みつびし みてきた!

みつびし みてきた!

vol.18 AGC Studio

こんにちは! 事務局のカラットです。三菱グループには多種多彩な業種に従事する会社がありますが、BtoBを扱う企業も多く、社名は知っていてもどんな製品・サービスを提供し、また未来に向けてどんな開発をおこなっているのかまでは、いち消費者としてはなかなか知る機会がありません。そこで今回はリニューアルしたばかりのAGC旭硝子の体験型ショールーム「AGC Studio」で、AGC旭硝子の事業と最新テクノロジーを見てきました!

AGC旭硝子のブランド発信拠点

東京メトロ銀座線京橋駅からすぐの場所に、AGC旭硝子のショールーム「AGC Studio」がオープンしたのは2010年のこと。主に建築の専門家向けに、建築用板ガラスの紹介などをおこなっていましたが、2017年10月に全面リニューアル。専門家だけでなく、広く一般の方もAGCグループが提案する様々なソリューションに触れることができる、ブランド発信拠点として生まれ変わりました。

大通りに面した開放的な外観(左)と、まるで空中を歩くような、壁のないガラスのらせん階段(右)。
大通りに面した開放的な外観(左)と、まるで空中を歩くような、壁のないガラスのらせん階段(右)。

AGC Studioはブランド発信フロア「Solution Cafe」と、ビジネスフロア「Material Lab」の2階層構造です。施設内に入るとまず感じるのが木の温かみ。木目調のフロアに、落ち着いた茶系色のカラーガラス「ラコベル®」を貼った壁の模様が室内の空気を心地よいものにし、ショールームというよりカフェといった感じの佇まいです。「ガラスのショールーム」というと、全面ガラス張りの透明感あるインテリアかなと想像していた私の予想はいきなり覆されました。

こちらにはコンシェルジュが常駐されており、まずは2階からご案内いただきました。2階へ上るのはサスペンション構造によってつくられたガラスのらせん階段「STEPS IN THE AIR」。ここでは、さまざまな太さのロッドにはたらく引張力、そしてガラス自身に加わる圧縮力で階段を支えています。綿密な構造計算と実大実験によって極限まで部材を減らし、ステップがまるで宙に浮いているような美しさ。このような構造のガラス階段は世界初なのだそうです。

※AGC旭硝子調べ

スマート調光ガラス「ヘイリオ™」のデモンストレーション。左のようなクリアなガラスが3分程度で遮蔽性の高いダークなガラスへと変身!
スマート調光ガラス「ヘイリオ™」のデモンストレーション。左のようなクリアなガラスが3分程度で遮蔽性の高いダークなガラスへと変身!

2階ではAGCグループの先端技術や新製品が紹介されています。商談スペースでもあるため応接室も用意されていますが、この応接室にも最先端がいっぱい! 通りに面した大窓に採用されているのがスマート調光ガラス「ヘイリオ™」。タブレットなどの端末の操作で、可視光66%透過から97%遮蔽まで調光できるというガラスです。コンシェルジュの方がささっと操作され、応接室内で利用・展示されている他の製品をご紹介いただいているうちに、先ほどまでクリアに見えていた外の景色は曇りガラスの向こうに! この間、実に3分程度。ブラインドやカーテンを使用することなく、天候や用途に応じて差し込む光の量をスムーズに変えられるガラスというわけです。うーん、すごい!

日々の暮らしを豊かにするAGCのソリューション

目の粗いアク取りに開発中の撥水性の高いコーティング剤を塗ると、水を通さず浮いているよう!(上) 一見普通の鏡だが、実は背面にディスプレイを接着させた製品(インフォベール®ミラー)。鏡の中で映像が動き出す。(下)
目の粗いアク取りに開発中の撥水性の高いコーティング剤を塗ると、水を通さず浮いているよう!(上) 一見普通の鏡だが、実は背面にディスプレイを接着させた製品(インフォベール®ミラー)。鏡の中で映像が動き出す。(下)

私がおじゃました時は2階の一角で現在開発中の製品に関する展示がおこなわれていました。砂埃などの汚れが付きにくいアンチソイルガラス、光学レンズなどへの応用が期待される高屈折率高強度ガラス、特殊技術でガラスと木材を貼りあわせ、木目の美しさとガラスの光沢感や耐水性などを両立させる杢目ガラス、撥水・撥油・耐久性に優れ、鏡やタッチパネルのカバーガラスなどを清潔・安全に守るコーティング剤など、「あ、これがあったらいいな、便利だな」と実感として思う技術が目白押し。(2月9日(金) 展示終了予定)

そのほか、ガラスの透明性を維持しながらプロジェクターのスクリーンとしても使用が可能なガラス製透明スクリーン「グラシーン®」は、営業時間終了後の店舗の窓にイメージ映像を流したり、建築用の低反射ガラス「クリアサイト®」は貴金属店や美術館などで光の反射に邪魔されることなくガラス内の商品・作品を見ることができたり。また、最近よく見かけるデジタルサイネージ(電子看板)については、「インフォベール®」という、ガラスとモニターが一体となった製品も! AGCグループの技術力にかかればクリアな映像を省スペースで表示可能に。

2階には展示や応接室のほか商談スペース、セミナールームも完備。専門家でなくても建築や先端技術に関心のある人なら充分楽しめる。
2階には展示や応接室のほか商談スペース、セミナールームも完備。専門家でなくても建築や先端技術に関心のある人なら充分楽しめる。

展示品すべてをここでは紹介しきれませんが、私たちの生活のあらゆる場面に存在するガラスのひとつひとつが進歩し、より快適な暮らしを作ってくれるのだと感じてとってもわくわくしました!

そして2階会議室や商談エリアの壁面に行くと、壁一面にカラーガラス「ラコベル®プリュム®」が。青色と赤色を基調に配色され、スタイリッシュな空間を作り出していました。AGC Studioという空間そのものが、AGCグループが生み出す技術・ソリューションから出来上がっていたのですね。不勉強な私は「ガラス」という製品の中にこれほどまでの未来が詰まっているとは思い至っておらず、ひたすら感心することしきりでした。

私たちに身近な素材・ガラス。AGCが考えるその新しい使い方や可能性に、とても興味をそそられました。建築に興味のある方はもちろん、ガラスが作り出す未来に触れてみたい方も、ぜひAGC Studioを訪れてみてください!

東京都中央区京橋2-5-18 京橋創生館1・2階

開館時間:10:00~18:00
休館日:日曜日、月曜日、祝日、年末年始、夏期

お問い合わせ

注:本文中の情報等はいずれも2017年12月現在のものです。