三菱のオフィス
三菱イメージング(エム・ピー・エム)はニューヨーク州のライ市に拠点を置き、インクジェット用紙や写真用紙、特殊紙を供給しています。1990年に三菱に入社した当時のオフィスはマンハッタンにあり、紙事業部は米国三菱商事会社(三菱商事の米国現地法人)の小さな部署に過ぎませんでしたが、ビルの数フロアを占有し、社内食堂まである大企業で働けることに、私は胸を躍らせていました。当部署の主力事業は写真用紙、フィルム、グラフィックアート用紙、関連資材やプリンターなどで、輸入した紙をお客様のご要望に合わせてカットしたり、包装用に加工していました。時代や技術の変化に伴い、主力事業が写真からデジタルインクジェットへと移行する中、紙事業部も変化していきました。1995年には米国三菱商事会社から独立してマンハッタンを離れ、郊外らしい雰囲気のあるニューヨーク州のライ市に移転し、三菱製紙子会社の三菱イメージングとして新しい一歩を踏み出したのです。新オフィスの設立や新会社の成功に携われたことは本当に光栄でした。ライ市でも事業は順調に成長し続けており、私自身、賑やかな大都市と穏やかな街という二つの異なる環境で働き、その両方の魅力を満喫することができたと感じています。
ニューヨーク州ライ市のオフィス
ニューヨーク市内マンハッタンのオフィス
三菱での私の歩み
私は、パートタイマーとして入社し、最初の担当業務は請求処理やファイリングでした。その後在庫管理、経理を経験し、現在は再び在庫管理に戻っています。主な業務はマスターロールの最終製品への加工、在庫・倉庫の照合、その他の在庫業務全般です。技術の進化に伴い紙業界にも多くの変化が生じ、ライ・オフィスでの仕事は多忙を極めています。職場の同僚は、時々みんなで外出したりアイスクリームを楽しんだりと、家族のような存在です。コロナの時期はオフィスが閉鎖され、全社員が在宅勤務を余儀なくされる試練を経験しましたが、これも、オフィスや同僚から離れ、家族と静かに過ごすという大きな変化でした。現在は週に数日は出勤し、残りは在宅勤務というハイブリッド型勤務に落ち着き、オフィス勤務と在宅勤務という二つの世界の魅力を経験できています。
私自身について
会社から北へ30マイルほど行ったところにある、ニューヨーク州のマホパックという小さな街で家族と暮らしています。23歳の娘ニコルと26歳の息子スティーブンは私の自慢の子供たちです。家族や友人と過ごす以外の時間はペットと戯れたり、庭仕事(私が会社に持参するトマトは同僚のお気に入り)やアウトドアを楽しんだりしています。ペットは二匹の猫と二匹の犬です。三菱の日本文化にちなんで、雄の「クマ」と雌の「イヌ」という名前の秋田犬を飼っています。湖畔にある自宅は、大変穏やかでくつろげる場所です。
ここでもまた、三菱の素晴らしいチームとの仕事、そして、素晴らしい家族との生活という二つの世界の魅力を満喫しています。
