今月の一社

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vol.36 永和化成工業

プラスチックやゴム製品は、軽い、柔軟、低コスト、などの利点から様々な製品に使用されています。プラスチックやゴムを成形する際に、もっと軽くする、熱や音を通さない、振動を抑える、弾力性があるといった機能を持たせるために使用されるのが「化学発泡剤」です。今回はこの化学発泡剤を専業とするユニークなメーカー、三菱ガス化学グループの『永和化成工業』をご紹介します。

永和化成工業 イメージ1

「発泡剤」と聞いてすぐに思い浮かぶのは「発泡スチロール」ではないかと思いますが、発泡スチロールというのはプラスチック樹脂「ポリスチレン」を発泡した発泡体の一種。これに対し発泡剤は、さまざまなプラスチックやゴムなどの高分子素材に他の配合剤と一緒に加え、成形熱によって発泡させることで新しい機能を与える薬剤のことを指します。

プラスチックやゴムに発泡剤を加えて成形すると、多様な変化が起こります。その一つが軽量化。木材だと思って持ってみたら軽かった、という経験をどなたもお持ちのことと思います。あの軽くて丈夫な合成木材も、プラスチックに発泡剤を加えて作られたものなんですね。この他にも発泡剤は、浮く、弾む、電気に強いといったさまざまな機能をプラスチックやゴムに持たせることができます。

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永和化成工業は1955年の創業以来、そんな発泡剤の製造販売を専業として取り組み続けている会社です。発泡剤そのものは発泡と同時に消えてしまう存在ですが、車の内外装やタイヤ、ライフジャケットやスポーツ用具、靴底やビーチサンダル、スノコに食器容器、リハビリテーション用具、絶縁材、防振材、電線被覆、などなど、あらゆる場所のあらゆるモノの裏側で、製品を支えています。その発泡剤専業メーカーである永和化成工業は、まさに縁の下の力持ち!

専業メーカーとあって製品ラインナップも豊富で、様々なニーズに対応できる化学発泡剤の製造販売を行なっています。「軽くしたい」「やわらかくしたい」「音を漏らしたくない」「電気を通したくない」などのクライアントごとに大きく異なる要望にも、培ってきた技術力と提案力で応えてくれます。愛知県と京都府、中国に工場を持って製造・研究開発に取り組み、タイ、アメリカにもオフィスを置き事業はワールドワイドに広がっています。

永和化成工業のウェブサイトには「発泡剤の技術で、夢をカタチに。」の文字があります。「こんなことできるかな」という望みを、発泡剤の力でふくらませてくれる会社です。

本社:京都市中京区烏丸通三条下る 大同生命京都ビル3階

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※記事中の記述はすべて2020年2月現在のものです。