6月の食材:きゅうり
初夏に旬を迎えるきゅうり。水分が多いため、栄養があまりなさそう…と思いがちですが、実はカリウムやマグネシウム、ビタミンC、ベータカロテンなどを含み、美や健康をサポート。さらに不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が含まれているので、便秘解消や腸活にもポジティブな効果が期待できます。
漬物、たたききゅうり、酢の物など…単品使いの気軽な副菜としても十分においしくいただけるきゅうりですが、今回は「こんなにもおいしかったんだ!」ときゅうりがさらに好きになるレシピをご紹介します!
きゅうりは、全体的に緑色が鮮やかでハリツヤがあるもの、縦に筋が入り、イボイボの突起が尖っているもの、水分を含んでずっしりと重さがあるもの、を選んで。
<Recipe1>
“ひらひらスライス”なら、味がしみやすくもっとやみつき風味に!
きゅうりと鷄ささみの変化球棒棒鶏風
このレシピのPoint!
☑ きゅうりをピーラーで削ぐことでよりみずみずしく、見た目も華やかになり、味もなじみやすくなる。
☑ 鶏ささみはレンチンでラクラク調理。
☑ 味付けはごま油と塩、こしょう、辣油。一般的な棒棒鶏よりもあっさりさっぱりとした仕上がりに。
【分量】2人分
きゅうり…2本
鷄ささみ…2本
酒…大さじ1
ごま油…大さじ1
塩…ひとつまみ
黒こしょう…少々
辣油…適宜
カシューナッツ…適量
つくり方
① 鷄ささみは筋をとり、フォークをところどころを刺して穴をあける(内側まで火が通りやすくなり、肉が硬くなるのを防ぐため)。耐熱皿に並べて酒をふり、レンジにかける(600wで2~3分)。粗熱をとり、手で食べやすい大きさに裂く(細かく割かず、適度にごろっと感を残すのがポイント)。
② きゅうりはピーラーを使ってリボン状にカットする。
③ 鶏肉が冷めたら①のボウルに②、砕いたカシューナッツを加え、ごま油を全体に絡ませたあと、塩、黒こしょうを加えて味を調える。
④ 皿に盛りつけ、好みで辣油をかける。
<Recipe2>
多彩な具材を組み合わせて、初夏にぴったりの味わいに
きゅうりとたこのギリシャ風彩りサラダ
このレシピのPoint!
☑ きゅうりと好相性のたこ、さらにミニトマト、オリーブ、チーズ、ハーブの多彩かつ爽やかで新鮮な組み合わせ。
☑ ギリシャ風サラダに必須な「フェタチーズ」はより身近な「モッツァレラチーズ」で代用し、作りやすくアレンジ。
☑ レモン汁(できればフレッシュなレモンの搾り汁)と乾燥ハーブが味の決め手。ハーブは2種を組み合わせるとより味に深みが出せる。
【分量】4人分
きゅうり…1本
ミニトマト…8個
オリーブ(種抜きの粒タイプ)…15粒程度
モッツァレラチーズ(今回はひと口サイズのチェリーモッツァレラを使用)…1袋(100g程度)
ゆでたこ…150g
オリーブオイル…大さじ1
レモン汁(あればフレッシュなレモンを絞る)…大さじ2
白ワインビネガー…大さじ1
ハチミツ…大さじ1/2
塩…ひとつまみ
黒こしょう…少々
乾燥ハーブ(今回はタイムとバジルを使用。その他、オレガノ、パセリなど)…適量
つくり方
① きゅうりはひと口大の乱切りに。
② ミニトマト、オリーブ、チェリーモッツアレラは半分に(普通のモッツアレラチーズを使用する場合は、ひと口大に切る)、たこはひと口大に切る。
③ ボウルに具材すべてを入れ、オリーブオイルを全体に絡ませた後、そのほかの調味料、乾燥ハーブをすべて入れてざっくり混ぜ、味を調える。
<Recipe3>
しゃきしゃき食感&ごはんに合う味付けでお箸が止まらない!
きゅうりの回鍋肉
このレシピのPoint!
☑ 回鍋肉の野菜を定番のキャベツではなく、きゅうりでアレンジ。
☑ きゅうりは薄切りとザク切りをあえてミックス。きゅうりと豚肉だけでも食べ飽きない、楽しい食感に。
☑ 甜麵醬や豆板醤を使うとより本格派な味わいに。ない場合は、甜麵醬は味噌+砂糖+ごま油で、豆板醤は辣油や一味唐辛子で代用しても。
【分量】2人分
きゅうり…3本
豚肉…150g
ごま油…大さじ1/2
しょうが…20g
おろしにんにく…小さじ1/2
甜麺醤…大さじ1と1/2
しょうゆ…大さじ1/2
砂糖(あればきび砂糖、甜菜糖など)…大さじ1
酒…大さじ1
豆板醤…小さじ1/2
つくり方
① きゅうりは2本を斜め薄切りに、1本はフォークを縦に刺して裂いて長さ3~4㎝、幅1cm程度の大きさに(たたききゅうり、にする要領でたたいてもOK。断面がギザギザになることで火が通りやすく、包丁で切るよりも味もなじみやすい)。しょうがはみじん切りに。
② 調味料はすべてボウルなどに入れて混ぜておく。
③ フライパンにごま油を熱し、みじん切りにしたしょうがとおろしにんにくを炒める。香りが立ったら豚肉とザク切りのきゅうりを炒め、肉の色が変わったら、斜め薄切りのきゅうりを加えてさっと炒める。
④ ②の調味料を加え全体に絡むように手早く炒める。
※大さじは15ml、小さじは5mlです。「少々」は親指と人さし指でつまんだ約小さじ1/8分、ひとつまみは約小さじ1/5の量です。
※火加減や加熱時間は環境によって異なるので、様子を見ながら調整してください。
※野菜を洗う、皮をむくなどの下準備は一部省略しています。