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東洋文庫 ゴスペル・ビアガーデン
-晴れた新緑の日に、東洋文庫の中庭でゴスペルの響きを堪能-
三菱第三代社長・岩崎久彌が創設し、今年100周年を迎えた東洋学の世界的研究図書館「東洋文庫」で、5/3(金)~5/5(日)の3日間、ゴスペル・ビアガーデンが開かれました。東洋文庫ではこれまでにも、春の大型連休期間にハワイアン・ビアガーデン(2018年)、インディアン・ビアガーデン(2019年)を開催してきましたが、今回は満を持しての3回目の開催となります。
このイベントは、東洋文庫ミュージアムで開催されている企画展「キリスト教交流史-宣教師のみた日本、アジア-」にちなんだもので、プロのヴォーカルグループ「THE DIVAS」と、「JOYFUL VOICE SCHOOL」の方々によるゴスペルステージを楽しむというものです。
「THE DIVAS」と、「JOYFUL VOICE SCHOOL」のみなさん
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ミュージアムの「キリスト教交流史-宣教師のみた日本、アジア-」では多くの貴重な展示が。会期は5月12日まで。
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中庭の庭園「シーボルト・ガルテン」(写真提供:東洋文庫)
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会場に向かうためミュージアムから外に出ると、中庭の庭園「シーボルト・ガルテン」が見えてきます。ここには博物学者シーボルトゆかりの植物や、シーボルトが愛したあじさいなどが植栽された別世界。恵まれた天候もあいまって集まった方々は思い思いに芝生の上で座りながら、ステージが始まるのを待っていると、クワイヤーが颯爽と登場。
ステージの冒頭では、企画展と連動する形でゴスペル音楽の発祥から歴史的な経緯、更に現代のミュージックシーンへの繋がりまでを紹介。その上でおなじみの楽曲「Oh Happy Day」や「Amazing Grace」、さらに大人気曲「You Are Good」も披露されました。
後半にさしかかると、皆立ち上がって盛り上がっています。
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時に静かに、時に躍動的なゴスペルのステージに観客も立ち上がったり、手拍子を打ったりと盛り上がります。ゴスペルは集まった人の一体感を生みやすい音楽ですが、「今日はお客様のノリもよく、素晴らしい空間と恵まれた天気で、気持ちよいひとときだった」とTHE DIVASリーダーのHIROMIさん。HIROMIさんは東北芸術工科大学にて非常勤講師を務め、「黒人音楽の歴史における人間学」を教えることもあるそうで、ゴスペルにまつわるお話がとてもわかりやすかったのは納得でした。
中庭に面したレストラン「オリエント・カフェ」では、ビアガーデン用の特別メニューが提供され、特にピタサンドには小岩井牛のケバブとスモークサーモンも。ここでも生ビールとの絶妙な「ハーモニー」が奏でられていました。
ビアガーデンには「オリエント・カフェ」から特別メニューが登場(写真提供:東洋文庫)
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ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)も美味でした。
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※2024年5月9日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。