三菱広報委員会より

2025.11.13

三菱広報委員会主催

子ども達に元気と勇気と笑顔を
浦和レッズ「このゆびとまれっず!ハートフルケア」開催

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『このゆびとまれっず!』は、浦和レッズが旗振り役となり、地域が抱える社会課題に対して、賛同者とともに解決を目指す活動のこと。そのアクションプログラムのひとつ「ハートフルケア」が10月4日、浦和レッズのホームである埼玉スタジアム2002の第2グラウンドで開催された。
今回は地元の子ども食堂を利用する年長から中学生までの子ども約40名が参加し、浦和レッズハートフルクラブのコーチ達の指導のもとで思いきりサッカーボールを追いかけ、その後、浦和レッズ戦を観戦した。

ハートフルケアの目的と理念

「ハートフルケア」は、子どもの貧困支援をテーマに実施される取り組みで、地域の子ども達に元気と勇気と笑顔を届け続けることやサッカーを通じて心身ともに健やかに成長していくこと、楽しい思い出の1コマをつくってもらうことを目的に開催されており、今回で5年目となる。
サッカーの指導を行ったハートフルクラブは、2003年の設立以来、技術の上達だけでなく、仲間を大切にする姿勢やフェアプレーの精神といった「こころを育む」ことを重視して活動を続けている。

「技術より、まず“こころ”。」落合キャプテンが伝えたサッカーの原点

開始式では、まず浦和レッズ ホームタウン本部の薬師寺本部長が挨拶。雰囲気が温まったところで、イベント恒例のプログラムとしてハートフルクラブの落合弘キャプテンによる「ハートフルトーク」が始まった。
登場から終始、明るく力強い声で子ども達に語りかけ、「来てくれて本当にありがとう!」と感謝を伝え「元気に返事! せーの!」とコールし、会場に子ども達の大きな返事が響いた。
続いて、ハートフルクラブが海外の学校へ訪問した際のエピソードを紹介。整地されていないグラウンドで(貧困でスパイクを買うこともできず)裸足でサッカーを楽しむ子ども達の写真を見せ、「どんな難しい状況でも、一生懸命楽しむ。それがいちばん大事なんだよ。大切なのは、技術や戦術よりも“こころ”です。」と熱く語る落合キャプテン。結びに、「サッカーは仲間を思いやってパスを出すスポーツです。味方が受けやすいように顔を上げて、声をかけて、仲間を信じてボールを出そう」とメッセージを送った。

小雨も味方に!笑顔が広がるボールワーク

ピッチ上でコーチ陣と子ども達全員の自己紹介を行い、元気な掛け声とともにハートフルサッカーが開始。まずは一人一球でキャッチ&トスなどの基礎動作を練習。その後に二人一組になり近距離のパス交換からワンタッチ、動きながらの受け渡しへと段階的にレベルを上げていく。
空からは時々小雨が降ったが、最初は硬かった表情が次第にほころび、笑顔と「ナイス!」の声が増えていった。

中盤は5チーム対抗のシュートドリル。思いやりのパス、全力のシュート、そして元気な返事。“こころ”でつながるプレーが最後まで続いた。

熱い応援を体で感じた貴重な体験の夜

さいたま市子ども食堂ネットワークの本間香代表

終了式では、さいたま市子ども食堂ネットワークの本間香代表が「みんな、お疲れさま!」と呼びかけ、「こうした大切な時間に心から感謝しています。これからもいろいろなことに挑戦してくださいね」と温かいメッセージを送った。
「イベントの参加者は、日ごろ子ども食堂を利用する子ども達です。なかには大家族で費用がかさむことや保護者の都合で時間調整が難しいなど、地元クラブの試合にも気軽に足を運びにくいご家庭もあります。だからこそ、今日の機会は子ども達にとって貴重な体験になりました」と笑顔を見せる本間さん。「浦和に住んでいてよかったと感じてもらえるように、これからも三菱グループの皆さまと力を合わせ、子ども達の一歩を確かな形で後押ししていければうれしいです」と語った。

とらコーチこと島田武虎さん

また今回の指導をメインで担当した島田武虎さん(とらコーチ)も「今日は例外的に、5・6歳から中学生までを同じグラウンドで指導しました。年齢を越えて助け合う『思いやり』を体験してほしかったからです。はじめは緊張も見られましたが、私達が心を開いて元気に関わると表情がみるみる柔らぎ、こちらも楽しく指導できました。浦和レッズを身近に感じてもらえるこの取り組みを、今後も継続していけたら」と話す。

最後に三菱広報委員会よりこのあとに行われる明治安田J1リーグ・浦和レッズ対ヴィッセル神戸戦の観戦チケットが贈呈された。子ども達は、家族と肩を並べて浦和レッズの大好きな選手を応援したり、静かに見守ったりと、思い思いのスタイルで観戦した。

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