今月の一社

今月の一社

JX石油開発

私たちの暮らしに不可欠なエネルギーのひとつが石油です。燃料としてはもちろん、様々なかたちに加工されて現代社会を支えている大切な資源です。「みにきて!みつびし」ではその石油を精製するJXTGエネルギーの根岸製油所をご紹介しましたが、今回の「今月の一社」では同じくJXTGグループから、世界各地で石油や天然ガスの開発プロジェクトを推進している『JX石油開発』をご紹介します。

石油業界では石油・天然ガスの開発・生産~輸送~国内での精製・販売等の一連の流れを川の流れにたとえて「上流・中流・下流」と呼ぶそうで、JX石油開発が担うのがこの「上流」部分。何はさておき資源の確保という重大なミッションを背負っています。その業務は産油国・産ガス国が設定する「鉱区」権益の取得から始まり、次に地質調査をはじめとする各種調査、探索を実施して地下の石油・天然ガスを探します。そして試掘の結果、商業生産可能と判断されればいよいよ生産に向けた開発作業を開始し、生産設備の試運転等を経て、晴れて生産開始となります。

JX石油開発 イメージ

とはいえ相手は限りある資源。生産開始と同時に埋蔵量は減少していくわけですから、JX石油開発はまた新たな鉱区権益取得へとチャレンジしていく…というわけです。現在JX石油開発では世界12カ国の油・ガス田で、原油換算で約11万バレル/日を生産しているそうです。私たちが日々快適に暮らせることの裏側には、JX石油開発のこうした事業努力があるのですね。

また石油・天然ガス開発において切り離せないのが生産時に発生する温室効果ガス。JX石油開発では環境保全にも力を入れて様々な施策に取り組んでおり、2014年からはアメリカの現地企業との合弁で、老朽化油田からの増産と大気中へのCO2の放出削減を同時に実現するCO2-EORプロジェクトを始動。世界最大規模のCO2回収プラントの運転を開始させ、年間約160万トンのCO2削減に貢献しています。

大切な資源を開発し、守り、育む。大きな使命を持ち、JX石油開発はグローバルに活躍しています。


本社:東京都千代田区大手町1-1-2 ENEOSビル

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注:本文中の情報等はいずれも2018年10月現在のものです。