2026年シーズンから、社会人アメリカンフットボールリーグ「Xリーグ」は大会方式を大きく刷新し、新リーグ制度「Xリーグプレミア(略称:Xプレミア)」がスタートした。日本の社会人アメリカンフットボールの競技レベル向上と、より多くのファンに試合を楽しんでもらうことを目的とした改革だ。
初年度のXプレミアは11チームで構成され、総当たり戦で各チームが10試合を戦う。三菱UFJ銀行、東京海上日動火災保険、三菱電機による3社合同チーム「オール三菱ライオンズ」も、頂点を狙い、全力で戦いに臨んでいる。
5月3日に開幕したレギュラーシーズン前半戦は7月上旬まで実施。そのあと、約2カ月のサマーブレイクを挟み、8月下旬から後半戦が再開される。レギュラーシーズン終了後の11月下旬からは、上位6チームによるトーナメント形式のプレーオフが開催され、セミファイナルを勝ち抜いた2チームが、日本一を決める決勝戦、第80回ライスボウル(2027年1月3日に東京ドームで開催予定)へと進む。
これまでレギュラーシーズンは6試合程度であったため、今シーズンは試合数が大幅に増加。チームにとってこれまで以上に大きな挑戦の年となる。そこで、今シーズンからキャプテンに就任した海﨑 琢選手に、2026年シーズンの決意とチームの魅力を聞いた。
海﨑 琢 TAKU KAIZAKI
背番号 40
ポジション :ラインバッカー(LB)
出身大学 :関西学院大学
身長/体重 :174cm/80kg
東京海上日動火災保険
「日本一」に向けて思いを率直に伝えたい
――今シーズンの目標を教えてください。
海﨑:今年の目標は日本一です。リーグの変更に伴い外国人選手が4人に増え、ライオンズとしても非常によい流れが来ていると感じています。決して簡単な目標ではありませんが、日本一に向けて1年間しっかり取り組んでいきたいと思っています。
――新リーグとなり試合数も増えますが、不安はありますか。
海﨑:どのチームも同じ条件で戦っているので、そこを言い訳にはしたくありません。
――新キャプテンとしての抱負を教えてください。
海﨑:僕は小学校から大学までアメリカンフットボールチームでキャプテンや副キャプテンを務めてきたので、役割自体に抵抗は全くありません。社会人では3年目になりますが、これまでの2シーズン、チームを見てきたなかで、今年は自分の限界まで取り組んだときに何ができるのか、チーム全員で何が達成できるのかを本気で試したいと思い、主将に立候補しました。
学生時代はキャプテンが強いリーダーシップでチームをまとめることが多いですが、社会人チームはそう単純ではありません。ただ、それがこのチームの魅力でもあります。この1年で、よりよい組織にしていきたいと思っています。
――チームをまとめるうえで心がけていることは。
海﨑:思ったことをそのまま伝えることです。よいことも悪いことも率直に伝える。その方が相手の心に響くと思っています。言葉を選びすぎるよりも、その日感じたことや、日本一に向けて自分がどうしたいかを素直に伝えることを大切にしています。
「最後の1分までやり切る」粘り強さがある
――今シーズンの注目選手や見どころは。
海﨑:注目は外国人選手4人です。僕自身もまだ実力をすべて把握できていないので楽しみにしています。ゼイ(アイザイヤ ・カリル・ マルコム選手)は昨シーズンも活躍しましたが、「久々のフットボール復帰で、思ったように実力を発揮しきれなかった」と話していて驚きました。今シーズンは最初からフルパワーでプレーしてくれると思います。
また、ディフェンスバック(DB)のダリウス・ナッシュ選手は1対1の勝負で圧倒的な強さを見せています。基礎がしっかりしていて、そのうえで独自のプレーを展開している。チーム全体のレベルを上げてくれるでしょう。
私自身のプレースタイルとしては、ボールのあるところに常に自分がいる、という点に注目していただきたいです。ラインバッカー(LB)として、パスにもランにも関われるポジションなので、そうしたボールへの嗅覚を見ていただけたらうれしいです。
――「Change」をスローガンとして掲げていた昨シーズンからの変化や成長について教えてください。
海﨑:キャプテン就任後、選手65人全員と一人一人面談を行いました。そのなかで多くのメンバーが「あきらめない心でプレーしたい」と話してくれたことが印象的でした。これまでは強豪相手に最初から「勝つのは難しい」と感じてしまうメンタルの弱さもありましたが、今年は「最後の1分までやり切る」という粘り強さがチーム全体に浸透してきました。
昨シーズンは東京ガスクリエイターズから1勝を挙げた一方で、勝てる試合であっても「勝ち切る力」が足りないことも痛感しました。今年は確実に勝ち切る試合をしていきたい。そして、強豪に勝つときも、相手のミスではなく自分達の力で勝ったと言えるチームを目指していきたいと思っています。
――今シーズンのスローガンを教えてください。
海﨑:今年、チームの目標として「日本一」になることを設定しました。昨シーズンの実績からすれば非常に難しい目標ではありますが、だからこそ、その無謀ともいえる夢に向かって努力をすることで得られる成長、学びが多くあると思っています。その学びを主体的に自らの考えや実現したいという想いを持って取り組んでほしいと思い、チームとして「I WILL.」というスローガンを掲げました。
挑戦の中で壁にぶつかることもあるでしょう。しかし、だからこそ仲間との協力や工夫を重ね、一歩ずつ前進していく姿勢を大切にしたいと考えています。「I WILL.」には、「私は必ず成し遂げる」という強い決意が込められており、個々の力が集まることで大きな成果を生み出せると信じています。
共に切磋琢磨しながら、最高の結果を目指していきたいと思います。
――ファンと読者へのメッセージをお願いします。
海﨑:いつもライオンズを支えてくださり、本当にありがとうございます。ファンの皆さまの存在があってこそ、私達はプレーすることができます。今年は期待を超える試合をお見せできるはずです。
また、読者の皆さまにとってアメリカンフットボールはまだ馴染みのない方も多いかもしれませんが、ぜひ一度会場で観戦してみてください。きっとその魅力を感じていただけると思います。
ビッグプレーが生まれた瞬間、大きな歓声に包まれて会場全体が揺れるような一体感があります。その声援が選手の力になります。ぜひスタジアムで、その熱気を体感していただけたらうれしいです。
強力な助っ人外国人選手を紹介!
(左から)デマーカス・アイアンズ・ジュニア選手、タイジ・アルストン選手、アイザイヤ・カリル・マルコム選手、ダリウス・ナッシュ選手
アイザイヤ・カリル・マルコム Isaiah Malcome
背番号 30
ポジション ランニングバック(RB)
出身大学 :Pennsylvania大学
身長/体重 :167cm/77kg
2025年シーズンよりライオンズに加入。
■アイザイヤ・カリル・マルコム選手からのコメント
オール三菱ライオンズで2年目のシーズンとなります。今年はプレーオフに進出し、ライスボウルの出場権を争いたいです。これは常に私の目標であり、今年は必ず達成できると信じています。
私のプレーの強みはスピードとアジリティ(敏捷性)、そして多才さです。試合のあらゆる局面で活躍できます。ファンの皆さんの前で、私があらゆる面で優れた真のフットボール選手であることを証明して見せます。どうか揺るぎない信頼で私たちを応援してください。家族、友達、知り合いなどできるだけ多くの人を誘って、ライオンズが成功のためにどれだけ努力してきたかを見届けてください。
[新加入選手]
デマーカス・アイアンズ・ジュニア Demarcus Irons Jr.
背番号 5
ポジション クォーターバック(QB)
出身大学: Akron大学
身長/体重 :193cm/98kg
■デマーカス・アイアンズ・ジュニア選手からのコメント
Xリーグのことは以前から知っていました。特にヨーロッパでは高く評価されています。だから自分の実力を試してみたくて日本にやってきました。自分がどこまで成長できるかとても楽しみです。私は、より多くの時間を稼いでタッチダウンをたくさん決めることができます。勝利すること、それが私のここにいる目的です。ぜひ試合を観に来てください。きっと楽しめるはずです。スタジアムで待っています。
ダリウス ・ナッシュ Darrius Nash
背番号 7
ポジション ディフェンシブバック(DB)
出身大学 :Utah Tech大学
身長/体重 :186cm/93kg
■ダリウス・ナッシュ選手からのコメント
ライオンズに入団できてとてもうれしいです。成長中のチームの一員になれたことは素晴らしい機会でしたし、Xリーグの競技レベル向上に貢献できる点も良いと思います。私の強みはプレーの幅広さだと思います。外でも、中でも、深いところでも浅いところでも対応できるし、フットボールIQには自信があります。皆さんに会えるのが本当に楽しみです。全試合で会いましょう。皆さんと一緒に、さらに成長しながら、どんどん勝利を積み重ねていきたいです。
タイジ・アルストン Taijh Alston
背番号 12
ポジション ディフェンスライン(DL)
出身大学: Colorado大学
身長/体重 :193cm/115kg
■タイジ・アルストン選手からのコメント
オール三菱ライオンズやXリーグの評価はとても高く、ここで自分の才能を披露したいと思い、チームに加わることを決めました。ライオンズはとても結束が固く、まさに家族のような雰囲気です。コーチ、選手、チアリーダー、スタッフ、トレーナーなど、全員の仲が良く、本当の家族のような一体感があります。私はパスラッシュを得意としています。まだ課題は残っていますが、ランプレーに対しては自信がありますし、どんなプレーでもボールに向かって動き続ける高い運動量が自分の持ち味です。
5月24日に開催される「ネイビーデイ」に先着でチームTシャツを無料で配布
5月24日にホーム開幕戦(富士通スタジアム川崎)のオリエンタルバイオシルバースター戦で、チームTシャツのプレゼントキャンペーンが実施される。(先着500名限定。試合当日、チーム受付に立ち寄り) この日はチームカラーのネイビーをテーマにした「ネイビーデイ」として開催。ぜひスタンドをネイビーに染めて選手達を応援しよう!
みんなで応援しに行こう!
Xリーグプレミア 2026年シーズン オール三菱ライオンズ試合予定
◆5月10日(日) 13-20で敗戦
vsエレコム神戸ファイニーズ
MKタクシーフィールドエキスポ(大阪・吹田市)
◆5月24日(日) 12時キックオフ
vsオリエンタルバイオシルバースター
富士通スタジアム川崎(神奈川県・川崎市)
◆6月21日(日) 12時キックオフ
vs東京ガスクリエイターズ
富士通スタジアム川崎(神奈川県・川崎市)
◆8月29日(土) 16時キックオフ(予定)
vsSEKISUIチャレンジャーズ
富士通スタジアム川崎(神奈川県・川崎市)
◆9月12日(土) 14時キックオフ
vsIBM BIG BLUE
富士通スタジアム川崎川崎(神奈川県・川崎市)
◆9月21日(月・祝) 開始時間未定
vsオービックシーガルズ
第一カッターフィールド(千葉県・習志野市)
◆10月4日(日) 14時キックオフ
vs富士通フロンティアーズ
富士通スタジアム川崎(神奈川県・川崎市)予定
◆10月16日(金) 18時30分開始
vsパナソニックインパルス
万博記念競技場(大阪府・吹田市)予定
◆11月3日(火・祝) 開始時間未定
vs富士フイルム海老名 Minerva AFC
会場未定
◆11月15日(日) 17時開始
vsノジマ相模原ライズ
富士通スタジアム川崎(神奈川県・川崎市)
【オール三菱ライオンズ公式インスタグラム】
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