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三菱グループ企業による大阪・関西万博応援の取り組み #2

-三菱自動車、「ミャクミャク」ラッピングカーで街を盛り上げ-

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大阪・関西万博公式ラッピングカーと西日本三菱自動車販売の皆さん

大阪・関西万博は、公式キャラクター「ミャクミャク」のユニークなデザインも大きな話題のひとつです。赤・青・グレー・白のテーマカラーが躍動するコンセプトアートも特徴的で、大阪・関西万博といえばこのカラーとミャクミャクというイメージも浸透してきました。大阪では列車やバスの車体にもこの万博デザインが採用されています。そして鮮やかなラッピングを施した乗用車で大阪の街を盛り上げているのが、三菱自動車グループの西日本三菱自動車販売(株)です。

三菱グループ各社で構成される三菱大阪・関西万博総合委員会には、今回の万博の舞台である大阪を拠点とする企業も複数社含まれており、西日本三菱自動車販売もそのひとつ。

「販売子会社である西日本三菱自動車販売が、ある意味三菱自動車の現地代表として大阪・関西万博のスポンサー企業になったということに対して、社員は誇らしい思いが強いんです。社員の機運もとても盛り上がっています」(三菱自動車工業(株)国内営業本部長 五十嵐京矢氏)

三菱大阪・関西万博総合委員会の発足当時、西日本三菱自動車販売の取締役社長だった五十嵐氏は、地元大阪での万博開催、それもスポンサー企業としての参加ということで、機運醸成のために万博モチーフを活用したラッピングカーの作成をすぐに提案したのだそうです。

モチーフの使用にはさまざまなルールがあるため、2025年日本国際博覧会協会とも打ち合わせを重ね、現在までに西日本三菱自動車販売で保有の6台、博覧会協会に提供している2台、三菱未来館の施工を担当している竹中工務店に1台の、計9台のラッピングカーが作成されました。まだミャクミャクが誕生していない時期に作られたものもあり、すべてデザインも違います。

「ラッピングカーが走るのは現在は大阪だけですが、今後東京や他の地域にも広げていきたいですね」と話す五十嵐氏(写真左。東京・三菱自動車工業本社にて) 右は古野氏。
2024年から西日本三菱自動車販売の代表取締役となった吉岡氏も、五十嵐氏の後を継ぎ関西・大阪万博の機運醸成に注力している。
ラッピングカーは「デリカD:5」「デリカミニ」「アウトランダーPHEV」「ミニキャブ EV」の各車種。どの車種も遠目からも目を引くラッピングデザイン。

こうして誕生したラッピングカーは、さまざまな用途で利用され、各地で注目を集めています。

「大阪モーターショーや各種イベントに出したり、小学校での出前授業で使ったり、また来客の送迎用としても使用していますし、役員も率先して使用しています。街中でもとても目立つので、そうした点でも万博のPRに繋がればと思っています」(西日本三菱自動車販売(株)代表取締役 吉岡重文氏)

取材ではこのラッピングカーを活用している大阪の2025年日本国際博覧会協会でもお話を伺いました。万博会場の夢洲へのアクセスには、開幕直前には地下鉄が延伸する予定ですが、現在はまだ交通手段が非常に限られている状況です。

「大きな荷物を搬入したり大人数の移動だったり、急いで会場へ行かなくてはならなかったりというときに苦労をしていたのですが、そんなところへ西日本三菱自動車販売さんのラッピングカーのお話をいただきまして、こうした問題を解消することができました。開幕後は会場との行き来がさらに増えるので、この車の存在はとてもありがたいですね」((公社)2025年日本国際博覧会協会 企画局企画部審議役 兼 出展課長 宮嶋豊氏)

「協会職員が広く使用できる初めての公用車でもあり、協会内でも送迎に使いたいといった声も多くて人気なんですよ」(同 企画局企画部出展課 課長代理 小林祐子氏)

大阪府咲洲庁舎で活躍中のミャクミャクラッピングカーと宮嶋氏(左)、小林氏。
「皆さんと一緒になって準備して一緒に作り上げて、一緒に会期を迎えることを楽しみにしています」と話す宮嶋氏。
三菱自動車工業・東京本社で取材に応じていただいた皆さん

三菱自動車はラッピングカーとは別に、万博会場での緊急時車両や関係者用車両の提供も予定しています。同社は2011年の東日本大震災での車両派遣に始まり、被災地支援やコロナワクチン搬送などを目的に、「eKクロス EV」や「アウトランダーPHEV」など電気自動車を中心とした車両の寄贈や貸与を行ってきた歴史があります。

「日本自動車工業会経由で協力要請があり、弊社からはEVを4台を提供する方向で調整しております。そのうち『ミニキャブ EV』2台は、博覧会会場において傷病者を会場内の医療救護施設へ搬送する車両として活用される予定です」(三菱自動車工業(株) 総務・サステナビリティ本部本部長補佐 古野穣氏)

西日本三菱自動車販売の社員決起集会に登場したミャクミャク。(写真提供:西日本三菱自動車販売)

また、西日本三菱自動車販売では、顧客へ渡す封筒や見積書のフォルダーなども万博モチーフでデザインしたものを用意しており、同社管轄の広域地域の社員が集まる決起集会にもミャクミャクを招くなど、社内外での機運醸成に多方面から取り組んでいます。

「万博への協賛は、当社の営業スタッフやサービスメカニックたちも『家族に自慢できる』とモチベーションアップにつながっています」(西日本三菱自動車販売(株) 営業統括本部長 池部洋二氏)

「今の若い世代は自動車免許を取らない人も多く、車への興味が薄れていることを感じるという声を販売の現場から聞いています。今回の万博で、子どもたちに近未来のモータリゼーションに触れてもらい、車ってすごいんだな、自分も欲しいな、という夢を持ってくれたらいいですね」(同 大阪営業本部 本部長 兼 管理本部 店舗開発室長 田中勝也氏)

「私自身も万博を楽しみにしています。デジタル時代の今、世界のことはネットで調べればわかるというのも確かですが、モノを売っている会社にいる者としては、やはりリアルなモノを現場に見に行ってもらい、そこで感動してもらうことを期待しています。海外からのお客さんには日本ってすごいなと思ってほしいですし、日本の人たちにはもっと自信を持ってほしい。そういった点で、万博には非常に期待しています」(五十嵐氏)

三菱グループは大阪・関西万博のパビリオンパートナーです。
(©Expo 2025)

※2024年8月27日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。