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貴重な遺産を守りたい 小岩井農場でクラウドファンディング挑戦中
-通常非公開の重文施設を見学できる返礼品も登場-
![]() 今回のクラウドファンディングの舞台となる「秤量場」。支援金は耐震対策工事費用に充てられる。
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岩手県雫石町の小岩井農場が、国の重要文化財に指定されている近代農業遺産を次世代に繋いでいくためのクラウドファンディング*に挑戦中です。
1891(明治24)年に開設された小岩井農場は、日本の近代酪農業の発展に大きく貢献しました。明治から昭和初期にかけて建てられた農場内の施設は21棟が重要文化財であると同時に、その多くが現在も使用されている「生きた文化財(リビングヘリテージ)」です。一方で建設から100年を越えて建物の老朽化が進んでおり、大地震などで建物が倒壊する危険性を無視することはできません。そこで、小岩井農場を応援してくれる方々にも力を借りて耐震工事を施し、皆で貴重な農業遺産を守ろうと、今回の挑戦が決まりました。
挑戦はクラウドファンディングサイト「READYFOR」を通じて実行され、集められた支援金は重要文化財のひとつ「秤量場(ひょうりょうじょう)」の耐震対策工事費用の一部に充てられます。秤量場は乳牛の体重測定や爪切りをする場所として昭和40年代まで使用されていた施設で、一般公開エリアにあり内部の体重計や削蹄用の保定枠を見学することができます。
1891(明治24)年に開設された小岩井農場は、日本の近代酪農業の発展に大きく貢献しました。明治から昭和初期にかけて建てられた農場内の施設は21棟が重要文化財であると同時に、その多くが現在も使用されている「生きた文化財(リビングヘリテージ)」です。一方で建設から100年を越えて建物の老朽化が進んでおり、大地震などで建物が倒壊する危険性を無視することはできません。そこで、小岩井農場を応援してくれる方々にも力を借りて耐震工事を施し、皆で貴重な農業遺産を守ろうと、今回の挑戦が決まりました。
挑戦はクラウドファンディングサイト「READYFOR」を通じて実行され、集められた支援金は重要文化財のひとつ「秤量場(ひょうりょうじょう)」の耐震対策工事費用の一部に充てられます。秤量場は乳牛の体重測定や爪切りをする場所として昭和40年代まで使用されていた施設で、一般公開エリアにあり内部の体重計や削蹄用の保定枠を見学することができます。
![]() 秤量場内部。現在は使用されていないが乳牛の体重を測る体重計が残されている。
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![]() ロープが渡された木の間に牛を誘導して保定し、削蹄(爪切り)を行った。
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![]() 内部の壁に残る絵は、ベテランの削蹄師が新人に爪の切り方を教えるために描いたものといわれている。
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支援額に応じて受け取れるリターン(返礼品)も数多く用意されており、目玉は学芸員による解説つきの重要文化財21棟の見学コース(支援金額:3万円)。通常の文化財見学ツアーでは見ることのできない施設も見学できる、大変貴重な体験プランです。他にも、農場でしか購入できない限定スイーツや人気の小岩井商品を選べるカタログギフトなど、合計13コースから予算に合わせた支援が行えます。
実行主体・小岩井農場財団は、「生きた文化財である小岩井農場施設21棟を未来へ受け継いでいくために、ご支援をお願いします」とコメントしています。
実行主体・小岩井農場財団は、「生きた文化財である小岩井農場施設21棟を未来へ受け継いでいくために、ご支援をお願いします」とコメントしています。
小岩井農場クラウドファンディング概要
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実施期間:2025年3月3日(月)~4月30日(水)
目標金額:300万円
支援金用途:耐震対策工事費用(一部)
対象建物:秤量場
※工事は2026年に実施予定。
支援ページ (「READYFOR」サイト内)
※クラウドファンディングサイトを介さない直接募金も受け付けています。詳しくは公益財団法人小岩井農場財団 までお問い合わせください。
支援ページ (「READYFOR」サイト内)
※クラウドファンディングサイトを介さない直接募金も受け付けています。詳しくは公益財団法人小岩井農場財団 までお問い合わせください。
参考リンク
クラウドファンディング詳細
(「READYFOR」サイト内)
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* クラウドファンディングとは…インターネットを通じて活動や夢を発信し、想いに共感した人や活動を応援したい人から支援を募る仕組み。
※2025年3月5日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。
※2025年3月5日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。