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三菱グループのあり方
2001年1月1日
三菱金曜会
世話人代表 槙原稔
記
(1) 三菱グループは独立会社の集まりではあるが、経営の根本理念として「三綱領」を共有している。
(2) 「三綱領」は1930年代に創られたが、70年を経て21世紀を迎えた今日に於いても、その精神、価値観は脈々と生きており、三菱グループ各社の企業活動の指針としての価値を失っていない。
(3) 然し、人々の価値観、社会構造等が大きく変革している今日、「三綱領」の21世紀的な解釈と行動を伴った自覚が必要であろう。
(4) ここに「三綱領」に対して新たな解釈を施し、三菱グループ共通の経営指針とする。
「所期奉公」
―事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。
「処事光明」
―公明正大で品格のある行動を旨とし、活動の公開性、透明性を堅持する。
「立業貿易」
―全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る。
21世紀にはグローバル化が進み、競争も国境を越えて激化するものと予想される。この様な時にこそ三菱グループは、共通の理念・価値観を改めて認識し、それに基づいた相互の信頼関係を大切にすると同時に、内外に向かって開かれた集団としての拡大を図り、将来へ向かっての更なる発展を目指したい。
以上