若手社員登場

2023.09.14

三菱自動車工業

チャレンジ精神旺盛な若手社員が考えていることを紹介します。

仕事におけるあなたの喜びはなんですか?

2019年入社の同期である、製品設計部の若尾 侑香さんと、新規事業開発・VC推進本部 デジタル化推進部の堤見 尊さんに話を聞きました。

三菱自動車工業

1970年設立。四輪駆動車に乗用車の快適性を融合させた「パジェロ」をはじめ、「デリカ」や「RVR」などの新しいジャンルの商品を生み出す。2009年には世界初の量産電気自動車「アイ・ミーブ」を発売。このEV技術に4WD技術を高次元で融合させた「アウトランダーPHEV」など、「環境× 安全・安心・快適」に裏付けられた信頼感と心豊かなモビリティライフをお届けしている。

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若尾 侑香  YUKA WAKAO

2019年入社。製品開発本部 製品設計部 内装製品設計
「苦労して設計した部品が実際の車に組み付けられた瞬間を見ると感動し、次はもっといい部品を作ろうとモチベーションアップにつながります」

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堤見 尊  TAKERU TSUTSUMI

2019年入社。新規事業開発・VC推進本部 デジタル化推進部 国内プリセールス/基盤分析グループ
「販売会社様、開発ベンダー、社内幅広い関連部門の声を傾聴し、『お客様の顧客体験を、デジタルを通じてより豊かにする』という共通のゴールに向けて挑戦しています」

3Dデータが実物に。触れたときは感無量

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「入社2年目から携わっていた初めてのクルマ。長い間、ずっとコンピューター上で設計していました。画面の中の3Dデータが実物となり、初めて触れたときは感無量でした。この仕事に携われてよかったと思っています」と喜びをあらわにするのは、海外の新型車開発の内装製品設計を担当する若尾 侑香さん。


8月に開催されたインドネシア国際オートショーで発表された新型エクスフォースのトランクルームを手掛けた。ASEAN地域を主力に販売する商品だ。「荷室を広くしたい」「その上で後席の居住性も確保したい」といったさまざまな要望をチーム一丸となって検討、調整し、形にしていった。


大学では物理を学んだ。父親が趣味でスピーカーなどを手作りしており、幼い頃から手伝ううちに「自分もお客様に長く使っていただけるモノをゼロから作ってみたい」と思うように。自動車はユーザーにとってまさしく長く触れ合うもの。希望と合致していたという。ふだんは開発チームが集約されている愛知県岡崎市に勤務している。


強みは明るい笑顔。「いい自動車を作りたい」という思いが強いがゆえに、時には担当者たちの議論がヒートアップすることもある。そんななかで若尾さんが笑顔を絶やさず明るく話すことで、雰囲気が和らぐ。「円滑に仕事を進める上では大切なことだと思う」とほほえむ。

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「一つ開発が終わって、ようやく仕事の仕方や開発にどのくらいの期間がかかるかを把握できたという段階。実際に乗車された方に感想を伺うのはまだこれから。今後、お客様の声を伺いながら、新しい製品の開発に反映していきたい。今携わっているプロジェクトも経験を生かして順調に開発を進めていますので、いずれ皆さんにお披露目できる日が楽しみです。ゆくゆくは『一人前にできる』と言われるところまで自分を高めていき、自分の作った部品が付いたクルマを日本で販売して、自分で運転したいです」

今、会社で一番楽しいことをやらせてもらえていると思う

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「仕事、面白いです。今、会社で一番楽しいことをやらせてもらえているんじゃないかくらいに思っています」と語るのは、顧客向けスマートフォンアプリの新規構築プロジェクトを進行中の堤見 尊さん。


ドライブ体験をより楽しくするエンタメ機能や、販売店との関係性強化を目的として様々の機能を盛り込んだアプリを開発し、顧客体験を向上させ、エンゲージメントを高めることをめざす。 2024年度にローンチ予定だ。


5歳から15歳までの10年間をアメリカで暮らした。入社後は、インドネシアにある工場と販売会社の日本側窓口となる、アセアンA・オセアニア本部 インドネシア事業部を経て、2022年から本プロジェクトに携わる。


「異動時、デジタルの知見はありませんでしたが『チャレンジしてみたい』と思いました。会社としても初の取り組みですから、正解が分からない。業務において、開発ベンダーさんから『これは難しい』と言われたことはプロの意見として聞き入れつつ、すぐに諦めるのではなく実現できる方法はないか、可能性を探っていく。ゼロから考えることが本当に面白いです」


自身の弱みは「IT分野の知見が不足していること」と分析するが、だからこそ日々自己研鑽を積む積極的な姿勢という強みに変えている。2022年は三菱商事が提供するプログラミング研修に参加。6カ月間、毎週2日、終業後に2時間半ほど授業を受けて、いくつもの課題をこなし、自分でプログラムを組めるようになった。

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「三菱自動車に乗っているからこそ得られるワクワク感を、デジタルを通じて提供していきたい。そして、この事業を海外のお客様にも展開していきたいですし、新たなデジタル事業も生み出していきたい」

キャンプでリラックス、ゴルフでコミュニケーション

仕事に対する喜びと希望にあふれる2人に、今ハマっていることを聞いた。若尾さんは「キャンプ」。

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「アクティブな同期からお誘いがあって行ってみたらハマりました。以来、自分でランプや椅子、寝袋、テントなどを揃えるように。年に何度も行けるわけではないのですが、友だちと一緒に自然豊かな場所できれいな空気を吸って、焚き火をして炎を眺めながらおいしいものを食べておしゃべりする時間が好き。仕事で疲れた頭がリラックスでき、気分転換になります」


堤見さんは「ゴルフ」。

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「社会人3年目から始めました。同期が始めたのと、前部署の上長が好きだったので興味を持ったことがきっかけです。週末に先輩たちが誘ってくれますし、お客様とも一緒にゴルフに行く機会をいただき、いいコミュニケーションツールになっています。週1〜2回、仕事終わりに打ちっぱなしに行って120球程度打っています。クラブはアメリカに住む父親が2セット、わざわざ持ってきてくれました」


最後に、2人にとって三菱自動車工業はどんな会社ですか?


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「一人一人、担当部品が多く、幅広いことにチャレンジできます。いろいろな人と関わって、いろいろな考え方を学んで、いろいろなものを作ることができる会社だと思います」(若尾さん)


「先輩、上司、みんな経験や知見が豊富。異動したばかりのときもいろいろと教えてくれました。それでいてお互いのことを尊重し、新しい分野に挑戦できる会社だと思います」(堤見さん)