5月の食材:新じゃがいも
葉と茎が青いまま完熟ではない段階で収穫され、すぐに出荷される新じゃがは、みずみずしさとじゃがいもらしい香りが特徴。水分を多く含んでいるので煮くずれにしにくく、やわらかくほくほくとした食感が楽しめるのが魅力です。普通のじゃがいもよりもビタミンCを多く含み、皮が薄いので皮のまま調理に使えるのもうれしいポイント。
今回は新じゃがのおいしさを存分に楽しむ3つのレシピをご紹介。普通のじゃがいもよりもやわらかく水分が多いため、時短で調理ができるためちょっと1品足りないというときにも手軽につくれるうえ、素材を活かしながらちょっぴりアクセントのある味付けでお酒とも相性のいいレシピをラインアップ。おうち居酒屋気分で新じゃが料理をぜひ、楽しんでみてくださいね。
新じゃがは芽が出ておらず、表面にシワがないもの、色が均一で皮が緑色に変色していない新鮮なものを選んで。
<Recipe1>
少なめの油でじっくり20分揚げれば、やみつき香ばし食感に!
カリッ!ほくほく!新じゃがディープフライ
このレシピのPoint!
☑ じっくり揚げて、新じゃがの食感&甘みを際立たせたポテトフライ。味付けはシンプルに塩・黒こしょうのみで。
☑ 包丁ではなくフォークで切って、あえてのざくざく食感に。
☑ コールドスタート(油が冷たい状態で具材を入れ、その後火をつける)でよりおいしく!しっかり内側まで火を通してホクホクの仕上がりに。
【分量】2人分
新じゃが…2~3個
揚げ油(サラダ油、キャノーラ油など)…100ml~(鍋やフライパンの大きさにもよる)
塩・黒こしょう…少々
つくり方
① 新じゃがは皮をよく洗ってから、皮つきのままフォークでひと口大に切っていく。
② 小さめの鍋(またはフライパン)に①と、具材が6割かぶるくらいの油を入れ、火にかける。沸騰したら中弱火にして、ときどき新じゃがをひっくり返しながら15~20分じっくり揚げる(頻繁にはひっくり返さないのが、カリッと食感に仕上げるコツ)。
③ 鍋からあげ油をきってからボウルに移し、温かいうちに塩・黒こしょうをまぶす。
<Recipe2>
春の味覚を楽しみながら、腸活も狙える新感覚のポテサラ
新じゃがとそら豆のキムチポテサラ
このレシピのPoint!
☑ 少なめのマヨネーズでよりヘルシーに、かつキムチをプラスして腸活も狙える一品。
☑ 新じゃがは皮もそのまま使い、栄養を余すところなく摂取して。
☑ 新じゃが×そら豆で、ほっこりと春の味覚を味わえる。多めに作って常備菜にもおすすめ。
【分量】4人分
新じゃが…3個
キムチ…70g
そら豆…15粒程度
マヨネーズ…大さじ1.5
塩…ひとつまみ
黒こしょう…少々
クリームチーズ…30g
つくり方
① そら豆はゆでておく。新じゃがは皮をよく洗い、皮をつけたまま1個を1/4~1/6くらいに切ってからやわらかくなるまでゆでる。
② 新じゃががやわらかくなったらざるにあげ、水気をきってから、ボウルに移して熱いうちにフォークでマッシュしておく。
③ ②にキムチ(大きい場合は適宜切る)とマヨネーズ、塩を加えてあえる。
④ その後、そら豆と、ダイス状にちぎったクリームチーズを加えてざっくり混ぜ、黒こしょうを加えて味を調える。
<Recipe3>
やさしい鶏だし×新じゃがのほっこりとろける食感に舌鼓
鶏ひき肉の肉じゃが 九条ねぎ添え
このレシピのPoint!
☑ 牛肉や豚肉ではなく、お財布にもやさしい鶏ももひき肉を使用。滋味あふれるだしでうま味アップ。
☑ ル・クルーゼやストウブなど熱伝導のいい厚手の鍋を使えば、だし汁や水なしでしみしみ&ほくほくの仕上がりに。
☑ 新じゃがのほくほく感と、ほろほろとした鷄ひき肉が絶妙にマッチ。
☑ 好みで九条ねぎを添えれば、食感も彩りもよく、栄養値も引き上がる。
【分量】4人分
新じゃが…4個
にんじん…1本
たまねぎ…2個
鷄ももひき肉…200g
米油(サラダ油、キャノーラ油、太白ごま油などでも代用可)…大さじ1
酒…大さじ3
みりん…大さじ3
しょうゆ…大さじ3
九条ねぎ…適宜
つくり方
① じゃがいもは皮をむき、1/2~1/4に切る。包丁の先で断面に切り込みをいれ、中まで火が通りやすくしておく。
② たまねぎは皮をむき、上下を切り落とし、くし形切りに。にんじんも皮をむき、ひと口大に切る。
③ 鍋に油を熱し、鶏ひき肉を加え、そぼろ状になるように炒める。
④ ①②を鍋に加えひと回ししたら、酒とみりんを加えてふたをし、中弱火で15分煮る。
⑤ じゃがいもがやわらかくなったら、しょうゆを加えて5分ほどさらに煮る。
⑥ ⑤を器に盛り、九条ねぎを添える。
※大さじは15ml、小さじは5mlです。「少々」は親指と人さし指でつまんだ約小さじ1/8分、ひとつまみは約小さじ1/5の量です。
※火加減や加熱時間は環境によって異なるので、様子を見ながら調整してください。
※野菜を洗う、皮をむくなどの下準備は一部省略しています。