今月の一社

今月の一社

vol.20 AGCセラミックス

今年7月1日、旭硝子が「AGC」へと社名変更したことは、CMや広告などでご覧になった方も多いことと思います。「MAGIC」と「AGC」を絡めた素敵なコピーが印象的でしたね。「みつびし みてきた!」でも「AGC Studio」を訪問し、AGCの技術力が叶えるたくさんの「MAGIC」を見てきました。今回はそのAGCグループから、ガラス生産工程の革新や地球環境保全に貢献する多彩な製品・ソリューションを提供している、『AGCセラミックス』をご紹介します。

AGCセラミックスは「耐火物」の製造会社です。それはガラス窯であったり、セメントプラント向けの耐熱れんがであったり、アルミ溶解炉用の耐火材であったり、さらに焼却炉、工業炉など、高熱で何かを作る場そのものを作っている会社というわけです。もともとはAGCが製造するガラスの熔解窯に用いる耐火物の製造に事業のルーツがあり、100年以上の耐火物製造経験と、40年以上のガラスエンジニアリングの経験でAGCグループの一角を担っています。

超断熱セラミックス炉壁「サーモテクトウォール」

その長い歴史の中で培われてきた技術を用いたエンジニアリング事業もAGCセラミックスの舞台のひとつです。たとえば超断熱セラミックス炉壁「サーモテクトウォール」は、最高使用温度1700℃までの高温域で使用できる高耐熱性と高断熱性を併せ持った炉壁。これを用いることで省エネ性が向上して炉の操業のコストダウンにつながるほか、環境にも優しい製品とあって、平成27年度省エネ大賞において「資源エネルギー庁長官賞(ビジネスモデル分野)」を受賞しています。

造形品

近年、さまざまな産業分野で注目されている3Dプリンタにおいては、AGCセラミックスではセラミックス造形材「Brightorb®」を提供しています。この「Brightorb®」は、3Dプリンタで複雑な形状の造形が可能です。鋳鋼、精密鋳造向け高耐火かつ高精細なセラミックスの鋳型になります。木型、金型の削減、保管費用の軽減などに貢献でき、環境負荷の低減や廃棄物削減にも寄与する優れものです。

AGCセラミックスの経営方針は「Earth Saving」。セラミックス技術を通じて、「ガラス」「環境」の2つの分野での地球環境の保全に取り組んでいるそうです。ガラスやセラミックスはその成り立ちから地球との結びつきの強い素材という印象があります。AGCセラミックスは地球と寄り添い、社会に役立つ製品を作っている会社ですね。

本社:東京都港区芝4-1-23三田NNビル6F

お問い合わせ

注:本文中の情報等はいずれも2018年9月現在のものです。