若手社員登場

2025.06.05

三菱UFJアセットマネジメント株式会社

チャレンジ精神旺盛な若手社員が考えていることを紹介します。

突き動かされるものは?

2020年に入社した商品開発部の佐藤 志帆さんと、インデックス運用部の請川 誠さんに話を聞きました。

三菱UFJアセットマネジメント株式会社

1985年設立の資産運用会社。三菱UFJ国際投信から2023年10月に現社名へ変更。「『あなた』と『社会』の豊かな未来に貢献する」という経営ビジョンのもと、社会環境のかつてない変化のなかでも幅広い人々から信頼される総合運用会社を目指し、投資家の資産形成支援を行う。

若手社員登場 メインビジュアル マンスリーみつびし
インタビュアー写真

佐藤 志帆  SHIHO SATO

2020年入社。商品開発部 プロダクトマネジメントグループ
「大学時代から証券市場について学び、投資信託が人々の生活を豊かにする魅力にあふれていると気づいて入社しました。たくさんの知識が必要とされる職場環境で、成長を重ねている実感があります」

インタビュアー写真

請川 誠  MAKOTO UKEGAWA

2020年入社。インデックス運用部 債券グループ
「投資信託への強い興味で入社し、毎日の仕事が今もずっと楽しいです。仕事も趣味のベース演奏も、縁の下の力持ちのような性格が生きていると感じています」

ファンドを「よりよくする」商品開発

インタビュー画像

2020年入社の佐藤 志帆さんは、商品マーケティング部門(当時)の投信営業第三部(現:投信営業第二部)で新商品の提案などの業務を経験したあと、2023年秋に商品開発部へ異動。現在はおもに投資信託約款に関する業務を担当する。

「商品開発というと『0から1を生み出す』新商品開発をいちばんにイメージすることが多いかもしれません。実は、商品開発といってもたくさんの業務があります。私が所属するプロダクトマネジメントグループの業務は『今ある商品をお客さまにとってよりよくする仕事』と考えています。現在おもに担当しているのは、投資信託約款の作成、記載の見直し・変更業務です」と佐藤さんは話す。

三菱UFJアセットマネジメントは、運用会社としてさまざまな資産運用サービスを提供する。NISAなど、投資や資産運用への注目がますます高まるなかで、投資信託は運用の専門家による投資判断のもと、資金を分散して少額から投資できる商品として関心を集めている。多くの投資家から高い支持を得る「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(略称オルカン🄬)も同社のファンド。オルカンをはじめとするすべての商品にとって、投資信託約款はいわば商品の「設計書」であり、欠くことのできないものである。

インタビュー画像

「投資信託約款は『契約書』であり、ファンドを運営・管理していくために必要な情報が記載されている、いわばファンドの『設計書』にあたります。以前所属していた投信営業部では、対外的な新商品提案や販促を行ってきたため、それぞれの投資信託商品に詳しいことが重要でした。約款を扱う現在の部署では、商品の知識にとどまらず、商品の背景にある幅広い法令などの知識も問われます」(佐藤さん)。

プロダクト・ガバナンスの観点から自社ファンドをよりよい商品とするためにも、約款で定める規定の見直しは重要である。「見直しに際して生まれる関係部署との連携や影響範囲の検討など、複雑な業務が多く大変ではありますが、とてもやり甲斐を感じています。読んだこともなかった法令に、はじめのうちは苦戦しましたが、学ぶことでやはり新たな理解は進むものです。最近では少しずつですが、先輩方に助けられながらも蓄積した知識を実戦で生かせることが増えてきました」と佐藤さん。

インタビュー画像

「約款以外の業務では、NISAの届出業務も担当しています。あるとき、新たにNISAの届出を行いたい販売会社の相談にのったことがありました。必要な書面が不足していたために、届出の要件を満たすことは難しいとわかったのですが、そのまま対応を見送るのも冷たい気がして……。業務を通じて得た知識をもとにアイデアを複数出してチーム内で精査・洗練し、希望を実現できる方向を一緒に探りました」と佐藤さんは話す。「どの業務においてもいつも意識していることは、知識を携えたうえで相手の立場に立って考え、自分事として返事をするということです。もちろん、その分だけ自分への負荷は大きくなりますが、血の通った仕事で、周りの人に喜んでもらえるように心がけています」(佐藤さん)。

佐藤さんは「もともと、お客さまの手元へ商品をお届けすることに興味がある」と言う。社内調整を重ねて進める現在の日常業務は、一見すれば、お客さまである投資家との直接のやりとりはないように思える。しかし、投資信託約款などの業務を通して同社の提供するすべてのファンドをお客さまにとってよりよい方向にアップデートしていくことは、まわりまわって「お客さまの利益や安心に直結」している。興味の方向性は、いつも変わらず彼女のなかに宿っているようだ。

投資信託は「Win-Winなビジネスモデル」

インタビュー画像

同じく2020年入社、「この会社での仕事にワクワクして、毎日が楽しいです」とはつらつとした笑顔で話す請川 誠さん。入社当初から4年以上、IT推進部 データ戦略グループに所属し、2025年1月からインデックス運用部 債券グループに異動した。現在、国内債券を対象としたインデックスファンドの運用に携わり、おもにファンドの運用のほか投資家からの質問対応などにあたる。

投資信託の運用に携わることは、請川さんの就職活動時からの強い希望だった。「投資信託はたくさんのお客さまからお預かりしたご資金で投資を行い、運用の専門家が投資判断を行うため、少額から分散投資が可能な商品です。お客さまに利益があるほど、運用会社にも利益が生まれるWin-Winなビジネスモデルと言え、今も変わらず大きな魅力を感じています」(請川さん)

インタビュー画像

以前の部署であるIT推進部では、社内ユーザーを対象としたデータの格納・管理を行っていた。「直接お客さまと関わることのない部署ですが、扱うデータはファンドマネジャー業務、営業、開示資料など、多岐にわたる用途で利用されるため、間接的にお客さまに影響を与える仕事といえます」と請川さん。

印象的だった仕事として、「月報(マンスリーレポート)データ格納用ツールの事務リスク低減化」の一件を語る。月報とは、運用会社が毎月発行する直近の運用状況などを確認できる資料であり、商品ごとにつくられるものだ。「入社3年目のときには、月報用データの格納に使用する社内ツールの事務リスクを洗い出し、作業フローやツール仕様を改善するプロジェクトのリーダーを任されました。問題は、ファンドごとにデータの種類や取得方法が異なっていたことでした。100個ほどあるツールのなかから、まずは個々のファンドがどういった商品性なのか、データの整備状況、取得経路などを洗い出して、最適な格納方法を判断する必要がありました。私はチームリーダーとして、期限内にプロジェクトを遂行させることはもちろん、この仕事に関わったチームメンバーの育成にも注力しました。メンバーごとの理解度と特性を勘案して洗い出しの担当ツールを割り振ることで、ツールやファンドへの理解を深めてもらいながら事務リスクの低減を実現させることができました。」(請川さん)

インタビュー画像

同僚には「まじめななかにもやさしく明るく、お客さまを思って働いている人が多い」と話す請川さん。「周りの人と協働して課題の解決や案件を遂行したときに得られる達成感が、やり甲斐です。協働して仕事を進めることで信頼関係も構築でき、次の案件でも頼りにしてもらえたときには、がんばってよかったと思います」(請川さん)

彼が異動してまもないインデックス運用部は、まさにファンドマネジャーとしてお客さまの損益に直接関わる部署である。ここでもまもなく、軽やかな活躍が見られるはずだ。

自分らしく楽しむオフの時間

佐藤さん、請川さんともに、結婚して間もない。佐藤さんが最近ハマっているのは、サッカー観戦。「もともとサッカーの知識は皆無でしたが、家族の影響でスタジアムに足を運ぶようになりました。まだまだ勉強中ではありますが、1点を取るためのフォーメーションの組み方や選手の動き方など、戦略を考えながら見るのが楽しいです」と話す。

インタビュー画像

サッカー観戦に行った際の一枚。今年は後援会(ファンクラブ)の会員にもなり、サッカー熱が高まっています。来年にはシーズンチケットを入手して、全試合応援に行こうと意気込んでいます!

また、休みの日はピラティスに通う。「ジムほどハードではなくヨガより筋力を使うため、ほどよい負荷が感じられて気持ちいいです。姿勢が改善され、中学3年生で止まっていた身長がここ数年で1cm以上伸びました」とも。終業後に通うこともあり、オンとオフの切り替えにピラティスが役立っている。

インタビュー画像

大学時代の後輩の結婚式で、余興のバンドでベースを演奏しました。結婚式という大切な晴れ舞台でベースを任せてもらえ、とても光栄でした。

請川さんは、結婚式などでバタバタした直近1年を振り返りながら「新婚旅行で行ったモルディブは、夢のような場所でした。旅行中は仕事のことは忘れ、とてもリラックスできました」と話す。

学生時代からバンド活動でベースを担当し、今も続けている。「ベースって、ギターやボーカルほど目立つことはないのですが、裏側でしっかりバンドを支える渋さがあります。そこが好きだし、仕事の姿勢にも通じるものがあると思っています」と請川さん。

二人とも、オフを自分らしく過ごすことが、仕事のパワーにつながっているようだ。

だから私は追いかけ続ける

インタビュー画像

それぞれにパワフルで、前に進む確固とした足取りを感じさせる二人。仕事への思いをあらためて聞いてみた。

「投資信託は、社会を可能な限り平等にするきっかけとなるツールだと私は考えます。社会には経済的な不平等が存在しますが、元手となる資金は必要であるものの少額から投資ができる投資信託は、そうした不平等な差をまっとうに埋められる可能性があるひとつの有効なツールだと思うのです。お客さまに誠実に向き合い続けることが、最終的に人の生活を豊かにすることにつながると信じて、これからも仕事をしていきたいです」(佐藤さん)。

インタビュー画像

「投資信託は個人から企業まで幅広い層の資産形成に貢献できる、社会を豊かにするために必要不可欠な商品であり、私にとって、今でも変わらず興味深いビジネスモデルです。今後もたくさんの人と関わりながら、投資信託をより一層世の中に浸透させていけたらうれしいです」(請川さん)。

根底にはともに、熱い思いがあった。

過去の記事

TOP