に対処することが、子どもの目を通して絵となり、表現されていたように思います。アジアのどこの地域であろうと、子どもたちの、身の回りの世の中に対する『祈りの感情』が横たわり、家族の中で起きたさまざまなできごとを印象深く、そして楽しげに、絵にしています」


【第15期(2021~2022)グランプリ受賞者と作品例】

モハマッド エルフィー ダーウィッシュ ビン アリー ラヒマン
9歳
ブルネイ・ダルサラーム国

サンガイ チョエゾム シェルパ
12歳
ブータン王国

皆さんに自分の体験を思い出したり共感したりしてもらいたい

第15期の応募者からは次のような感想が寄せられている。

「絵が好きなので応募しました。新型コロナウイルスのため室内での生活について描きました」(チャイニーズ・タイペイ)
「外出制限があるなかで絵日記のアイデアを探すのは大変でした。学校にも行けず、毎日オンラインで授業を受ける退屈な毎日のなかでアイデアを探さなければなりませんでした。でも、苦労があったから、この賞がいただけたのかもしれません」(マレーシア)
「お気に入りは、自分の庭を描いた絵です。パンデミックの間はほとんど庭で時間をすごし、とても癒やされました。皆さんが自分の体験を思い出したり、共感したりしてもらえたら、うれしいです」(シンガポール)
「参加することでアートの魅力や絵を描くことの魅力について再認識しました。色を通じて自分の気持ちを表せました」(中国)
「各国の文化について知ることができるので貴重なイベントだと思います。多くのアジアの子どもたちに参加してほしい」(パキスタン)

子どもたちの目を通して描かれたそれぞれの国・地域の文化、自然、暮らし。そして、コロナ禍でも変わらず育まれている家族との絆、子どもたちの豊かな感性。色とりどりの作品にホッとさせられるとともに、子どもたちがこうして楽しく絵日記を描ける世界をこれからも守っていかなければと思わせられる。


「アジアの子どもたちの絵日記展 in 札幌」の概要

名称:「アジアの子どもたちの絵日記展 in 札幌」
主催:三菱広報委員会(会長:垣内 威彦)
後援:札幌市
会場:札幌市旧永山武四郎邸及び札幌市旧三菱鉱業寮 2階「和室B」(札幌市中央区北2条東6丁目)
※駐車場のご用意はございません。
期間:2023年7月28日(金)~2023年8月6日(日)10:00~18:00(受付係員在席時間)


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