拠点訪問

2023.09.21

三菱オートリース

茨城県・水戸市

地元企業のEV化推進や福祉車両リース等を担う、茨城県民の人情味あふれる営業部

現在、モビリティ業界は大きな変革期にある。政府は2035年までに国内の新車販売において電動車100%を実現するという方針を打ち出しており、カーボンニュートラル達成に向けた環境負荷の低減や人流・物流の効率化、安全性の向上などが求められている。

そんななか三菱オートリースと三菱HCキャピタルオートリースは合併し、2023年4月、新たな三菱オートリースとして出発した。今回訪ねた日立・流通営業本部 茨城営業部は、茨城県内企業や日立グループ企業への営業活動の重要拠点となっている。

社会人ラグビー選手を「息子のように」見守る

茨城県の水戸駅から車で10分弱。近くに水戸芸術館や水戸市民会館、京成百貨店などが立ち並ぶ水戸市の中心部。日立・流通営業本部 茨城営業部は、茨城県内の日立グループを始め、地域の民間企業や福祉法人など法人向けオートリース、およびフリートマネジメントサービス(車両管理)、顧客の社用車のEV化推進などを行う。

2001年から茨城営業部に勤務するミドルオフィス課の海野 晴美さんは、お客様からの問合せを電話で受け営業担当者につなぐ役割を担う。また、ベテラン営業アシスタントとして新人教育にも力を入れる。

「茨城営業部は年齢層の幅が広い。若い新人にとっては親のような世代も多いのですが、みんな和気あいあいと家族のように仕事をしています」(海野さん)

そんな海野さんから指導を受けている一番の若手、営業課の里見 凜太朗さんは、幼少期からラグビーを始め、現在、茨城県日立市を拠点に活動する社会人ラグビーチームである日立Sun Nexus茨城で活躍する24歳。入社2年目で仕事に奮闘しながら、シーズン中は隔日で19時半〜22時ごろまで練習、日曜日は試合というハードなスケジュールをこなす。

「ラグビーではチームとして『1部リーグに昇格』という目標があります。目標達成にしっかりと貢献できるようにがんばっていきたい。仕事においてはまだ2年目で分からないことが多いので、早く一人前になれるようにいろいろと教えてもらいながら、自分のものにしていきたいと思っています。これからもうまく時間を調整しながら両立できるようにがんばります」(里見さん)

そんなエネルギッシュな里見さんを「息子のようなつもりで見守る」という関根 英樹さんは営業課の課長として5人の部下をとりまとめながら、自身でも担当を持ち営業活動を行う。東京にある首都圏営業部での単身赴任を経て、2022年4月からこの茨城営業部へ。偶然にも水戸は生まれ育った地だ。

「茨城県人が多い茨城営業部。柔らかくあたたかい人柄は茨城の県民性。人情味がある支店です」と語る。

「一つの県だけで営業部を構成しているのは茨城営業部だけ。日立グループとのつながりが深い重要拠点であるという自覚を持ち、その強みを今後も活かしていきたい。一方で、今の時代は黙っていてもモノやサービスが売れる時代ではありません。その点は緊張感を持って新規顧客開拓を進めていきたいと考えています」(関根さん)

「営業が好き」という気持ちを大切に新たな領域を開拓

営業課 担当課長の佐々木 晃嗣さんも日立グループの再編など世の中が大きく動くなか、営業活動に励んでいる。

「コロナ禍でリモート業務が増加し人の移動が減少した結果、お客様が社用車を減車することが多くありました。今は多少落ち着いてきましたが、それでもコロナ前の移動量に戻ったわけではありません。このまま守っているだけではなく、当営業部としては一般車のほかにフォークリフトなどにも注力していきます」と言う。

そのようななかで、やはり茨城営業部の絆は強い。

「長く一緒に働いている人も多く互いに信頼関係ができています。もちろん新しく入る社員もウェルカム。そのあたたかいベースができているように思います」(佐々木さん)

営業課の谷田部 キヌさんは営業担当となって約12年。福祉施設を担当しており、福祉車両を扱っている。

「目標の数字に届かないときは心折れることもありますが、小学校から高校まで柔道をしていたこともあり、負けないという気持ちが強い」と語る心強い存在だ。

「もともと人と会うことが好き。担当するお客様は300社・施設ほどありますが、訪問するときはいつもお会いできることが楽しみ。お一人お一人の話をよく伺って、求めていらっしゃることに応えたいと思っています。自分に合った仕事をさせてもらっているとつくづく思います」(谷田部さん)

こうした茨城営業部全体をまとめている部長の高橋 潤一朗さんは、広島、埼玉、新潟、長野にある各営業部を経て2023年4月に着任した。「初めての太平洋側」だという。

「みんなにあたたかく迎えてもらい、新しいところに来たという感じはまったくしません。それがいいところでもありますが、逆にこれまでの慣習や実績をそのまま受け継ぐのではなく、新しい茨城営業部を作っていけたらと思っています」と意気込む。

「私も営業が好きなので、みんなと一緒にお客様のところに伺ってさまざまな話をしながら、新しいご提案をしていきたい。EV化を考えていらっしゃるお客様が多いので、そのお手伝いをしていきたいですし、県内の日立市に福祉車両の架装を担っている車両整備センターがあるということもあり、福祉車両の領域においてもトップを目指して力を入れています」(高橋さん)

営業が好きな社員が揃っている茨城営業部。これまでのつながりを大切にしながらも、社員一丸となってチャレンジ精神のもと地元を、そして会社全体を盛り上げていく。

海野 晴美 HARUMI UMINO
茨城営業部ミドルオフィス課

里見 凜太朗 RINTARO SATOMI
茨城営業部営業課

関根 英樹 HIDEKI SEKINE
茨城営業部営業課 営業課長

佐々木 晃嗣 AKITSUGU SASAKI
茨城営業部営業課 担当課長

谷田部 キヌ KINU YATABE
茨城営業部営業課

高橋 潤一朗 JUNICHIRO TAKAHASHI
茨城営業部 部長