若手社員登場

2025.04.10

キリンビール株式会社

チャレンジ精神旺盛な若手社員が考えていることを紹介します。

仕事のよりどころになっている言葉は?

2020年に入社したマーケティング部の齊藤 純生さんと、2021年に入社したマーケティング部の蒲田 ほのかさんに話を聞きました。

キリンビール株式会社

1907年の創業以来、「お客様本位」「品質本位」の基本姿勢に基づき、いつの時代も新たな価値を提供すべくチャレンジを継続。「世界の人々の『健康』『楽しさ』『快適さ』に貢献します」という経営理念のもと、ビールや洋酒をはじめ、さまざまな商品やサービスを提供する。

若手社員登場 メインビジュアル マンスリーみつびし
インタビュアー写真

齊藤 純生  JUNKI SAITO

2020年入社。マーケティング部 新価値創造担当
「ビールをもっと多様で面白いものにしたい!という思いを持ち、マーケティングを志してきました。ちなみに会社の仲間からは、ビールに引っかけて『じゅんなま』と呼ばれています」

インタビュアー写真

蒲田 ほのか  HONOKA KAMADA

2021年入社。マーケティング部 企画担当CMT (コンシューマーマーケティングチーム)
「人の日常を前向きにできる仕事がしたくて入社したので、SNSでうれしい感想を読んだり、友人に直接『おいしかったよ』と言われたりすると、商品を届けることに貢献できた喜びを感じます」

「自分が」ではなく「みんなで」解決していく

インタビュー画像

2020年入社の齊藤 純生さんは、北海道でキリンビールの量販店営業を担当したあと、2024年春にマーケティング部へ異動。発売されたばかりの『キリンビール 晴れ風』のブランドチームに加わった。

ビールのうまみと爽やかな飲み口をあわせ持つ『晴れ風』は、同社が17年ぶりに展開するスタンダードビールとして、期待のかかる商品。直前まで営業として量販店に商品提案をしてきた齊藤さんにとって、新ブランドの担当を任されたことはとても感慨深かったという。

「マーケティングには、TVCMや交通広告、デジタルなどさまざまな領域がありますが、自分が担当するのはおもに店頭ポスターや景品・キャンペーンなどの販促施策。お客様が商品を手に取る瞬間により近い部分に携わっています」と齊藤さん。
開発したツールや企画したクリエイティブがお客様の目に触れて喜んでいただいたり、これまでビールになじみのなかった人から「飲みやすくておいしい」という声をいただいたりする瞬間がモチベーションの源泉だ。

インタビュー画像

営業時代に先輩から学び、今も自分のなかに生きているのは『仕事は一人で抱え込まず、チームとして取り組むもの』という考え。「一人で悩んでも仕事が回らなくなるだけと気づかされ、今は目標達成や成果創出に向け、社内外・上下左右を巻き込んで推進することを常に意識できるようになりました」(齊藤さん)。

新発売で話題を呼んだ『晴れ風』もこの春で2年目。定番ブランドの地位を確立するためには、まだ課題も多い。

「日本の風物詩を応援する『晴れ風ACTION』の取り組みなど、お客様に伝えきれていない晴れ風の魅力があります。その伸びしろの大きさの分だけやるべきことがあり、毎日がチャレンジです。自前のアイデアに拘泥せず、『お客様がどう感じるか』という視点に何度も立ち戻って、最適な方法を模索していきたいと思います」と齊藤さん。
『晴れ風』とともに自身も成長したいと考えている。

最後は自分の意思で判断し、伝えることの大切さ

インタビュー画像

入社して3年間、「キリンビールで百貨店や量販店の営業担当としてしっかり鍛えていただきました」と微笑む蒲田 ほのかさん。2024年秋にマーケティング部企画担当CMTに異動し、同社の看板商品である『一番搾り』ブランドのマーケティングに携わっている。

蒲田さんの役割は、マーケティング部のブランド担当と営業部署をつなぐ、いわば橋渡し役だ。
「たとえば、営業担当が商談に使う資料の作成。ブランドチームが立案した広告・店頭施策などをもとに、営業担当が商談で合意できるよう提案ストーリーを組み立て、提案資料におとしこみます。また、マーケティング部と営業部の数値目標をすり合わせ、双方が達成できるように働きかけるのも大切な仕事です」(蒲田さん)。

営業担当からは日々「こんな提案をしたい」などの相談が蒲田さんのもとに上がる。ただ『一番搾り』ブランドを成長させたいという目標は同じでも、マーケティング部と営業の現場では、意見が異なることが少なくない。

インタビュー画像

「営業担当が売上げ向上のために要望することも、ブランドイメージの観点では実現が難しいケースがあります。直属のリーダーだけでなく、セールスサポートや生産担当などの意見を広く聞いて総合的に答えを出すことも。正解のない判断が必要な案件が多く、日々鍛えられますね」と言う。

そんなとき意識するのは、いつか同僚に言われた『会社や誰かが言ったからではなく、自分の意思をもって相手に伝えないと伝わらないよね』という言葉だ。

「私自身がそれぞれの要望をうまく解釈して、意思疎通の仲立ちをすることで、両者がより気持ちよく仕事ができるよう意識しています。今の仕事で大切なのは『この人に頼りたい』と思ってもらえる誠実さではないかなと思います。部署を越えて同じ目標に取り組むことができ、ブランド担当や営業担当から感謝の言葉をもらえたときは、大きなやり甲斐を感じますね」(蒲田さん)。

お酒を通じて人と語らう時間が欠かせない!

齊藤さんが最近ハマっているのは、妻と一緒に新居の家具や食器を買いそろえていくこと。今はとくに、キッチン周りのアイテムを充実させているところだ。
「つい最近も、大きな食器棚を購入しました。ちょうど今週末に届くので楽しみにしています」と笑顔を見せる。

インタビュー画像

いつかやってみたいと思っていた陶芸体験をしてきました。土を触るという感覚が新鮮で、絵付けまであっという間の体験でした。焼きあがりが楽しみです!

オフの日は家族と集まったり、予定がなければ早めに夕食をスタートして晩酌を楽しんだりする。
「自分でも簡単な料理をしますし、お酒もいろいろなものを飲みますが、何より『食事とお酒を楽しむ時間』そのものが好きです。お料理とお酒でほがらかな気分になって、家族や友人と楽しく過ごすあの空間が自分にはとても大切なものですね」(齊藤さん)。

蒲田さんもちょうど新居に引っ越しをしたばかり。「新しいものに出合うのが大好き」で、週末は家の周りを1、2時間ほど歩き回り、素敵なスポットや飲食店の開拓に熱中している。

インタビュー画像

風景や花、街並みなど、偶然の出合いを楽しみながら散策するのが好きなので、家の周りだけでなく、月に1回くらい足を延ばして自然に触れられる場所に出かけています。この写真はドライブで近くの海に行った際の一枚。美しい風景や日常の様子を記録に残したくて、いつもカメラを持ち歩いています。

「家の周りには落ち着いた公園があり、緑が豊か。もともと自然のなかを歩くのが好きなので、とても気に入っています。でも、もっと重点的に探しているのはおいしそうな居酒屋さんです(笑)。すでに行きつけになる候補をいくつか見つけて、夫と一緒に足を運んでいます」(蒲田さん)
お店の常連客の方と仲良くなって、色々な話題で盛り上がることも楽しみにしているという。

さまざまな時と場所で人と人とをつなげてくれるのが、おいしいお酒のよいところ。「お酒をプライベートで楽しみ、仕事でも伝えていけるのは幸せなことだと思います」と二人は口をそろえる。

広く商品を届けるために、なりたい自分を目指す

インタビュー画像

最後に、今後取り組みたいと思っていることを二人に聞いてみた。

「今は、担当する『晴れ風』を多くのお客様に知っていただき、ブランドを成長させることだけを考えています。自分に不足しているお客様理解や、財務、商品開発、エグゼキューション開発といったマーケティングの専門スキルを磨いて、将来的にもマーケティングというキャリアで成長していきたいです」(齊藤さん)。

「現職で営業のモチベートに携わるなかで、社員が前向きに業務に取り組めれば、商品やサービスがよくなり、結果としてよいものをお客さまに還元できることに気づきました。その意味で将来は、社内広報やインナーブランディングなどに関わりたいと考えています」(蒲田さん)。

アプローチは違えども、愛する商品を広く人々に届けたいという思いは同じだ。

過去の記事

TOP