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安芸市にひときわ目立つ建物誕生! 観光客も立ち寄れる「新市庁舎」とは
-三菱ゆかりの地便り 高知・安芸#2-
安芸中インター線を北上すると左手に見えてくる真新しい建物
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建物の周囲に遮るものが少ないので遠くからでもわかります。
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旧庁舎は安芸駅の近くにありましたが、築後60年を経て老朽化や耐震性の不備、増築を重ねたことによる庁舎の分散化が課題となったほか、南海トラフ地震への対応が求められることもあり、防災拠点機能と行政機能の維持を重視し、安全で市民に親しまれる庁舎を目指して、2024年1月に新庁舎が移転・開庁されました。
武家屋敷をイメージした3階建ての庁舎に近づいてみると、軒裏や柱、自動ドアなど至る所が木目模様。地元の木材があらゆるところで活用されています。そして入口付近には立派な「安芸市役所」を示す石碑。近代書道の先駆的役割を果たした川谷尚亭に師事した丸岡柯亭(かてい 1892-1975)による筆致で、その文字は力強く勢いが感じられます。
安芸市産ヒノキがふんだんに使われています。
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武家屋敷をイメージした庁舎
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旧庁舎にあった筆致は、新庁舎に受け継がれています。
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早速庁舎の中に入ってみましょう。
正面入口に入って驚くのは開放感あふれる吹き抜けのロビー。安芸市産ヒノキをふんだんに活用することで、木の温もりを視覚的にも楽しめる空間です。写真正面奥には市政に係る情報やイベントなどさまざまな情報を発信する情報発信コーナー、左側には市民課、税務課等の行政サービスの窓口があります。窓口はオープンでわかりやすく、その一方でカウンターには個々に木の仕切りが配置されるなど、相談しやすい雰囲気です。
窓口エリア。広い通路には机・椅子が何セットも。従来の順番待ちコーナーを思うと明るく快適。
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二階の会議室もとても開放的。ここで打ち合わせたらいいアイディアも浮かびそう。
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議会開催中には議場にて傍聴が可能です。
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「市役所は行政の中心」ということもあり、新庁舎では免震構造を採用し非常用電源装置を設置するなど、安全・安心を確保した防災拠点機能を備えています。まさに市民の安全と安心を守るための大切な装備です。
その一方、市外の観光客も気軽に立ち寄れるエリアが一階にあります。まず情報発信コーナーの一角にある「高知県東部観光協議会」。高知県東部の 9市町村(室戸市、安芸市、東洋町、奈半利町、田野町、安田町、北川村、馬路村、芸西村)の観光情報等を発信する拠点なので、ここに行くとさまざまなパンフレットを入手できます。安芸を拠点に東高知を旅する方には頼もしい存在です。
さらにロビーを入った右側には食堂があります。こちらも安芸市産ヒノキを活用した明るく開放的な空間。ここはランチタイムになると「Kitchen coco-心-」が開店します。まだオープンしたばかりなので当面はテイクアウト中心のメニューですが、かつて旧庁舎でも地元産の食材盛り沢山の丼も提供していたようなので、いずれ美味しいランチがいただけるのではないでしょうか。職員が多数訪れる昼休みの時間を少しずらすのがコツです。
旅の途中に安芸市役所へ・・・。時間があえば思わぬ発見があるかもしれませんよ。
観光情報が豊富な「高知県東部観光協議会」
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食堂。天井の円形照明の枠は安芸の特産品の色をモチーフにしているそうです。
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岩崎家や、三菱グループゆかりのものが置かれています。
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この彌太郎さん、ある場所のピクトグラムです。さて、どこにあるでしょうか?
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岩崎、三菱にちなんだものがあちこちで見つけられます。
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隠れ○○を色々探してしまいました。
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安芸市役所
〒784-8501 高知県安芸市土居82番地1
[開庁時間] 平日午前8時30分~午後5時15分(土・日曜日、祝日、12月29日~1月3日までを除く)
※食堂「Kitchen coco-心-」は開庁日の11:00〜14:00営業。当面はテイクアウト中心の営業です。
【参考】
・みにきて! みつびし 安芸観光情報センター ~彌太郎こころざし社中~
・みつびし最旬トピックス 三菱源流の地 高知県安芸市フェア in丸の内
※2024年3月25日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。