今月の一社

今月の一社

ダイヤソルト

長崎県にある海の国立公園「西海国立公園」。その中で島の密度が日本一ともいわれる群島・九十九島(くじゅうくしま)の西端に位置する西海市崎戸町。紺碧の海を臨むこの風光明媚な町で、海からの贈り物である「塩」の生産をおこなっているのが、三菱マテリアルグループの『ダイヤソルト』です。

三菱マテリアルといえば非鉄金属やセメントがまず浮かびますが、その事業は実に多彩です。そのうちのひとつが製塩。三菱マテリアルの前身・三菱鉱業の崎戸炭鉱で採れた低品位の石炭が製塩用燃料として利用できること、海域の海水濃度が高かったことなどから、1955年、この地に製塩工場が誕生しました。それがのちのダイヤソルトです。以来、五島灘海域の透き通った海水を原料に安全・安心の国産塩を提供し続けています。

海

現在、ダイヤソルトでは塩事業と化成品事業を展開し、私たちの食卓に届く食用塩から、食品加工会社等向けの業務用塩、特殊製法による様々な種類の塩のほか、海水由来の塩化カリウムや塩化マグネシウム等を製造しています。同じ海の水から多用途の塩や化成品が作られるのだと思うと、まさに海は命の源だと実感しますね。

命の源といえば、ダイヤソルトの設立は製塩事業への進出であると同時に、当時「水無島」とまで呼ばれ慢性的な水不足状態だった離島の崎戸町に、塩の製造過程で発生する蒸留水を生活用水として提供するという重大な使命をも帯びた会社設立だったのだそうです。60年以上にわたり、崎戸町の水源として人々の暮らしを支え続けているというから驚きです。

塩

近年、健康志向の高まりによって敬遠されがちな塩ですが、体の中で大切な役割を果たしており、生命活動に欠かせない素材です。ダイヤソルトグループでは普段あまり考えることのない塩の良さや大切さに気付いていただこうと「塩と暮らしを結ぶ運動 」に協賛しています。

グループ会社の菱塩では、「五島灘の塩」ブランドの様々な商品を量販店、小売店向けに販売していますので、今度お塩を買うときには、ぜひチェックしてみてくださいね。また、菱塩のウェブサイト では、塩やにがりを使ったレシピも掲載中です。美しい海から採れたダイヤソルトグループの美味しい塩で、風味豊かなお料理を楽しんではいかがでしょうか?

本社:福岡県福岡市博多区下川端3番1号 下川端再開発ビル11階

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注:本文中の情報等はいずれも2017年9月現在のものです。