Challenges for the Future

【開催レポート】理工系女性応援プロジェクト 理系女子高校生の可能性をひらく!!オンラインセミナー「理系ブロッサム(RIKEI BLOSSOM)」三菱みらい育成財団 イベントレポート

全国79校からエントリーされた高校生の参加者は124名。
ここに、理系出身の三菱グループ企業の女性社員25名、理系を専攻する現役の大学生・大学院生25名が加わり、「理系女子高校生の可能性をひらく!!」のキャッチコピーのもと、「理系ブロッサム(RIKEI BLOSSOM)」と題したオンラインセミナーが開催されました。
理系の道を志す女子高校生たちに社会で活躍する未来像を思い描いてもらおうと、三菱みらい育成財団が三菱グループ企業や新聞社、教育事業者とともに企画したこのセミナーイベント。実社会で活躍している理系の女性社員・大学生・大学院生たちとの交流を通して、女子高校生たちはどのような気づきや将来に向けた活力を得られたのでしょうか。
今回は、そのイベントの様子をレポートします。

概要

開催日:2022年8月27日(土)

【第一部】 13:00~13:55

  • 主催者挨拶(三菱みらい育成財団理事長 平野信行氏)
  • 東京大学大学院情報学環/生産技術研究所 大島先生によるお話
    テーマ「夢を紡ぎ、未来を織りなす理系の世界へようこそ!」
  • 女子高校生と大島先生との質疑応答

【第二部】 14:00~15:55

  • 三菱グループ11社の女性社員25人によるワークセッション

女性社員を交えたグループ討議を高校生メンバー入れ替えで2回開催(各45分)。
(理系の女性大学生・大学院生(25名)がファシリテーターとして参加。)

【第三部】 15:55~16:55

  • ワークセッションのグループシェアおよびグループチェックアウト

90分にわたって行われたワークセッションで感じたこと、学んだこと、気づいたことを共有する振り返り。

三菱みらい育成財団の平野信行理事長による「自ら課題を発見し、人に伝え、行動することが大切。狭い視野にとらわれず、さまざまな領域を学んでください」との主催者挨拶により、理系ブロッサムがスタートしました。

大島先生によるお話

セミナーの本編は、東京大学大学院情報学環/生産技術研究所でバイオ・マクロ流体工学を専門に研究されている大島まり先生のお話から。女子学生の理系進路選択を促進する取り組みにも力を入れている大島先生が「夢を紡ぎ、未来を織りなす理系の世界へようこそ!」というテーマで、社会における科学技術の必要性と意義、これからの科学技術に対する展望などを述べられました。そして最後に、女子高校生たちへこのように語りかけてくださいました。

「30年後の2050年をより良い社会にするためには、今から考える必要があります。なぜなら、社会はすぐに変わらないからです。どんな社会になってほしいか。そのために何ができるか。何をやってみたいか。30年後、社会の中心にいるみなさんに、ぜひ考えていただきたいと思います」。

ワークセッションの様子

女子高校生が25室のブレイクアウトルームに分かれ、個々のルームに三菱グループの女性社員が講師として、また、大学生・大学院生がファシリテーターとして一人ずつ参加して行われたワークセッション。それぞれの講師が「大学の学部を選ぶまでの流れ」「就活を経て感じたこと・気づいたこと」「現在の仕事とその醍醐味」などについてプレゼンテーションし、女子高校生がさまざまな質問をぶつけました。

少人数でのセッションということもあり、まるで女子会のような和やかな雰囲気に。「苦手な教科の克服法は?」「高校生のころにやっておけばよかったことは?」「職場での社員の男女比は?」「結婚後のキャリアは?」といった素朴な質問も飛び交いました。

ワークセッションは女子高校生のメンバーを入れ替えながら2回(各45分)に分けて実施。女子高校生たちから「社会人の方にいろいろ質問させていただく貴重な体験になりました」という感謝の声があがる一方で、講師役の女性社員からは「最初は質問してもらえるか不安だったけれど、心を開いていろいろ聞いてくれたことが本当にうれしかった」という喜びの声も。女性社員の講師たちも女子高校生たちの本気度に感銘を受けていました。

イベントを振り返って

延べ90分にわたって行われたワークセッション。講師陣が驚くほど、積極的かつ前向きに参加してくれた女子高校生たちからは、感謝と喜び、そして将来への希望に満ちた言葉が淀みなくあふれていました。さらに、三菱グループの女性社員や大学生・大学院生にとっても、あらためて自分自身の足元とその先を見つめ直す貴重な機会に。全員が等しく学びと気づきを得られるイベントとなった様子です。

最後に、理系ブロッサムに参加した女子高校生のコメントをいくつかご紹介し、レポートを締めくくります。

◎「女性だから仕事がしにくいということはないというお話を聞いて、自信を持って理系の道へ進みたいと思いました」

◎「大学の学部や学科は自分の好きなことや興味のあることをベースに選んでいいと言っていただき、進学が楽しみになりました」

◎「積極的に手を上げて発言するのが苦手なタイプでしたが、理系ブロッサムで積極性の大切さを教えてもらいました」

◎「将来への視野が広がったことで、進路だけでなく人生において大切なことを学べたような気がします」

◎「社会人や大学生の先輩だけでなく、同じ高校生の話を聞けたことは貴重な経験になりましたし刺激にもなりました」

◎「自分に合う仕事を見つけて、いつかは今の自分と同じような不安を抱えている高校生を応援できるようになりたいと思います」