三菱広報委員会より

2024.04.11

三菱の思いを子どもたちに伝える、
安芸市で「三菱探究プロジェクト」開催

2024年1月22日、高知県安芸市民会館大ホールで、安芸市教育委員会および安芸市主催、三菱広報委員会共催による講演イベント「三菱探究プロジェクト」が開催され、今年4月から新安芸中学校に統合する安芸中学校と清水ケ丘中学校の1・2年生が参加した。

このプロジェクトは、三菱創業者・岩崎彌太郎の生誕地である安芸市の子どもたちが、彌太郎の功績や志を学ぶとともに、三菱グループの高い技術力や多彩な製品、そこで働く人々の熱意に触れることで、将来の夢や目標が思い描けるよう応援する取り組み。2023年に続き2回目の開催となった。冒頭のあいさつで安芸市の横山 幾夫市長は「こうした取り組みは彌太郎さんからの未来への贈り物。この繋がりを大切にしていかなければなりません」と語った。

安芸中学校と清水ケ丘中学校の1・2年生の前で挨拶する安芸市の横山市長

また、三菱広報委員会は「安芸市と三菱」と題して2024年1月に開庁したばかりの安芸市役所新庁舎にある「三菱にまつわるもの」を紹介。三菱電機のエレベーター、三菱電機製のエアコン、三菱自動車の公用車、そのほかキリンの『午後の紅茶』や『生茶』、明治安田の生命保険など、「三菱」と入っていなくても三菱グループの商品であると紹介した。

キリンビバレッジ「食を通じて社会に貢献したい」と熱意を語る

キリンビバレッジ株式会社中四国支社 支社長の石川 裕之さんによる講演では、「サステナブルな未来へ! キリンビバレッジの取り組み」と題し、人々の健康に貢献するプラズマ乳酸菌配合の商品『iMUSE(イミューズ)』の展開や、『午後の紅茶』で使用している紅茶葉の生産地、スリランカでの労働環境や環境保全に対する取り組み、プラスチック使用量削減に向けた取り組みを紹介した。

石川さんは自身の営業活動の中で一番うれしかったこととして、1999年に販売を開始した缶コーヒー『FIRE(ファイア)』を挙げ、「全社員が商品開発から調達、物流、一丸となり、非常に大きな成果を出した思い出深い商品。こういった商品を次々に発売し、皆さまのお手元に届けたい」と、仕事への思いを熱く語った。

質疑応答では生徒が「いつからこの仕事に就こうと思いましたか」と質問。石川さんは「学生時代に飲食店でアルバイトをしており身近に食品がありました。食事をしているお客様の笑顔を見て、食を通じて社会に貢献したいと思った」ときっかけをふり返った。

明治安田「人々の役に立つ保険」をクイズで楽しく解説

次に、「明治安田の歩み〜生命保険の成り立ち〜」と題し、明治安田生命保険相互会社 理事広報部長の山田 克己さんが講演。生命保険について「あらかじめ少しずつお金を出し合って、けがや事故に遭い、予期せぬ出費が必要になり金銭的に困った人を助けるしくみ」と説明。

「明治安田が入院や亡くなったときのお金、老後のお金を1日あたりどれぐらいお客様にお支払いしているか」というクイズも出題。「A、4700万円」「B、4億7000万」「C、47億円」の三択のうち、会場内では「B」が多数派だったが、正解は「C」。生徒たちからは驚きの声が上がった。山田さんは「それだけ病気などで困っている人にお支払いをして役に立っている会社だとご理解いただけるとうれしい」と解説した。

後半は「金融・保険教育〜リスクと保険〜」と題し、明治安田生命保険相互会社 高知支社 教育・育成課長 の横山 由記子さんが講演。横山さんもクイズをまじえながら、「保険は暮らしの中で発生するさまざまなリスクに備えるためのしくみ」と語り、貯蓄と保険の違いを分かりやすく紹介。最後に、中学校の先生たちが、皮膚のカロテノイド量から推定野菜摂取量を測定する機器『ベジチェック』で野菜摂取量対決を行い、生徒も先生も大いに盛り上がった。

講演後、生徒たちは「三菱の関係の会社が意外と多くて驚いた」「面白かった」「保険のしくみをよく知らなかったので、クイズが勉強になった」といった感想を口にしていた。ふだんあまり聞くことのない働く人々の仕事に対する思いや仕事の内容に大いに発見があったようだった。

安芸市新庁舎が完成!

2024年1月開庁。安芸市ヒノキ材をカウンターやフローリングに活用し、木のぬくもりが感じられる開放的で明るい空間。市民の利用頻度が高い窓口を1階に集約し利便性を高めたほか、優れた耐震性を備え防災拠点としても機能する。

東京では「三菱源流の地 高知県安芸市フェア in丸の内」開催

1月10日には、東京の明治安田ヴィレッジ丸の内「明治安田ギャラリー」で「三菱源流の地 高知県安芸市フェア in丸の内」が開催された。このイベントは、物産販売と観光PRを通して安芸市の魅力を発信することを目的にしたイベント。「地域社会との絆」を企業ビジョンに掲げる明治安田と安芸市は2022年に包括連携協定を締結している。明治安田、安芸市および安芸市観光協会、そして三菱広報委員会も協力して初開催に至った。

セレモニーでは、明治安田の永島 英器社長と安芸市の横山市長があいさつ。安芸市は阪神タイガースのキャンプ地としても知られ、50年以上のタイガースファンである永島社長は「38年ぶりの優勝の直後に、この場所でこの催しができることを心からうれしく思っております。これからも永い絆、ご縁をよろしくお願いいたします」と喜びいっぱい。

阪神タイガースの法被をはおって、高知県安芸市の名産をPRする安芸市横山市長(左)と明治安田の永島社長(右)

横山市長も「安芸市は、豊かな自然環境に恵まれておりまして、山・川・海・肥よくな農地、食べ物に不自由しない土地柄。また、病院、量販店など市民が生活するのに必要なものはひととおり揃っております。そして、子育て環境、教育施設の充実や、高齢の方が生活するためのサービスも揃っており、居心地のいいところ。まだ安芸市を訪れたことがない方はぜひ一度お越しいただきたいと思います」と安芸市への愛情たっぷりにアピールした。

フェアでは、高知を代表するフルーツ『土佐文旦』をはじめ直送された新鮮な農産物や、地元産ユズを使った製品などを買い求める来場者でレジには長蛇の列ができていた。特に、高知の名産でもある「米ナス」はツヤツヤでどっしりと大きく、「おいしそう」と飛ぶように売れていた。また、安芸市とタイガースによるコラボ製品も多数並び、スタッフも黄色と黒のタイガースカラーの法被を着て盛り上げ、横山市長も来場者に観光パンフレットを手渡し、会場いっぱいに安芸市の魅力があふれていた。

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