 
                        今回は、三菱グループの各企業で働いている社員4名の「春の通勤コーディネート変身プラン」特集です。いつもの通勤コーディネートがプロのスタイリストによってブラッシュアップ! 誰でも取り入れやすいテクニックが満載なので、ぜひ参考にしてみてください。
プロフィール
                                    槇 佳菜絵(まき・かなえ)さん
                                    スタイリスト
                                    
                                    2014年よりスタイリスト 髙橋リタ氏に師事。2020年に独立した後は、小学館『Oggi』などの雑誌ほか、ウェブや広告などを中心に活動中。思考もスタイリングも「シンプルでバランス良く!」がモットー。
                                    instagram:@kanae.maki
                                
三菱商事株式会社 S.L.C.管理部
大橋俊則さん(29)S.L.C.グループの管理部で会計、税務等のコーポレート業務に携わる大橋さん。三菱商事は会社全体で新たなフィールドへ進むため、2025年から〝アドベンチャー・スピリット〟という表現を打ち出している。大橋さん自身も「対面する業界に対して、新しい提案ができたらいいなと、常に挑戦する気持ちでいます」と意欲的です。
 
									▲BEFORE(左)
 
									▲AFTER(右)
<大橋さんの通勤スタイルのお悩みは?>
モットーは〝きちんと・シンプル・清潔感〟。
TPOを意識しつつも色や柄ものにも挑戦したい
 
                                
										◀︎BEFORE
										お気に入りのブルーのネクタイが爽やかで、第一印象もばっちりなスーツスタイルの大橋さん。「所属部署では〝きちんと、シンプル、清潔感〟の3つが尊重されていて、各自がビジネスシーンのTPOに合わせて服を選んでいます」とのこと。「部署内でオフィスカジュアルが採用されたときは、TPOに合わせながらもいち早くTシャツとチノパン、スニーカーというラフな格好を取り入れました。年が明けてからは、久しぶりに引き締まったスーツスタイルに戻りたくなり、色々なアイテム、カラーに挑戦しています。この春はバッグを新調したいのですが、どんなタイプがいいか悩み中です」。
									
<大橋さんの通勤スタイル変身プラン>
								リクエスト1 色や柄ものにトライしたい。
								リクエスト2 バッグを春仕様に新調したい。
							
クリーンな雰囲気のクレリックシャツなら
顔色も明るくなって第一印象が格段にUP
 
                                
										◀︎AFTER
										襟とカフスだけに白い生地を使ったクレリックシャツは、一見難しそうに見えますが、一枚でぐっとおしゃれな印象に引き上げてくれるアイテム。白の襟部分がレフ板のような役割を果たして、顔色をパッと明るく見せてくれる効果を発揮。また個性的な柄のネクタイでも、白襟部分があるお陰で中和され、組み合わせの幅が広がるという特徴もあります。今回はストライプ柄のシャツをチョイスしてかっちりした印象にしていますが、ノーネクタイでも様になるのがうれしいところ。
									
                                スタイリスト槇さんのPOINT
								「普段、色や柄を気慣れていない方でも取り入れやすいのがクレリックシャツです。ブルーのストライプシャツに合わせた小紋柄のネクタイは、同系色ながらもオレンジの柄が効いています。バッグはシボ革の黒にして軽やかな印象に」(スタイリスト槇さん)
                            
 
                        「クレリックシャツは着る機会がなかったので新鮮です。ストライプ柄のシャツに柄もののネクタイ合わせも、着てみるとしっくりきて気に入っています」(大橋さん)
 
                        「バッグは黒なのに軽い印象でいいですね。シンプルなデザインなので、どんなシーンでも活躍してくれそう。新しい年度始めにぴったりです!」(大橋さん)
								<衣装クレジット>
								バッグ¥187,000(GANZO 本店<GANZO>) その他/私物
							
								<問い合わせ先>
								GANZO 本店☎:03-5774-6830
                            
明治安田生命保険相互会社 総務部
太田彩香さん(30)総務部でオフィス整備計画を担当するチームに所属している太田さん。デスクワーク中心の業務をこなしながら、東陽町や高田馬場にあるオフィスに出向くことも。この春からは新しい部署へ異動予定で、異動先でも心機一転して力を発揮できるように準備中!
 
									▲BEFORE(左)
 
									▲AFTER(右)
<太田さんの通勤スタイルのお悩みは?>
デスクワーク仕様のオフィスカジュアルに
代わり映えアイテムで鮮度を加えたい
 
                                
										◀︎BEFORE
										長時間のデスクワークが多いため、ボトムスはゆったりシルエットのパンツスタイルが主流だという太田さん。「総務部ではお客様とお会いする機会が少ないので、通常業務のときはなるべく仕事がスムーズに進むよう〝快適さ〟を重視していました。体を締め付けないシルエットの洋服とか、足元もスニーカーが多くて。また、常にパソコンを持ち歩くのでリュックはマストです」と、快適さを意識しつつも、きれいめなオフィスカジュアルを心がけている様子。「空調に合わせて体温調節ができるように、薄手のニットかブラウスにカーディガンを合わせるスタイルが多いです。会社には〝置きカーディガン〟もしていて、新しい上着が欲しいなと思っています。また、春に向けてきれいめスカートを履きたい気持ちもあるのですが、やっぱり快適さを考えるとパンツをどうしても選んでしまうため、代わり映えするアイテムがあるといいなと思っています」(太田さん)
									
<太田さんの通勤スタイル変身プラン>
								リクエスト1 春に向けて上着を新調したい
								リクエスト2 パンツスタイルにバリエーションが欲しい
							
快適さを追求しながらも
オールインワンの投入で新鮮な印象に
 
                                
										◀︎AFTER
										慌ただしい朝でも、さっとコーディネートが決まるオールインワンをメインアイテムとして投入。ゆったりしたシルエットなので、ワンピースのような雰囲気も楽しめて、スカート欲も満たしてくれるはず。春らしいベージュは合わせるアイテムを選ばないので、手持ちのニットやブラウスで着回ししやすところも魅力。まだ肌寒さが残る春はトレンチコートを合わせることが多いという太田さんにとって、ブルゾンは挑戦アイテム。ショート丈なので、パンツスタイルとのバランスも取りやすく、鮮度アップのための頼れる存在になってくれます。
									
                                スタイリスト槇さんのPOINT
								「ピンクやイエローなど色物に抵抗がある方でも、ベージュなら安心して春気分を楽しむことができると思います。キャメル色のブルゾンが引き締めアイテムになって、メリハリのあるコーディネートに」(スタイリスト槇さん)
                            
 
                        「オールインワンは会社では初めて着ますが、いろいろと着回せそうで手持ちの服にも合わせてみたいです。普段もベーシックなカラーが多いので、ベージュのワントーンで魅せるテクニックはぜひ活用しようと思います。ぼんやりした印象にならないように、どこかに締め色を使うことも勉強になりました!」
								<衣装クレジット>
								ブルゾン¥10,890•オールインワン¥12,100(ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY店<ビーミング by ビームス>)
								リュック¥21,450(ダイアナ 銀座本店<ダイアナ>) アクセサリー/スタイリスト私物 その他/私物
							
								<問い合わせ先>
								ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY店☎:047-436-6500
								ダイアナ 銀座本店☎:03-3573-4005  www.dianashoes.com 
                            
三菱地所株式会社 広報部
田辺紗和子さん(33)広報部の中でもメディア対応のチームに所属し、新聞やテレビを中心としたマスメディアの記者や担当者とやりとりすることが多い田辺さん。取材対応に合わせて現地に出向いたり、イベントに立ち会ったりするなど、会社の認知拡大やイメージアップを目指して日々奮闘中。
 
									▲BEFORE(左)
 
									▲AFTER(右)
<田辺さんの通勤スタイルのお悩みは?>
ベーシックなワンツーコーデが多く
新しいアイテムで春気分を楽しみたい
 
                                
										◀︎BEFORE
										無地のニットにスカートというワンツーコーデで、シンプルにまとめることが多い田辺さん。社外の方に会う機会が多いため、移動も多いけれど、足元はパンプスできちんと感も意識。「基本的には裏方の仕事になりますので、目立たず控えめな色合いを心がけ、周囲になじむコーディネートにすることが多いです。移動も多いのであまり高いヒールの靴は履きませんが、〝ダイアナ〟のパンプスはとても履き心地が良くて、靴ずれしないので愛用しています」と、控えめながらも品のよいスタイルが印象的です。「ただ、いつも同じようなコーディネートになってしまうのが悩み。この春は、ベーシックカラーだけど新しいアイテムに挑戦してみたいです」(田辺さん)
									
<田辺さんの通勤スタイル変身プラン>
								リクエスト1 ワンツーコーデをアレンジできるようにしたい
								リクエスト2 春らしいアイテムに挑戦したい
							
ベーシックカラーでまとめながらも
洗練度が増すジレでスタイルアップ
 
                                
										◀︎AFTER
										季節の変わり目である春にこそ大活躍してくれるジレは、すっかり市民権を得て通勤コーディネートの定番アイテムに。ワンツーコーデにはおるだけで奥行きのある着こなしが手に入ります。また、ミドル丈のジレをチョイスしたので、縦長効果が加わってスタイルアップ効果も。手持ちのグレーニットとも相性の良いブルーグレーのジレで、さりげなく春色をプラス。落ち着いた印象のブルーなので、色に抵抗感のある方でも取り入れやすくておすすめ。また、ここで黒のパンツを合わせたいところを白にしたことで、洗練された印象が際立ちます。ジレはジャケットよりも気軽にはおれるので、1着もっていると重宝すること間違いなし!
									
                                スタイリスト槇さんのPOINT
								「仕事でもプライベートでも使いまわせるジレは、さまざまなタイプが出そろっています。今回はすっきり見える襟なしタイプにしていますが、シャツ襟タイプのものならワンピースっぽい雰囲気に、ツイード素材なら一気に華やかな印象を楽しめます」(スタイリスト槇さん)
                            
 
                        「丸の内近辺でも、ジレを着ている方をよく見かけるので気になっていました。自分には難しいかなと思っていましたが、こうしてコーディネートしていただくと真似できそうな気がしてきます。ベーシック&シンプルをくずさなくても、ここまで素敵にしていただけて感激です」(田辺さん)
								<衣装クレジット>
								ジレ¥12,100(ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY店<ビーミング by ビームス>)
								パンツ¥16,000•ベルト¥10,000(バナナ•リパブリック)
								バッグ¥72,600(エポイ 丸の内<エポイ>)
								靴¥17,600(ダイアナ 銀座本店<ダイアナ>)
							
								<問い合わせ先>
								ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY店:047-436-6500
								バナナ•リパブリック問い合わせ✉:br_info@bananarepublic.jp 
								エポイ 丸の内☎:03-6665-9966
								ダイアナ 銀座本店☎:03-3573-4005  www.dianashoes.com 
                            
三菱電機株式会社 営業本部 事業推進部 ビジネス開発グループ
今井僚太郎さん(48)1年半前に現在の営業本部に異動となった今井さん。お客様の課題を起点にした新規事業をやりつつ、さまざまな事業本部と連携をとって技術とニーズを繋ぎ合わせる仕事がメインとのこと。デスクワークが中心でありつつも、スタートアップ企業や大企業の新規事業部門の担当の方とのコミュニティがあり、そこでのネットワーキング活動も活発。
 
									▲BEFORE(左)
 
									▲AFTER(右)
<今井さんの通勤スタイルのお悩みは?>
セットアップのジャケットスタイルが
マンネリ気味なのでレパートリーを増やしたい
 
                                
										◀︎BEFORE
										シンプルで清潔感あふれるジャケパンスタイルが印象的ですが、営業本部に異動になる前は、毎日スーツスタイルだったという今井さん。現在は、職場の雰囲気がガラリと変わってオフィスカジュアルモードに。「20年以上もスーツスタイルのローテーションだったのが使えなくなってしまい、慌てて〝ONLY〟のオンラインストアで買い足しました。慣れないカジュアルをどう着こなしたらいいか悩む日々です」と語る今井さん。普段の通勤コーディネートは、セットアップのジャケットに単色のニット、スニーカーが定番スタイル。「オフィスカジュアルを取り入れて日が浅く、レパートリーが少ないのが悩みです」(今井さん)
									
<大橋さんの通勤スタイル変身プラン>
								リクエスト1 ジャケットスタイルのレパートリーを増やしたい。
								リクエスト2 白のスニーカーに合うコーディネートにしたい。
							
バンドカラーシャツのレイヤードテクで
奥行きのあるカジュアルにトライ
 
                                
										◀︎AFTER
										クルーネックのニットの代わりに、バンドカラーシャツをセレクトすることで、きちんと感もありながらリラックスしたカジュアルスタイルに。グレーのジャケットに合わせて全体をワントーンにまとめることで洗練された印象に。さらに、インナーに落ち着きのあるくすみ系ベージュのTシャツをレイヤードすると、立体的が生まれて奥行きが出ます。淡いグレーのワントーンでまとめているので、足元は主張の優しい白いスニーカーがしっくりきます。
									
                                スタイリスト槇さんのPOINT
								「ワイシャツではないインナーでカジュアル感を出そうとすると、どうしても薄手ニットやTシャツなどに偏りがちに。そこにバンドカラーのシャツを加えていただくと、レイヤード次第で遊ぶこともできます。または、トレンドのポロニットも雰囲気が変わっておすすめです」(スタイリスト槇さん)
                            
 
                        「レイヤードは難しくて自分ではなかなかできそうにないと思っていましたが、これなら僕にも真似できそうです。さりげなく今までのコーディネートをアップデートしていただけた感じで、違和感なく取り入れられそうです。ジャケットなしでもきちんと見えるし、早速、後で買いに行きます(笑)」
								<衣装クレジット>
								シャツ¥9,990•カットソー¥5,990(PLST) 靴下/スタイリスト私物 その他/私物
							
								<問い合わせ先>
								PLST電話➿ :0120-990-240
                            
取材/宮田典子
 
                             
                             
                            