ライフスタイル企画

2025.09.04

旅企画「目的旅のススメ」

運動不足を解消! 思い切り体を動かせるスポーツ施設へ

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暑さを理由に運動をサボり、さらに喉の渇きを潤すべく、ついビールに手が出てしまう夏。気づけばお腹周りに気になる脂肪が…という人も多いだろう。残暑はまだまだ厳しいが、朝晩の空気に秋の気配を感じれば、同時に焦りも覚えるはずだ。なぜなら、秋は“食欲の秋”でもあるからだ。さぁ、これ以上、体が重くなる前に! 日頃の運動不足解消を兼ねて、何か新しいスポーツに挑戦してみるのはいかがだろう。思わぬ面白さにハマってしまう人が続出の注目のスポーツを紹介しよう。

【東京都】最旬トレンドスポーツ、ピックルボールで汗を流そう『Pacific PICKLE CLUB』

2021年に開催された東京五輪で、数多くの競技種目の試合会場となった湾岸部の有明エリア。そのレガシーを受け継ぐ複合型レジャー施設施設として、2024年10月に開業した「livedoor URBAN SPORTS PARK」。

スケートボードパークや3×3バスケットボールコート、ランニングスタジアムのほか、BBQ施設やドッグカフェも完備。土日ともなれば、多くの人が訪れる人気施設だ。

その中で、オープン以来、トレンドに敏感な人たちがこぞって訪れているのが「Pacific PICKLE CLUB」。

彼らのお目当ては、“パドルを使って、穴あきのボールを打ち合うスポーツ”、ピックルボールをプレーすること。

ピックルボールは、アメリカ、オーストラリア、インドではすでにプロリーグが設立され、将来のオリンピック種目の最有力候補とも言われている新スポーツ。

「パドル」と呼ばれるラケットと穴の空いたプラスティック製のボールを使い、バドミントンのダブルスコートと同じサイズのコートでプレーする。ダブルスとシングルス、どちらもあるが、ダブルスでプレーするのが主流で、ルールもシンプル。

運動経験の有無に関係なく、誰でもすぐにラリーができるうえ、テニスほど動きが激しくないということもあり、世代を超えて楽しめるのも人気の理由だ。

海外ではアウトドアコートが主流だが、日本では常設のアウトドアコートそのものが希少。開放的な湾岸の雰囲気の中でプレーをすれば、まるで海外リゾートに来たかのよう。

思い切り汗を流した後は、仲間と併設のカフェでナイスプレーに乾杯したい。

『Pacific PICKLE CLUB』

〒135-0063 東京都江東区有明1-13-7 livedoor URBAN SPORTS PARK内
☎︎03・5579・6166
営業時間:9時〜21時(土日8時〜21時)
利用料金:9時〜18時6,000円、18時〜21時8,000円(土日祝9時〜18時¥8,000、18時〜21時10,000円) ※1時間1コート ラケット&ボールレンタル1セット800円

【千葉県】ライトアップされた18ホールをプレーするナイトゴルフ『アクアラインゴルフクラブ』

昨今の気温上昇や多様なプレースタイルの拡大に対応するため、アコーディア・ゴルフが力を入れて取り組んでいるのが「Night Golf(ナイトゴルフ)」。

厳しい暑さや日焼けの心配から逃れられるのはもちろん、渋滞のリスクも少なく、スループレーでラウンドできることもあって、ゴルファーにとってそのメリットは大。

理想的なスケジュールはこうだ。ちょっと早めに仕事を終わらせ、16時ごろにコースに到着。軽く練習し、小腹を満たしたら17時にプレースタート。幻想的な雰囲気の中、スルーでさくさくとラウンドすれば、22時にはホールアウト。コースでシャワーを浴びても、日付をまたがず帰宅できる。

夕焼けに染まった空が段々と色濃くなり、日没を迎える頃にはLED照明が点灯。見知った昼間のコースとはまるで異なる非日常世界は、エンターテイメント感もたっぷりだ。

アコーディア・ゴルフの運営で「Night Golf(ナイトゴルフ)」を実施しているのは全国で6コースあるが、都心から1時間以内と好アクセスなのが「アクアラインゴルフクラブ」。

昨秋にクラブハウスを全面リニューアルし、海とサンセットをイメージしたスタイリッシュな空間は、女性ゴルファーからも好評。料金も日中のプレーよりお得なだけに、ゴルフ好きには嬉しい限りだ。

『アクアラインゴルフクラブ』

〒292-0201千葉県木更津市真里谷4345−3
☎︎0438•53•3800
利用料金:平日7,991円〜、土日祝14,990円〜

【埼玉県】世界最大級のウォールに挑むクライミング『Next Gen bouldering』

2021年に開催された、東京五輪で新競技として採用されたスポーツクライミング。全身の筋肉を駆使して、ウォールを登る選手たちの姿はまだ記憶に新しいだろう。

その東京五輪、女子複合決勝で銀メダルを獲得したプロクライマーの野中生萌氏が今春、自身がオーナーを務めるクライミングジムをオープン。

高さ5m、長さ約30mという世界最大級のコンペウォールは、圧巻のひと言。その場に立つだけで圧倒的な迫力で迫ってくる。大会さながらのハイレベルなセットに挑戦できるとあり、トップクライマーを目指す人の姿も。彼らのクライムを、ただ眺めているだけでも刺激的だ。

ジムの総工費は1.4億円超。「自分のクライミングジムを持つことはずっと大きな夢だった」という野中氏の本気度が窺える。

施設内にはラウンジやトレーニング、ストレッチエリアもあり、総合的に体を鍛えることができる。

近日中にキッズ専用ウォールも設置予定で、キッズスクールプログラムも充実。次世代のトップクライマーを育成する場所としても注目されている。

『Next Gen bouldering』

〒352-0011 埼玉県新座市野火止3-13-26
☎︎048•485•8616
利用料金:初回ジム登録料1,100円、ジム利用料2,310円(19時以降1,760円、土日祝2,420円、土日祝18時以降1,760円)

構成・文/一寸木芳枝

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