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千葉県富里市の「末廣農場」が「丸の内行幸マルシェ」に初出店
-「久彌さん」の想いをつなぎ、ゆかりの地と目指すさらなる共創-
2026年6月19日、毎週金曜日に新丸ビル地下エントランス付近 (丸の内駅前広場地下)で開催されている「丸の内行幸マルシェ×青空市場」(以降「行幸マルシェ」)に、千葉県富里市の観光・交流拠点となっている「末廣農場」が初めて出店しました。2011年から三菱地所が協力を続けるマルシェと、三菱第三代社長・岩崎久彌ゆかりの施設として運営されている「末廣農場」。三菱のゆかりがつないだ、新たなコラボレーションの様子についてお伝えします。
2022年にオープンした富里市の観光・交流拠点「末廣農場」
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末廣農場で農場長を務める大竹明男さんは、「訪れるお客様にも当農場開設の経緯や久彌さんとのご縁について伝わってきた実感があります。まだ“卵”のような施設ですが、旧岩崎家末廣別邸が公開され、旧岩崎久彌末廣農場別邸公園の整備も進んだことで、団体客も訪れるようになりました。三菱ゆかりの地としての歴史を学ばれる方や、興味を持ってくださる方が増え始めています」と、5年目を迎えた現在の運営状況を振り返ります。
行幸マルシェへの出店のきっかけは、2026年1月に丸の内で開催された「岩崎家ゆかりの地物産展」でした。久彌ゆかりの史跡が残る富里市、高知県安芸市、岩手県雫石町、東京都台東区による広域連携事業の中で、富里市が誇るスイカの販売機会を相談したところ、行幸マルシェへの出店が実現しました。
「行幸マルシェは固定客も多いので、お客様とコミュニティをつくったりしてファンを増やしてほしい。末廣農場さんや富里市さんとも、ご縁を継続できたらうれしいです」と話す、青空市場の理事・榎本さん
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戦前の末廣農場では、千葉県からの依託を受けて、スイカの原種栽培(種取り)が行われており、千葉県によるスイカ品種改良の一翼を担っていました。富里でも長年多くの品種が栽培され、現在は同市の名産品として全国に知られています。行幸マルシェを主催する青空市場の理事・榎本明さんは末廣農場参加への期待を次のように語りました。
「富里といえばスイカを連想する人も多いのではないでしょうか。われわれとしては、そうした特産品の販売をベースに、各地の活性化や地方創生につなげてもらえることを目標にしています。マルシェへの出店を通してさまざまな角度からPRをしていただき、お客様がその土地自体に興味を持つきっかけにしてもらいたい。今はインバウンドのお客様も増えているので、地方のおいしいものをもっとお届けすることで、各地域について知っていたただきたいと考えています」
「富里すいかのコンポスタ」を手にする末廣農場・農場長の大竹さん。大玉のコンポスタは、甘味が強く、パンやホットケーキにぴったりの味わい。小玉はシャキシャキとした触感が特徴。
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富里市商工観光課主査の林田利之さんによると、富里市でスイカが作られてから2026年で100年目。この節目の年に開発されたのが、本マルシェで初めて販売された「富里すいかのコンポスタ」。スイカの中で使用されずに廃棄されてしまうことが多い皮に着目し、はちみつで柔らかく煮た新商品です。大玉スイカと小玉スイカの2種類があり、食べてみると、それぞれ異なる触感と甘味がクセになります。
「コンポスタは、久彌さんが末廣農場を経営していたときに残された『古い草鞋(わらじ)も堆肥にすればまだまだ使える』という言葉から着想を得て開発された商品です。そうした久彌さんの想いを現代に引き継ぎたい想いから、施設の名前にも『末廣農場』を使わせていただいています。商品開発も同様の考えを基盤にしていますね」。林田さんは末廣農場に受け継がれる久彌の姿勢をそう振り返ります。
さらに当日は、久彌のトレードマークだったシルクハットに着想を得たうえで、三菱ゆかりの地の素材を盛り込んだ「末廣農場カステラ」、久彌の時代から紡がれてきた「房総ポーク(千葉県産銘柄豚)」を100%使用し、旧末廣農場で製造されていたハムを再現した「末廣農場ハム」などが並べられました。
「富里すいかのコンポスタ」(大玉・小玉)
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「末廣農場カステラ」
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コロナ禍での中止を経て、賑わいを取り戻しつつある行幸マルシェ。近隣企業の昼休みに掛かる12時過ぎからはビジネスパーソンの姿が増え、初出店となる末廣農場も活況に。富里スイカを友人に送り、自身は休憩のお伴にカットスイカを購入したという男性は「昔からスイカが大好きで、自社内に貼られた行幸マルシェのチラシを見て富里スイカが売られると知り、買いに来ました」と顔をほころばせました。
「カットスイカ」と「末廣農場ハム」
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「富里すいかのコンポスタ」に興味津々の女性客
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富里市商工観光課主査の林田さん。「三菱ゆかりの地とは、『食』や『自然』、『久彌さん』といったキーワードをテーマに取り組みをつなげ、交流をもっと深めていきたいです」と笑顔を見せる。
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三菱のゆかりは、知らなかった地域との出合いや、つながりを生むきっかけの一つになっています。ぜひ一度富里市や行幸マルシェに足を運び、そこから広がる各地域の魅力を再発見してみませんか。
千葉県富里市では現在、近代農牧の発展に寄与した久彌の功績を顕彰するため、旧岩崎久彌末廣農場別邸公園内に銅像を建立するためのクラウドファンディングを実施中です。(寄付募集期間:2026年7月1日~2026年7月30日)
【参考リンク】
※2026年7月16日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。



