建設レポート

完成予想図の外観が、ほぼ現場で見られるように! ~7月度レポート~

2023年7月から建設工事が行われている三菱未来館。9月末の引き渡しに向け、いよいよラストスパートです!

7月23日現在の建設現場
7月23日現在の建設現場です。敷地南側上空から撮影しました。
完成予想図

外構工事も進み、敷地内のレイアウトがはっきり見えるようになりました。どこから入って、どこから出るのだろう、と想像が膨らみます。前月と同様に内装・設備工事も引き続き行われていて、空調機の試運転調整にも着手。並行して検査等も順調に行われています。

南東側からみた外観。この方向から見ると、鋼製足場板で覆われた姿が圧巻です。三菱未来館に重厚感を与えるとともに、陽の光が直接当たることで、陽の回りと共にさまざまな風合いが醸し出されます。この鋼製足場板ですが、高さ方向に2m、3m、4mの市販の足場板を上手く組み合わせて開口部をつくることで、外装にリズミカルなアクセントを生み出しています。

北西側から見た外観。こちらはポリカーボネートの折板で覆われています。西日があたると骨組みの木集成材と相まって、柔らかな色あいですね。鋼製足場板とのコントラストを感じます。

三菱未来館は地下1階もあるのが特色です。日よけのある風通しが良いスペースとして、活躍が期待されます。地下階から見える法面(のりめん)の工事も順調に行われています。

館内の移動中に通る2階の廊下部分。床は仕上材を貼るのではなく、コンクリート床の表層を研磨する工法を採用しています。コンクリートの骨材が浮き出ることによる意匠性の向上や、平滑にすることで汚れが付きにくくなることによるメンテナンス性の向上、さらに仕上材を省略することでの環境面への配慮にもつながります。左上に見えるのは木集成材の木根太で、北側の屋根を支えています。建物内部でも木のあたたかな雰囲気を感じることができます。

 

工事は順調に進んでいて、いよいよ完了間近(7月末実績93.9%)です。予定より20日程度前倒しで進捗しており、9月末の建物引渡しが現実のものになりつつあります。

三菱グループオフィシャルサイトでは、パビリオンの建築物に対する設計監理・施工の関係者に取材し、現地の様子をご紹介する特集記事を公開しています。あわせてご覧ください。

みつびし最旬トピックス:大阪・関西万博「三菱未来館」パビリオン 設計と建設の現場から

三菱グループは大阪・関西万博のパビリオンパートナーです。
三菱グループは大阪・関西万博のパビリオンパートナーです。
(©Expo 2025)