宮城県・仙台市
個人、法人のお客様の課題やニーズを把握・分析し、信託ならではの高い専門性の発揮と、幅広い業務を活かして、問題解決の付加価値の高い「コンサルティング&ソリューション」を提供する三菱UFJ信託銀行。その東北唯一の店舗として、東北6県のお客様をカバーする仙台支店をご紹介する。

仙台駅から青葉通りを歩いて約10分、ショッピングやビジネスの中心地にありながら、欅並木の美しく豊かな緑を望む仙台支店。

「東北の人はとてもあたたかいんです」と語る、仙台支店 資産コンサルティング課の水戸あかねさんは仙台出身。個人のお客様の定期預金や投資信託だけでなく、退職金の運用、遺言や事業承継など相続のご相談などに対応している。「お客様も皆さんやさしい。『旅行で写真を撮ったから見せに行くよ』と言ってご来店してくださる方もいらっしゃいます」と言う。

2022年度は仙台支店の窓口営業担当をまとめる「店販リーダー」として、毎日、メンバーの実績をまとめて支店内にメールで配信し、他部署も状況が把握できるように努めた。「数字が出せた人も、がんばったけれどもうまく結果が出なかった人も、みんなのモチベーションがアップするよう書き方を工夫して配信していました」という水戸さん。そのやさしい心配りは東北人ならではだろうか。

同じく仙台出身、資産コンサルティング課の安藤倫子さんは、18年間にわたって個人のお客様向けの営業に携わってきた。長年この仕事を続けてきた理由を次のように語る。

「お客様が現役の方であれば将来に向けて資産を増やすための運用のご提案、ご退職者であればインフレから守るための提案やご自宅の住み替え、相続・遺言のご提案など、お客様一人一人の人生に寄り添ってご提案できるところがこの仕事の魅力。その分、責任は重いけれどもお客様から信頼していただける喜びとやりがいがあります」

2年前には「人生で一番勉強して」、FP（ファイナンシャルプランナー）資格で最も難易度の高いFP1級を取得した。お客様とよりよい信頼関係を築くため、キャリアに甘んじることのない努力家だ。

水戸さん、安藤さんと同じ資産コンサルティング課の渡久山拓未さんは、店内ではなくお客様のご自宅を訪問して運用・相続・不動産のご相談を受ける。

「お客様のことを深く知ることが大切。まずはお客様がどのような課題を持っているのか、じっくりお話を伺います。そうするとお客様ご自身も気づいていない課題がだんだん見えてくる。そこから課題解決の手段として商品をご提案しています」

渡久山さんは1店目として仙台支店に配属され、5年目となる。「仙台支店は皆さんやさしい。親身に相談に乗ってくれて手厚くフォローしてくれる」と、仙台支店のメンバーに感謝する。

法人のお客様に資金運用、資産管理、証券代行業務や株式公開支援、年金業務などのコンサルテーションをご提供する法人営業課の大嶋香春さん。青森・岩手・福島の地方銀行や非営利法人のお客様のRM（リレーションシップ・マネージャー）を務めている。

「私はRMとして、MUFGとお客様とのフロントオフィスを担っています。自らお客様へご提案を行うほか、各業務の専門家であるPO（プロダクト・オフィサー）と連携し、当社・MUFGの総合力を活かしてお客様の課題解決を目指しています。他の部署や、場合によってはグループ内外の他社との連携も多く、意見をまとめることは難しいけれども営業担当者としてのやりがいを感じますね」

東京勤務を経て仙台へ。業務においては県外担当のため、新幹線で東北中の顧客先へ移動する日々を送る。

「東北といっても各県ごとに産業基盤や文化が異なり、近年では製造業やテック企業の産業集積や、再エネ開発も活発です。それぞれの県の強みや特徴を知ることはお客様を知るうえでも勉強になります」

POとして、同じ法人営業課で地方銀行や事業法人の企業年金制度運営のトータルサポートを行う髙野紘一さんは、年金業務のスペシャリストだ。企業や従業員にとってよりよい制度となるよう、人事制度や企業年金制度の導入・見直し提案、年金資産の運用提案など専門的なコンサルテーションを提供する。


「従業員にとって大切な年金制度。私が直接お話するのは、企業の人事部の方が多いのですが、その向こうにその企業で働く従業員の皆様がいらっしゃることを常に意識しながら仕事をしています」

不動産課の宮代 剛さんは入社4年目から不動産ひとすじ、27年のキャリアを持つ不動産のスペシャリストとして、お客様にとってよりメリットの大きな不動産仲介・証券化アレンジメントを行う。



「高く売却したい方と安く購入したい方、双方に満足していただかなければなりません。そこは骨が折れるところですが、自分のプレゼンが功を奏してうまくマッチングできたときには、コーディネーターとしての喜びを感じます」

法人営業課の髙野さんも宮代さんも、東京、大阪での勤務を経てこの仙台支店に配属になった。「緑がたくさんあって公園も多く、四季を感じられる街」（髙野さん）、「おいしいものが多い。とくに日本酒の種類が豊富な店が多くて太っちゃう（笑）」（宮代さん）と、それぞれ仙台の印象を語る。

宮代さんと同じく不動産課所属、仙台支店一番の若手が星 玲於那さんだ。コロナ禍中に入社し、オンラインや東京での研修を経て仙台支店に配属となった。対面での業務に喜びを感じている。

「先輩方がとても親切。分からないことがあれば快く教えてくださって、その上で信頼して仕事を任せてもらえます。これからさまざまな業務経験を積み、将来は自分だけで完結するのではなく、先輩からサポートしていただいたことを後輩に伝えられる存在になっていきたい。もちろんお客様からも『星くんがいてくれて助かった』と言われる存在になっていきたいですね」

取材の合間においしいお店の情報で盛り上がっていた皆さん。あたたかいお客様に支えられながら日々業務に励んでいる。