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「先生たちの新たな挑戦を支える場に」
-三菱みらい育成財団の地域別交流会-
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7月20日と27日、探究学習を担当する全国の先生や教育者を対象に、三菱みらい育成財団主催の「地域別交流会」が開催されました。このイベントは、先生たちが自由につながることで「創発・越境、新しいトライが生まれてほしい」という思いから始まったもので、教育関係者が交流できるプラットフォームの創出を目指しています。
これまでにもオンライン・オフライン(リアル)などさまざまなスタイルで開催された交流会。今回は東日本・西日本の計6か所(仙台、東京、名古屋、大阪、岡山、鹿児島)でオフラインでの開催となりました。前回2月に開催した形式が好評だったため、今回も継承して実施され、多くの参加者が集まりました。
三菱みらい育成財団によると、高校の先生は職場の高校内で人脈が完結しがちな上、探究学習の担当教員が学校内でも極少数で、自校以外の同じ問題意識を持った先生と悩みを共有したり、アイデアを出し合ったりすることがなかなか難しく、一人で抱えがちになるとのこと。また、優れた事例があっても他県では教育委員会が異なるなどの理由で共有されづらいという実態もあるようです。
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この現状を打破するために、交流会は探究学習をしている学校の先生を対象にすることで、問題意識の共有化を図る一方、大学の先生や教育分野の企業・団体にも参加してもらい、より幅広い交流ができるよう工夫しています。特に今回の交流会は、地域の特性を生かせるように近隣エリア単位で集まってもらい、交流会の後もネットワークを維持できるようにしています。
また、これまでの交流会では抽選で何度も外れる場合もありましたが、今回のイベントは30人程度の交流を6か所で開催することで、参加の間口を広げました。様々な交流会を開催してきた三菱みらい育成財団ならではの着眼点といえます。
7月20日に大阪で開催された交流会の会場に入ると、会議にありがちな重い雰囲気は全くなく、コーヒーやお菓子をお供に、集まった人同士で話ができるような雰囲気作りが成されていました。交流や人脈を広げる「敷居を低くしたイベント」にするためには、雰囲気作りは欠かせません。初参加の方や、探究学習の担当になったばかりの方も気軽に議論に参加できるように、との思いからです。
さらに今回の交流会は、つながりを強くするために「楽しさ」も必要と考え、カリキュラムにも工夫がなされていました。できるだけ多くの方と交流できるようにグループを越えて自己紹介を行ったり、チームの雰囲気作りに効果的な「似顔絵リレー」ゲームで盛り上がったりと、会場には徐々に笑顔と会話の数が増えていきます。(あるキャラクターを、記憶を頼りにリレー形式で書いてもらうのですが、色々な「あるキャラクター」の登場に、会場の雰囲気は一気に和らぎます。)
まずは自己紹介。グループを越えて多くの人と
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4人でキャラクターを書き上げろ!「似顔絵リレー」
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本編の「作戦カイギ」では、各人が話し合いたいこと、深めたいことをたくさん書き出し、近いテーマの人たちをグループ分けした上で深め合いました。初対面ながらも熱のこもった議論が行われ、明るく前向きに問題意識の深掘りが進みました。チーム毎にテーマや解決方法が異なるなか、さまざまな着眼点を共有できる場となりました。
各人で話し合いたいことを書き出します
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テーマを絞って見せ合い似たテーマの人を探します
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選択肢をたくさん出します
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それぞれのテーブルで活発な議論がなされました
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終盤では、同時開催されている名古屋、仙台、大阪の三箇所を結んだ生中継が入り、各地から感想が寄せられました。「本校の取り組みについて他者に説明するなかで、理解が深まったり、実は優れている、うまくいっていないということに気づいたりするきっかけになった」「他校の方々の苦労話に多々金言があった。場所は違えども、皆さん同じ悩みと向き合っておられる」「このような交流会に参加しつづけること、つながり続けることが大事だと思った」などのコメントがあり、参加者の課題や悩みに応えるイベントであったことがわかります。
三元同時生中継
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カリキュラムが終わり、拍手で終了
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地域別交流会は今後も定期的に開催される予定で、探究学習に取り組む先生の輪がさらに広がることが期待されます。
※地域別交流会の様子は、後日三菱みらい育成財団のホームページでも紹介される予定です。
三菱みらい育成財団
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※2024年9月20日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。