ご当地情報

2025.06.12

食事も観光も充実している青森県
東京海上日動火災保険青森支店の皆さんが
オススメするスポットとは?

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青森県を訪れていつも分からないのは、どこがいちばんの都市かということだ。もちろん青森県の県庁所在地は青森市であり、人口も約30万人と県内1位を誇っている。しかし、青森県といえば、弘前市という人もいる。弘前市の人口は県内3位だが、国立の弘前大学があり、県内の住みたい街ランキングでもたびたびトップにランクインしている。中心部には商業施設や医療機関がそろい、弘前城や城下町の街並みからは歴史も感じられる。
さらに八戸市を挙げる人もいる。人口は県内2位だが、八戸都市圏で考えれば、途端に県内1位に躍り出る。県南の八戸市は太平洋側にあり県内で工業がいちばん盛んだ。八戸臨海工業地帯として、火力発電所、製紙工場、電気機器工場やその関連産業などが集積しており、三菱製紙や三菱ケミカル系の子会社などもある。

歴史的には青森県は大きく分けて、県西部にある日本海側の津軽藩と、県東部にある太平洋側の南部藩を代表的な藩として成り立っている。青森県の中央部には奥羽山脈が縦に走り、西側の津軽地方と東側の南部地方では、歴史や気候、文化、風土が異なる。
そのため、青森市と弘前市が津軽地方、八戸市が南部地方の中心都市となっている。つまり、どれがいちばんなのかは、なかなか決められないらしい。タクシーの運転手さんや街の人に、話を向けても明確な答えは返ってこない。

全国有数の農業産出県である青森県は、りんご、長芋、にんにくが全国一の生産量を誇る。漁業においても大間のまぐろをはじめ、全国有数の水揚高を誇る八戸漁港があり、サバ、イカが国内一の水揚げだ。陸奥湾のホタテも名産品となっている。
東京から青森までは東北新幹線で3時間余り。全体の時間を考えれば、飛行機を利用するよりも新幹線の方がいいかもしれない。
観光も含め、農産物や漁業も盛んであることを考えれば、青森県の飲食も期待できるというもの。では、東京海上日動火災保険青森支店の皆さんが教えてくれた見どころ、食べどころを紹介していこう。

●三内丸山遺跡 ~縄文時代最古の土器を展示~

三内丸山遺跡・縄文時遊館では、出土した土器や当時の遺跡やそこでの暮らしを再現した展示がみられる。

三内丸山遺跡・縄文時遊館を抜けると遺跡群が見えてくる。

遺跡群の間を歩いたり、中に入ってみたりして、その大きさやかつての暮らしに思いをはせる。

三内丸山遺跡は青森市内の中心部からタクシーで10分くらいのところにある。近くに青森県立美術館もあり、奈良 美智の作品「あおもり犬 」が人気だ。三内丸山遺跡は、1992年から始まった発掘調査で、縄文時代前期~中期の大規模な集落跡が見つかったことから、1994年に遺跡の保存を決定した。2021年からは「北海道・北東北の縄文跡群」として世界遺産に登録されている。見学するには一般観覧料(500円)を払って、三内丸山遺跡・縄文時遊館の中にいったん入り、館内から外へ抜けると、広大な敷地に点在する遺跡群が眼前に広がる。事前にある程度知識を仕入れて行った方がより楽しめるかもしれない。見学時間は9:00~17:00(入館は16:30まで)。毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)が休館。

青森県青森大字三内字丸山305

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●「ねぶたの家 ワ・ラッセ」~勇壮なねぶたが大迫力~

勇壮なねぶたを目の前で見ると、その迫力に圧倒される。

(左)人の大きさと比べると、いかに大きなねぶたかが分かる。(右)印象的な外観の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。

青森駅前にあり、アクセスが便利。こちらの名称は、ねぶたが住む「家」という思いと、ねぶたの掛け声である「ラッセラー」に、「笑い」と人の「輪」や調和の「和」などをかけて名付けられた。祭りは、青森では「ねぶた」祭、弘前では「ねぷた」祭りという。館内を回ると、迫力あるねぶたがたくさんあり、青森旅行のフォトスポットとしても使える。「ねぶた」という言葉は、農繁期前の夏に睡魔を払う「眠り流し」という風習の「眠り」が転訛したものだと考えられている。ねぶた祭は毎年8月2日~7日に行われる。館内のねぶたミュージアムの入場料は一般620円。営業時間は9:00~18:00(17:30まで入場可)。休館日は12月31日、1月1日、8月9日~10日のみ。

青森県青森市安方1-1-1

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●コーヒーショップ マロン ~1970年創業、愛される老舗の喫茶店~

たくさんの古時計がかかっている店内は、落ち着いた雰囲気。

サイケデリックな文字デザインのせいか、古さよりも新しさを感じさせる。1970年創業で、今年で55年目。店内には古時計などのアンティークがたくさん壁に掛けられており、使い込まれたコーヒーカップや調度品に喫茶店としてのプライドを感じる。実にいい店だ。店長は3代目の松井 久和さん。現在は母親がオーナーで久和さんが店長を務める。2019年に跡を継いだ。「2代目で終わりと思ったが、お客さんは代がかわっても来てくれる。これで終わらせたらダメ」だと決心した。ちなみに店内にある古時計は止まっている。それは「家庭で働いた時計を休ませたいから」だという。お客さんには「時間が大事だからこそ、ここでゆっくりリセットしてほしい」という。オリジナルブレンド(480円)ほか、東京海上日動火災保険青森支店の皆さんが口をそろえておすすめするのは名物のジャマイカンカレー(850円)。ランチ後にも注文できるが、なくなり次第終了となる。モーニングサービスも楽しめる。営業時間は7:00~17:00。水曜日定休。

青森県青森市安方2-6-7

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●海食亭 むつわん ~オープンから5分で満員の人気店~

新鮮な刺身を使った海鮮丼(1,200円)がおすすめ。

ランチの開店時間は11時30分からだというのに、オープンから5分程度で店内は満員となる人気店。行列は必至だが、回転が早く30分も待たないのがいい。「県外からのお客様をお連れすると喜ばれます」と赤崎さん。限定日替わりランチは焼き魚と刺身が1種か4種かの違いで850円と1,050円がある。おすすめは海鮮丼(1,200円)だ。魚のうまさはやはり格別。ほかにもいくら丼(2,100円)、むつわん定食(1,250円)などがある。ごはん、味噌汁は大盛り、おかわり1杯まで無料。丼物、定食には+200円で4点刺身を付けられる。営業時間は11:30~13:15、17:30~20:15。日曜定休。

青森市大野山下146-40

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●すし居酒屋 樽 ~地元でも希少なお刺身~

おいしいネタがそろえられ、見ているだけでワクワクする。

青森の魚介類の豊かさを感じさせる。お客さんはほとんどが県外の人で、武藤支店長いわく、「予約がなかなか取れない」ことで有名な店だ。取材時には奇跡的に予約がとれた。大きな期待を込めて訪れたが、期待以上だった。注文すべきは刺盛。大将のきめ細かい仕事のおかげで、大間のまぐろからのどぐろ、ほっけの刺身まで、定番・珍品の刺身が味わえる。「青森県民でもなかなか食べられないレベルのお刺身が出てくる」(武藤支店長)。慣れた店員さん達が本日のお通しのつまみから説明してくれ、食欲はさらにヒートアップ。久々においしい刺身を食べた気がした。お会計もリーズナブルで、終わりもよくてすべてよし。ただし、現金のみであることを忘れずに。営業時間は17:00~23:00。土日休み。

青森市新町1-11-13

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●なかよし、りんごスティック、カリポリ、薄紅 ~青森絶品のお土産~

東京海上日動火災保険青森支店の皆さんにお土産の逸品を挙げてもらった。まず花万食品の「なかよし」(249円~)はイカの香ばしさとチーズの風味が見事に調和した珍味。お酒のお供に抜群で手土産としてもよく利用される。アラコウ水産の「カリポリ」(540円)は貝ひもに青森で有名な焼肉・野菜たれである「スタミナ源たれ」を合わせたもの。またラグノオの「パティシエのりんごスティック」(230円)もおすすめ。興味深いのは、おきな屋の「薄紅(うすくれない)」(1枚324円)。青森産紅玉りんごの輪切りを砂糖で煮てじっくり乾燥させたもの。2~3枚の輪切りから形の良いものだけが「薄紅」になれる希少な逸品だ。いずれも青森駅構内の土産店、または青森駅前の特産品を集めたA-FACTORYで入手できる。ちなみにA-FACTORYには人気のKimoriの「シードル」(ドライ1,837円)もある。歩き疲れたら、店内のカフェ「SKIP EGG」で青森県産のりんごを使ったアップルパイ(500円)をどうぞ。

A-FACTORY内にあるSKIP EGGの「アップルパイ」(左上)おきな屋の「薄紅」(左下)花万食品の「なかよし」(真ん中)ラグノウの「パティシエのりんごスティック」(右上)アラコウ水産の「カリポリ」(右下)

インタビュアー写真

石川 翔太
SHOTA ISHIKAWA
青森支店
八戸モビリティ営業課

インタビュアー写真

久保 静香
SHIZUKA KUBO
青森支店 十和田支社

インタビュアー写真

久山 航平
KOHEI HISAYAMA
青森支店 弘前支社

インタビュアー写真

村上 紀子
NORIKO MURAKAMI
青森支店 むつ支社

インタビュアー写真

赤崎 久美子
KUMIKO AKASAKI
青森支店 青森エリアチーム

インタビュアー写真

武藤 大輔
DAISUKE MUTO
青森支店長

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