今月の一社

今月の一社

vol.40 KJ特殊紙

本、新聞、書類、広告、カレンダー、名刺、包装紙…。私たちの身の回りには常に様々な紙があります。一口に紙といってもその種類は用途によって実にさまざまで、中には普段手にすることの少ない特殊な紙も多数存在します。今回ご紹介する三菱製紙グループの KJ 特殊紙』は、その名の通り特殊な紙を専門とする紙メーカーです。

静岡県富士市に本社工場をおくKJ特殊紙は、2011年に発足し10年を迎えます。独自の技術・研究開発により新しい紙づくりに挑戦を続け、独創性のある多彩な製品を生み出し発展を続けている会社です。

KJ特殊紙 イメージ1

KJ特殊紙が製造しているのは冒頭に挙げたような、いわゆる「普通の紙」ではありません。家具や施設の内装に使われる化粧板の表面になる化粧板原紙、自動車や建築物の塗装工程で用いるマスキングテープやシーリングテープのベース紙や、医療用の滅菌用包装材原紙などの産業用途の紙や壁紙(クロス)のベース紙等、その業界・業種で必要とされる専門性の高い紙の開発・製造を行なっています。最近では、無機繊維を使用した耐熱紙等の開発・製造も行なっています。

こうした特殊な紙の製造で各産業を支えているKJ特殊紙の強みは、なんといってもその技術開発力にあります。独自の技術と豊かな発想のもと、基盤技術の組み合わせにより、様々な新しい商品を開発してきました。液体が良くしみ込む紙を作る技術や、必要な強度で1枚の紙を2枚にきれいに剥がして分けることのできる技術、水分による紙の伸びの程度を用途に合わせて調整する技術を開発し、各産業で求められる用途に応える高性能な特殊紙を多数生み出しています。

KJ特殊紙 イメージ2

また、今年11月には、医療用具の包装材料として実績のある紙を使用した「使い捨てマスクケース」を発売しました。新しい生活様式に欠かせないマスクを、飲食店などでちょっと外す際に欲しくなるのがマスクケース。これをKJ特殊紙では撥水性・耐水性に優れ、毒性、アレルギー反応、刺激性が十分に低いことが確認された材料を使用し、機能性・安全性の高い製品として開発しました。企業名や店舗名の名入れにも対応しており、これからあちらこちらで目にすることがありそうです。

手元にはなくとも身の回りにあり、私たちの暮らしを快適・安全なものにしてくれている特殊紙。KJ特殊紙は、特殊紙の新たな可能性を追求する研究・開発に日々取り組んでいます。


本社:静岡県富士市新橋町7-1

お問い合わせ

※記事中の記述はすべて2020年12月現在のものです。