三菱グループ 活動レポート

三菱グループ 活動レポート

「理系女子高校生の可能性をひらく。」

三菱みらい育成財団主催「第2回 理系ブロッサム」開催!

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三菱みらい育成財団が主催するオンラインセミナー「理系ブロッサム(RIKEI BLOSSOM)」が2023年12月16日に開催されました。これは「理系の道を志す女子高校生たち」に社会で活躍する将来像を思い描いてもらおうと、三菱グループ企業や新聞社・教育事業者とともに企画したもので、好評だった前年に続き2度目の開催です。今回は全国23都道府県57校83人の女子高校生が参加しました。

このイベントの特長は、実社会で活躍している理系の女性社員や、ファシリテーター役の理系大学生・大学院生と高校生たちが「オンライン」を通じて対話する点にあります。なかでも率直な質問や悩みを共有できる少人数のグループ討議は高校生たちにとって新たな発見、気づきの機会です。

今回は三菱グループ21社の理系出身の女性社員33人が講師役となって参加しました。講師役の社員は物理、化学、数学、機械、情報、建築、生物、環境、医学など、さまざまな学科の出身者。企業の業態、仕事内容も様々で、まさに高校生の多様な悩みに答えられる体制です。

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資料を上映しながら、参加者の表情もみられるオンラインセミナーの一コマ

高校生たちは、講師毎に設定された33のバーチャルに入って討議に参加します。オリエンテーションが終わりグループ討議の時間になると、一瞬にして参加者がそれぞれの部屋に分かれていきます。リアルイベントでもよくある「グループに分かれて・・・」がバーチャルでも実現できることにも驚きですが、なにより今回の参加者は全国の学校、自宅、会社、あるいは移動中の車等さまざまな所にいるのに、わざわざ会場に足を運ばなくてもリアルイベントさながらのきめ細かなカリキュラムに参加できるのは、オンラインの強みです。

一室5~6名程のグループ討議室では、それぞれの講師が「高校時代の勉強や部活」「大学の学部を選ぶまでの流れ」「就活を経て感じたこと・気づいたこと」「現在の仕事とその醍醐味」などについてプレゼンテーションし、その後高校生がさまざまな質問をぶつけます。時には高校生の悩みに、自分もそうだったと共感し寄り添う講師の姿が見受けられました。その上で大学以降での色々なタイミングで進む道を選択できることや、仕事を覚えるうちに新たな発見があるといった体験談を話す場面も。高校生にとってはリアルな将来像をイメージしやすくなる興味深い話が多かったようです。

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記念撮影の一コマ。参加者の表情も晴れやかです!

一通り終わってから高校生の感想発表の場面では、今の選択が今後全てに影響するのではといった焦りや心配の声に対し、講師たちからグループワークの中で、今進路がはっきりしていなくても、まずは好きなことやワクワクすること、今自分がやりたいことに挑戦しては、との助言をもらい参考になりました、といった感想が共有されました。

「理系女子高校生の可能性をひらく。」と銘打った今回のセミナーは、高校生たちにとっても、三菱グループの社員や大学生・大学院生にとっても、あらためて自分自身の足元とその先を見つめ直す貴重な機会となり、まさに全員が学びと気づきを得られるイベントでした。

※社員講師の所属企業
三菱重工、三菱商事、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、、三菱総合研究所、三菱地所設計、三菱電機、三菱製鋼、三菱倉庫、三菱化工機、三菱ガス化学、三菱自動車工業、三菱マテリアル、日本郵船、ニコン、明治安田生命、キリン、三菱ケミカル、AGC(順不同)

※2023年12月27日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。