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長崎歴史文化博物館巡回展
-東洋文庫の所蔵資料でアジアを旅する特別展-
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東洋文庫
の所蔵資料でアジアを旅する特別展「知の大冒険―東洋文庫 名品の煌めき―」が、12月16日から長崎市の長崎歴史文化博物館で始まりました。
東洋文庫はアジア全域を対象とする研究図書館で、長崎造船所の近代化を進めた三菱第3代社長の岩崎久彌が1924年に設立しました。この特別展では、「教科書で見たあの本物が!」のキャッチコピーのとおり、マルコ・ポーロの旅行記『東方見聞録』や教科書でおなじみの『アヘン戦争図』、長崎にゆかりの深いシーボルトの『日本植物誌』・『日本動物誌』など、一度は聞いたことのある資料の数々が、およそ100点展示されます。中には勝海舟旧蔵の歴史書や、中国の公務員試験「科挙」の答案用紙などの変わった見どころも。
展示のエピローグでは、私たちに歴史を物語ってくれる資料たちが、どのような危機を乗り越えてきたのかを紹介しています。経年劣化だけでなく、自然災害、戦乱などによってあっという間に失われてしまうモノたちが、いま目の前に存在するために、奮闘してきた人々の姿が見えてきます。
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開幕前日の12月15日には開会式と内覧会が行われ、関係者が出席しました。開会式では(公財)東洋文庫の杉浦康之専務理事が「東洋文庫に残っている100万冊 の本はすべて古い本ですが、今日まで残っているというのはほとんど奇跡に近いこと」とあいさつしました。
愛書家だった岩崎久彌が自ら収集した国宝や重要文化財も見ることができる貴重な特別展「知の大冒険―東洋文庫 名品の煌めき―」は、2024年1月28日まで長崎歴史文化博物館で開かれます。
長崎歴史文化博物館
「知の大冒険 東洋文庫 名品の煌めき」展
会期:2023年12月16日(土)~2024年1月28日(日)
会場:3階企画展示室
時間:9:00~18:00(最終入館17:30)
観覧料:大人1,300円(前売1,000円)、高校生700円(前売500円)、小中学生500円(前売400円)
※2023年12月27日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。