ナショナルスタッフより

2023.06.15

三菱商事

Mitsubishi Monitor「Global Spotlight」

オーストラリア

三菱グループ企業の連携で日豪関係に貢献

2016年にシンガポールから移住し、2017年4月にオーストラリア三菱商事(MAL)に入社しました。以来、豪州インテリジェンスやサステナビリティ業務を担当する中で、日豪関係に強い関心を持つようになり、MALでの仕事を通して、日豪の距離を縮める役割を多少なりとも担えることに遣り甲斐を感じながら、日々業務に取り組んでいます。

特に日豪関係強化の要素が強く、思い入れを持って取り組んでいるプロジェクトに「新コロンボ計画三菱グループインターンシッププログラム」があります。「新コロンボ計画(New Colombo Plan: NCP)」とは、オーストラリア連邦政府による奨学金・助成金スキームで、アジア太平洋地域での留学・インターンシップ参加支援を通して、将来を担うオーストラリア人大学生にアジアへの造詣を深めてもらうことを目的としています。「新コロンボ計画三菱グループインターンシッププログラム」は、このNCPを支援すべく、オーストラリアで事業を展開する複数の三菱グループ企業と共に立ち上げたプログラムです。

2023年2月、日本に留学中の12人の NCP奨学生を受入れ、三菱グループ6社(キリンホールディングス株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、三菱自動車工業株式会社、三菱重工業株式会社、三菱電機株式会社、及び三菱商事株式会社)が共同で、10日間のインターンシッププログラムを提供。各社のオフィスや工場訪問を通して、日本の企業文化、日豪ビジネス、三菱グループや各社の歴史や理念等について、学生たちに学んでもらいました。

キリンビール神戸工場を訪問

三菱重工業 神戸造船所を訪問し、原子力発電プラントの制御室を模した施設などを見学。さらに同社の高砂製作所も訪問

三菱自動車 岡崎製作所では、クルマの製造工程を見学

本インターンシッププログラムは、オーストラリア人大学生に日本の企業文化やビジネスコンセプトを理解してもらうだけでなく、学生と三菱グループ企業のネットワーク構築も目的のひとつとしています。この人と人の繋がりを通して、学生たちに三菱グループファンになってもらい、未来のオーストラリアにおける日豪関係をリードしてもらいたいと思っています。

三菱電機 静岡製作所での集合写真

また、新コロンボ計画(NCP)は、オーストラリアで事業を手掛ける三菱グループ企業のコラボレーション機会の場としても役に立っています。私自身、本プログラムを通して、三菱商事以外の三菱グループ企業の方々とご一緒したり、各社の事業や主要取組みについて学ばせてもらう等、非常に貴重な経験となっています。今後も、オーストラリアと日本、そして世界中の三菱グループ企業の方々とのさらなるコラボレーション機会を楽しみにしています。

仕事以外の関心事

仕事以外ではスポーツ観戦が趣味で、夫と9歳の娘と一緒に、秋と冬にはオーストラリアンフットボール(「オージールール」、「フッティ」とも呼ばれています)、夏にはクリケット観戦を楽しんでいます。オーストラリアに来るまでは、オージールールもクリケットも全く理解できませんでしたが、スポーツ好きの家庭に生まれ育ったこともあり、オーストラリアでもスポーツ観戦を楽しみたいと考えていました。今では、オージールールもクリケットも大好きです。どちらも日本では馴染みの薄いスポーツで、なかなか説明が難しいところではありますが、メルボルンにお越しの際には、ぜひ一緒に観戦しましょう!

シドニー・シクサーズ対パース・スコーチャーズ(どちらも我が家のお気に入りのクリケットチーム)の試合を、2021年1月にキャンベラのマナカオーバルにて観戦

武田 久美

オセアニア戦略部アシスタント・マネジャー

オーストラリア三菱商事会社(三菱商事株式会社の海外拠点)

https://www.mitsubishicorp.com/au/en/