今回、拠点を訪問した三菱ＵＦＪ信託銀行仙台支店のある仙台市は宮城県中部に位置し、その市街地は、仙台港が車で20分ほどのところにあるほか、1時間以内で秋保温泉やスプリングバレー仙台泉スキー場に行けるなど手軽にレジャーが楽しめる。

仙台市が「杜の都」と呼ばれているのは、江戸時代、仙台藩祖・伊達政宗が、家臣たちに飢餓に備えて栗・梅・柿などの実のなる木や竹、杉を植えるようにすすめ、緑豊かな地になったことに由来している。第二次世界大戦の仙台空襲によってその緑は失われてしまったが、その後の復興によって街路樹や公園の植栽として「杜の都」が蘇った。

「仙台三大名物」として、枝豆やそら豆をすりつぶした「ずんだ」「笹かま」「牛タン」がよく知られている。とくに牛タン焼きは仙台支店の従業員にも大人気。発祥は終戦直後の混乱期に遡る。今も店舗がある味太助の初代店主が、フランス人のシェフからシチューなどに使う牛タンの味を教わり、牛タン焼きを考案したと伝えられている。その後、高度経済成長期に仙台へ出張や転勤になったビジネスパーソンの間で「仙台の牛タンがうまい」と広まり、また牛タンがヘルシーだとメディアで取り上げられ、仙台の名物料理として成長していった。

仙台支店のメンバーも牛タン好き。「『新料理 都留野』がおすすめ。極厚の牛タンたたきが食べられます」（髙野さん）、「『牛たん料理 閣』のたたきが好き」（大嶋さん）、「私は『牛たん若』派」（星さん）とそれぞれ推しの牛タン店があるようだ。味、厚さなどどこが好みに合うか食べ比べするのも楽しい。

約130種570頭の動物を飼育する東北最大級の動物園。アフリカゾウやキリン、スマトラトラやライオン、ホッキョクグマ、絶滅危惧種のクロサイなどが見られるほか、ヤギ、ヒツジや小動物とふれあうこともできる。「子どもといっしょに過ごせる施設といえばここ。動物との距離も近くて大人も楽しめます」（髙野さん）

宮城県仙台市太白区八木山本町1-43
営業時間：3月1日〜10月31日までは9時～16時45分（入園は16時まで）、11月1日〜2月末日までは9時～16時（入園は15時まで）
水曜日休園（水曜日が祝日や休日にあたる場合は、翌平日休園）、12月28日〜1月4日休園（1月2日と1月3日 10時～16時 入園は臨時開園 ※入園は15時まで）

サロンを併設する南町通店のほか、市内に定禅寺通店、エスパル仙台店がある。仙台出身のパティシエがパリで修業し、東日本大震災を機に帰国、仙台で開業した。旬の材料を使った色とりどりのケーキや焼き菓子、20種類のマカロンが並ぶ。夏はフルーツ系のスイーツが充実。「マカロンの5個セットはプレゼントにもぴったり」（水戸さん）

宮城県仙台市青葉区一番町2-3-8
営業時間：11時〜20時、土曜日10時〜20時、日曜日10時〜19時
※祝日や休日は土曜日と同じ営業時間。元日以外休まず営業

エビ、マグロ、ブリ、サーモン、〆鯖、タイ、シラスなど盛りだくさんの海鮮丼が人気の店。まぐろほほ肉ステーキなど定食メニューも充実。「赴任して初日のランチで行った店。以来リピートしています。ボリュームたっぷりで、ネタも新鮮」（宮代さん）。その日仕入れたネタによって特別メニューも登場するので毎日行っても飽きない。

宮城県仙台市若林区卸町4-3-1 仙台市中央卸売市場内
営業時間：6時30分～14時（L.O.13時45分）水曜日・日曜日・祝日休日は定休

標高約130m。城は残っていないが本丸跡に政宗公騎馬像があり、仙台市内から太平洋まで一望できる。「散歩でよく行きます。徒歩で登っていくとほどよい運動になり、景色も素晴らしく達成感があります」（安藤さん）。本丸跡内にある青葉城資料展示館では、CG映像によって城を再現しているほか、VRゴーグルによる360度パノラマ画像を提供している。

宮城県仙台市青葉区川内1
入園自由

JR仙台駅から徒歩2分と日帰り出張時などもアクセスに便利。アメリカ産・オーストラリア産の最高級ブランド牛のやわらかい部分だけを選別し、味付けたあと熟成させた牛タンを使用し、国産ナラ炭の炭火で焼いている。「司の牛タンは分厚い！」（渡久山さん）、
「私は司派です」（渡久山さん、宮代さん）と、仙台支店では司派が多い。

宮城県仙台市宮城野区榴岡1-2-37　ダイワロイネットホテル仙台1F
営業時間：11時～14時、夜17時～23時（L.O.22時30分）不定休