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第28回 三菱養和スプリント水泳競技大会
-緊張の公認競技大会でレースデビュー 目指せ!ベストタイム-
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民間スイミングクラブの設備として全国でも数少ない公認の長水路プール(50メートル)
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6月9日、公益財団法人三菱養和会主催のジュニア水泳大会「第28回三菱養和スプリント水泳競技大会」が開催されました。
水泳のトップシーズンとなる夏を目前に、大会に備えてトレーニングを積んできた27チーム674名のジュニア選手がエントリー。競技経験が浅く、初めての大会参加となる小学生から全国大会の標準記録突破を目指すレース経験豊富な社会人まで、幅広い選手層が参加しました。
東京都水泳協会公認の大会のため、会場には、全自動装置が設置され公認審判員を配置。ベストタイムを目指してレースに臨む選手が集まった会場には緊張感が感じられました。
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「スプリント」とは、50メートルのレースを意味しており、大会初期の頃は50メートル種目のみの未公認の大会でしたが、その後、種目も増えて公認大会となり発展してきました。
大会の大きな特徴は、50メートル種目では「参加資格条件」がないことです。公認記録を持っていない選手でも参加できる公認大会は全国でも本大会のみで、大会規模は大きくなっても「誰でも参加できる」という考え方は大切に残してきました。
「公認記録をもっていないと大会に出場できないので、デビュー戦であっても、今後のレースに出場するために皆、真剣です。本大会参加により水泳競技のスタート位置に立つことができる意義は大きいです」と話すのは、競技委員長を務める三菱養和スイムスクールの長谷川伸ヘッドコーチ。
メダルを授与する入賞対象者を、トップレベル層ではなく、あえてトップを目指しているB級・C級クラス層に設定していることも「ステップアップを目指してほしい」という成長を願う思いからだそうです。
三菱養和スイムスクールヘッドコーチ 長谷川 伸さん
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三菱養和スポーツセンターに掲げられた松元選手の垂れ幕
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三菱養和スイムスクールコーチ 中川 智之さん
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「最初に養和のプールを見た時、充実した設備に驚き、世界レベルの選手を育てることができる、と確信しました」と語るのは、松元克央選手のコーチを務める中川智之コーチ。
「子どもたちは、オリンピック選手と同じプールで泳ぐことができるだけでも嬉しいようです。最近では、学校教育の一環としての水泳が指導者不足などで厳しい環境となっていますが、子どもたちには、まずは水泳に親しんでもらい、そして、このプールから世界を目指してほしいです」と熱い思いで指導にあたっていました。
三菱養和会が一人でも多くの人にスポーツの「楽しさ」や「喜び」を感じてもらうことを目指すとともに、競技人口の増加に貢献しようとする姿勢が強く感じられる大会でした。
※2024年6月26日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。