12月の食材:ブロッコリー
冬に収穫が旬を迎えるブロッコリーは、体を健康に保つための栄養がギュッと詰まった万能野菜。たんぱく質をはじめ、食物繊維、ビタミンC、βカロテン、カリウムなどがとくに豊富です。野菜でありながらたんぱく質がとれるので、ボディメークやダイエットをする方にもおすすめ。ただし水でゆでるとせっかくの栄養が流れてしまいがちなので、レンチンや少量の水でサッと蒸すようにゆでるなど、栄養を逃さない調理法にもこだわるのがポイントです。今回は盛り付け、オーブン焼き、豆乳クリーム煮の三つのアレンジで、定番野菜のブロッコリーに新鮮味を添えるレシピをご紹介します。ブロッコリーの約半分を占める茎を捨ててしまうのはもったいないので、茎もしっかり活用しておいしくいただけるレシピも必見。
より鮮度が高くおいしいブロッコリーを見極めるコツは、全体的に緑色が濃く、蕾が密集していて硬く引き締まっていること。さらに切り口がみずみずしく、くすんでいないものを選んで。
<Recipe1>
クリスマスシーズンを盛り上げる盛り付けで!
ブロッコリーの彩りリースサラダ
このレシピのPoint!
☑ リース状に盛り付ければ、クリスマスシーズンのホームパーティでも映える仕上がりに。
☑ 具材は好きなものでアレンジ自在。鶏ささみ、卵を加えることで、たんぱく質がしっかりとれ、食べ応えのあるサラダに。
☑ ドレッシングは手作りでも、市販のものでもお好きなもので。
【材料】 2~4人分
ブロッコリー…1/2株
ベビーリーフ…約1/2袋
ミニトマト…7~8個
鶏ささみ(サラダチキンで代用しても)…2本
卵…1個
<ハニービネガードレッシング>
オリーブオイル…大さじ1
白ワインビネガー…大さじ1
レモン汁…小さじ1
塩…小さじ1/4
ハチミツ…大さじ1/2
黒こしょう…少々
つくり方
① ブロッコリーはレンチン(600Wで1分半~2分が目安)、または蒸して程よいやわらかさに。
② 鶏ささみは筋をとり、ひと口大に切って、ゆでて火を通す。
③ ゆで卵を作っておく。沸騰してから8~9分ゆでて完熟に。
④ ドレッシングを作る。しっかりふたが締まる保存容器に具材すべてを入れ、よく振って混ぜる。
⑤ 皿に具材を盛り付けていく。まずはベビーリーフとブロッコリーでベースの形を作っていく。
⑥ さらに鶏ささみ、ミニトマトをバランスよく盛り付けていく。
⑦ ゆで卵は殻をむき、白身と黄身に分け、白身は細かく刻む。黄身はざるや粗目の茶こしで濾して細かくしておく。
⑧ ⑥の皿に白身を盛り付け、ドレッシングをかけてから黄身を散らすようにトッピングする。
<Recipe2>
無限に食べ続けたくなる新感覚のおいしさ!
焦がしブロッコリーのおつまみサラダ
このレシピのPoint!
☑ ブロッコリーを味付けしてオーブンで焼くだけ! ほったらかし調理で、あとを引くおつまみが完成。
☑ ブロッコリーは茎部分も薄く切って無駄なく活用。
☑ チーズをトッピングしてさらにヤミツキ風味に格上げ。
【材料】2人分
ブロッコリー…1/2株
オリーブオイル…大さじ1/2
塩…小さじ1/6程度
黒こしょう…少々
チリペッパー(チリパウダー、カイエンペッパー、ガラムマサラなどでも)…5振り程度
パルミジャーノ・レッジャーノ(粉チーズでも)…適宜
つくり方
① オーブンを220℃に予熱しておく。
② ブロッコリーは房の部分は食べやすい大きさに、茎部分は2~3mm幅に切る。ボウルにブロッコリーとオリーブオイル、塩、黒こしょう、チリペッパーを入れ、ざっくり回して味をまんべんなく付けておく。
③ オーブンの天パンにオーブンシートを敷き、②のブロッコリーを重ならないように並べ、15~20分焼く。
④ 焼き上がりは少し焦げたくらいが目安(焦げ具合は好みで)。皿に盛り、パルミジャーノ・レッジャーノを好きなだけ削る。
<Recipe3>
茎もコリコリと食感が楽しいアクセントに!
ブロッコリーと豚こま肉の豆乳クリーム煮
このレシピのPoint!
☑ 冬に食べたくなる鉄板メニューの野菜のクリーム煮を豆乳でよりヘルシーにアレンジ。
☑ ブロッコリーは茎部分も活用。コリコリ食感もおいしさの決め手に。
☑ フライパンで少量の水で蒸して、ブロッコリーの栄養を閉じ込めて。
☑ 味付けは少量の味噌を隠し味に。
【材料】4人分
ブロッコリー…1株
豚こま肉…200g
塩・黒こしょう…少々
無調整豆乳…200mL
水…100mL
鶏がらスープのもと…小さじ1/2
味噌…小さじ1/4
片栗粉…大さじ1
つくり方
① ブロッコリーの房部分は食べやすい大きさに、茎部分は約1cm角に切る。
② フライパンにブロッコリーと水100mL(分量外)を入れ、ふたをして中火で4分程蒸す。さらに豚こま肉を加えて炒め合わせ、一度皿に取り出しておく。
③ ②のフライパンをキッチンペーパーで軽く拭き取り、無調整豆乳、水を入れて火にかけ、沸騰する直前で弱火に。鶏がらスープのもとと味噌を加えて味を調え、さらに大さじ2の水(分量外)で溶いた片栗粉を少しずつ加えてとろみをつける。
④ ③に②で取り出しておいたブロッコリーと豚こま肉を加え、豆乳クリームを絡ませる。
※大さじは15mL、小さじは5mLです。「少々」は親指と人さし指でつまんだ約小さじ1/8分、ひとつまみは約小さじ1/5の量です。
※火加減や加熱時間は環境によって異なるので、様子を見ながら調整してください。
※野菜を洗う、皮をむくなどの下準備は一部省略しています。