今月の一社

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vol.13 ハイパーサイクルシステムズ

2001年に「家電リサイクル法」が施行され、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の四品目はパーツや材料をリサイクルして廃棄物を減らし、資源の有効利用が求められるようになりました。そんな家電リサイクルの最先端に立つのが三菱電機グループの『ハイパーサイクルシステムズ』です。

ハイパーサイクルシステムズが誇るのが高純度の素材再生技術。家庭や事業所から廃棄された家電をいくつもの工程を経てばらばらに解体し、純度の高い素材として甦らせています。そのリサイクル率は実に97.79%というから驚きです。リサイクルされた混合プラスチックは三菱電機の家電に再利用されているのだそうです。モノを生み出すだけでなく、さらにその先の世代にまで届ける。命がつながるロマンを感じます。

ハイパーサイクルシステムズ イメージ1

解体は部品を取り外す手解体工程から始まり、手解体で残った部品を細かく砕き、素材ごとに分離する破砕選別工程を経て、鉄・非鉄金属・混合プラスチック・ダストなどに選別します。混合プラスチックはさらにふるいにかけられて金属類を徹底的に除去し、純度を高めて回収されます。これら一連の工程はすべて、ハイパーサイクルシステムズのウェブサイトで、動画で見ることができますので、ぜひご覧ください!

また、エアコンや冷蔵庫、洗濯機に使用されるフロンを適切に回収したり、ガラス製部品が多く、機械による選別が困難なテレビをすべて手作業で解体するなど、製品に応じた細やかな工程で行なわれているのは、モノを作るのも解体するのも同じなのだなと感銘を受けました。

ハイパーサイクルシステムズ イメージ2

解体が行なわれるのは家電リサイクル法の四品目だけではありません。OA機器や業務用設備機器、小型家電の処理にも対応しています。各種情報端末の処分についても、24時間監視システムなどにより情報漏洩対策を施したうえで、生体認証システムを設置した専用の部屋で手解体するという盤石のセキュリティ体制。情報の価値が高まる一方の今、処分されるまでの工程が明らかなのは、利用者には大きな安心ですね。

事業の特性上、環境への意識もとても高いだけでなく、工場内には三菱電機が開発した粉塵監視モニターを設置して粉塵量を常時監視し、作業者がマスクをする必要がないほど低い粉塵量になるよう工場自体が設計されているというのも驚きです。

現代はもはや当たり前となっているリサイクル。ハイパーサイクルシステムズの大きく、そしてきめ細やかな働きがあってこそ、私たちは大切な資源を繰り返し使うことができるのですね。

本社工場:千葉県市川市東浜1-2-4

注:本文中の情報等はいずれも2017年12月現在のものです。