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三菱みらい育成財団、オンラインセミナー「第3回 理系ブロッサム」開催!
-「もっと、理系の今が、わかる日。」-
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三菱みらい育成財団が主催するオンラインセミナー「理系ブロッサム(RIKEI BLOSSOM)」が2024年7月13日に開催されました。 これは「理系の道を志す女子高校生たち」に社会で活躍する将来像を思い描いてもらおうと、三菱グループ企業や新聞社・教育事業者が企画したもので、3回目となる今回は全国35都道府県94校122人 の女子高校生が参加しました。
高校生が大学進学を考える上で多くの人が悩む「文理選択」。例えば自分が理系を選びたいと思っても、選んだ理系の進路のままで良いのかわからなかったり、理系の大学や企業のイメージが漠然としていたり、と悩みはさまざまです。
このイベントは、全国の女子高生が、ふだん接点の少ない理系の女子大学生や、実社会で活躍している女性企業人たちと対話をすることで、理系の価値や魅力を再発見し、進路選択や将来に役立つ情報が得られるイベントです。今回も三菱グループ18社※の理系出身の女性社員28人が講師役となって参加しました。講師役の社員はさまざまな学科の出身で企業の業態、仕事内容もさまざま。理系といってもさまざまな仕事があり、理系に進んだプロセスも色々で、高校生にとっても気づきの多いイベントです。
パネルトークは終始和やかな雰囲気
(写真上・右:山崎直子氏、写真下:玉城絵美氏) |
今回は冒頭に宇宙飛行士の山崎直子氏、琉球大学工学部の玉城絵美教授によるパネルトークが行われました。
宇宙飛行士として国際宇宙ステーションでのミッションに取り組んだ経験のある山崎さん、ボディシェアリングの世界を研究者・起業家として切り拓く玉城さんとの交流は、高校生たちにも貴重なひとときでした。おふたりからは「夢や思いを形にするのが工学分野(山崎さん)」「未来を予測することは未来を発明すると学んだ。その積み上げは楽しい(玉城さん)」と理系の醍醐味を伝える一方で、「ここ数年で働き方も子育ても多様化が進み、女性が理系のキャリアを積む上で辛いという環境はなくなった(玉城さん)」「多様性は男性も働きやすい環境を生み、男女問わずプラスの効果に繋がる(山崎さん)」と、研究や仕事をとりまく環境もかなり変化したと異口同音で話されていました。
最後は参加者で記念撮影
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参加した高校生からも大学や学部の選び方や、学生時代自ら行動していたこと、等続々と質問が投げかけられましたが、理系進学を考えている高校生たちに寄り添った回答はおふたりからのエールでもありました。特に「興味のある、ワクワクすることを長く続けられることが大事(玉城さん)」、「一度決めたことはずっとである必要はない。今自分が想像していることも、それはすべてではない(山崎さん)」といったおふたりのコメントは、多くの高校生たちに響いたようでした。
このあと高校生たちは、恒例のワークショップを体験しました。講師役の三菱グループの理系女性企業人や、ファシリテーターを務める理系現役女子大学生とのブレイクアウトセッションでは、1グループ5-6名程のグループ討議室に分かれて、それぞれの講師が、自分の体験談として高校時代の勉強や部活、大学や学部選び、就活、現在の仕事とその醍醐味をプレゼンテーションし、その後高校生がさまざまな質問をぶつけます。時には高校生の悩みに、自分もそうだったと共感し寄り添う講師の姿が見受けられました。セッションを終えた高校生からは、進路を考えるタイミングはこれからも色々あること、周りの色々な意見を聞きながら自分が響いた分野を調べると、興味のあるところにいきつく点、更にいろいろなことに興味を持つためにもこれからアンテナを張り続けたい、といった前向きな感想が多く挙げられていました。
「もっと、理系の今が、わかる日。」と銘打った今回のセミナーは、高校生たちにとって今のリアルな理系の世界を知る貴重な機会でした。
※社員講師の所属企業
三菱重工、三菱商事、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱総合研究所、三菱地所設計、三菱倉庫、三菱化工機、三菱ガス化学、三菱自動車工業、三菱マテリアル、ニコン、明治安田生命、東京海上日動火災保険、キリンホールディングス、三菱ケミカル、AGC(順不同)
※2024年7月29日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。