今月の一社

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vol.46 AGCテクノグラス

「素材の会社」のフレーズがテレビCMなどですっかりおなじみのAGCは、ガラス、エレクトロニクス、化学品、セラミックスといった素材・技術から、新しい価値を創造している、世界最大のガラスメーカーです。今回はAGCグループで特殊ガラスの製造・開発を行なっている、『AGCテクノグラス』をご紹介します。

AGCテクノグラスの創業は1883年(明治16年)にさかのぼり、実に130年以上の歴史を持つ、日本初の民間ガラス製造会社です。国産板ガラスの製造に試行錯誤していた時代から研究を重ね、現在に至るまで高い技術力・開発力で国内外のガラス製造をリードしています。

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AGCテクノグラスが製造する特殊ガラスとは、たとえば身近なものではスマートフォンのカメラなどに使用される視感度補正フィルターや、最近話題のAR(各超現実)グラスなどに使用される高屈折率ガラス基板、半導体パッケージ用ガラス基板といった製品です。砂をはじめとした鉱物から生み出されるガラスの組成や形は無限にあり、用途に応じて強度や屈折率を変えたり、板状、ポット状などに成形したりが可能です。AGCテクノグラスは確かな加工技術力で多様なガラスを生み出しています。

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こうした加工技術は事業向けだけでなく食器類・調理道具にも活かされ、AGCテクノグラスでは「iwaki」ブランドの耐熱ガラス食器事業も展開しています。耐熱性に優れているためオーブンでも使用でき、また汚れが落ちやすくニオイが移りにくいという特徴を持つため保存容器としても優れた製品で、多くのご家庭のキッチンで「iwaki」の文字が見つかるのではないでしょうか。

また耐熱性・耐薬品性が求められるビーカーやフラスコなどの理化学用ガラス製品も製造。長年の溶解成形加工技術の蓄積により、多種多様な形状のガラス製品を揃え、世の中の科学技術の基礎を支えています。さらに1994年には組織培養用プラスチック製品の販売も開始し、高品質の組織培養製品を通じて、ライフサイエンスの発展と技術革新に貢献しています。

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さらにガラス製品には芸術作品としての一面もあります。AGCテクノグラスでは前身の岩城硝子工藝部が制作した作品を中心に、受け継がれてきたガラス美術工芸品を展示する「ATG MUSEUM」を社屋内に設置。一般開放はされていませんが、ウェブサイト上 でその美しい作品群を観覧することができます。

身近な素材であるガラスですが、その用途や可能性は計り知れません。AGCテクノグラスは、技術力と開発力で磨き上げた「ガラスのチカラ」で可能性を探求し、安心・安全な世界の未来を目指します。


本社: 静岡県榛原郡吉田町川尻3583番地の5

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※記事中の記述はすべて2021年6月現在のものです。