今月の一社

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三菱ふそうバス製造

鉄道が大好きな鉄道マニアと同じように、バスが大好きなバスマニアの方というのも多いもの。路線バス、高速バス、観光バスなどそれぞれに旅情があるほか、最近はホテルを思わせるほどのラグジュアリーなバスにも注目が集まっています。そこで今回は、三菱ふそうグループでバスの車体製造を担っている『三菱ふそうバス製造』をご紹介します。

三菱ふそうの「ふそう」はどこから来ているかご存知ですか? その答えはさかのぼること1932年(昭和7年)、当時の三菱重工・神戸造船所で誕生した大型ガソリンエンジンバスの名前、それが「ふそう1号車」でした。以来、「ふそう(FUSO)」は現存する国産車のなかで、乗用車を含めてももっとも歴史の長いブランド名として現在まで受け継がれています。

三菱ふそうバス製造の前身、呉羽自動車工業がリアエンジンバスの製造を開始したのが1950年 (昭和25年)、当時の三菱ふそう自動車と提携して系列生産を開始したのが6年後の1956年 (昭和31年)とのことなので、実に50年以上にわたり、三菱ふそうバス製造はふそうブランドのバスを生産し続けている会社なのです。

大型バスと乗用車の製造の大きな違いは、基本的にバスはカスタム生産である点です。クライアントの利用目的に応じ、機能や装備、塗装を決めることから始まります。三菱ふそうバス製造のウェブサイトでは仕様の打ち合わせから設計、車体(鉄板、鉄パイプを溶接してバスの骨組みを製作)、塗装、組立(室内外の部品を取り付け)、検査、検収を経て完成に至るまでの生産工程が紹介されているので、ぜひご覧になってみてください。

三菱ふそうバス製造が生産しているのは大型路線バス「AERO STAR」シリーズと、大型観光・高速路線バス「AERO QUEEN」「AERO ACE」、そして小型バス「ROSA」。「AERO QUEEN」と「AERO ACE」のプロモーションムービーを、三菱ふそうトラック・バスのサイト内で見ることができます。エレガントで高級感ある雰囲気に、このバスに乗って旅に出てみたい!と思いました。


本社:富山県富山市婦中町道場1番地

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注:本文中の情報等はいずれも2018年12月現在のものです。