2019年に入社した営業事務部の高尾 梨帆さんと、営業四部の生方 健登さんに話を聞きました。
三菱オートリース株式会社
1972年設立。自動車に関わる車両調達・税・保険・運行/安全管理・メンテ保守などのサービスを広く提供。さらに時代の変化やお客さまのニーズの変化に合わせて、モビリティサービスを通じた最適なソリューション・付加価値を創出。お客さまの自動車に関するあらゆる課題解決を使命とし、人とモノの移動を支え、自動車業界変革の一端を担う。


高尾 梨帆 RIHO TAKAO
2019年入社。営業事務部 営業事務二課
「3部署目で業務内容も大きく変わりましたが、営業やリマーケティング部で得た自動車全般の知識が役立っています。自動車の未来を築くことに関わっていける仕事です」

生方 健登 KENTO UBUKATA
2019年入社。営業四部 営業二課
「自動車を使った新しいビジネスや仕組みづくりに出合ったり、立ち会ったりできるのが魅力。オートリースの提案を通じて、お客さまに感謝していただけるのがうれしいです」
オートリースから社会の仕組みを垣間見る
高尾 梨帆さんは2019年、旧日立キャピタルオートリースに入社し、営業およびリース契約満了後の車両引き取りや売却を行うリマーケティング部に所属。2023年に旧三菱オートリースと合併後、2024年7月に営業事務部へ異動し、現在はおもに再リースの採算計算の再鑑を担当している。

「私の所属する営業事務部
事務二課は、契約満了を迎える車両の再リースに関する全般業務を担っています。スムーズな営業活動を支援できるよう、迅速かつ的確な対応が求められます。そのなかで私はおもに、再リースの見積もり内容に間違いがないかを再鑑する業務を行っており、多い月で約1万台近くある満了車両のうち、2,500台程を担当しています」と高尾さん。
数に驚いてしまうが、「いつまでに何台を期日通りに各営業担当へ届けるという明確な数値目標があり、ゴールが分かりやすいんです。がんばった分だけ、目標に近づけることと迅速に対応することで担当営業とお客さまがスムーズに商談できる環境を作れることにやり甲斐を感じます。」と笑顔を見せる。
金融業界を志望していた高尾さんが、自動車リース会社に入社したのは「お金だけではなく、形のあるものをお客さまに提供し、事業の成長を支援したい」と考えたからだ。
「高齢化社会に必要な福祉車両や、脱炭素に貢献する電気自動車など、多様な自動車を通じて社会と時代の要請に応えられることにやり甲斐を感じます」(高尾さん)。
「再鑑業務は一見簡単なようで、複雑な要素がたくさんあります。オートリースにはメンテナンス、残価、保険、諸税金等、1台の見積もりを作成するのにも多くの構成要素があり、そのすべての知識がなければ、ミスが発生します。また、お客さまごとにも契約内容に応じた特性があり、これを踏まえたうえで見積もり作成にあたります。お客さまごとの特性をひとつひとつ覚えるのは容易なことではありませんが、なぜこのお客さまはこのような特性があるのか、お客さまの業種を調べてみたりして、理解するようにしています。再鑑業務を通じて、一般的には知られていない仕組みや使い方があることなど発見が多いことも魅力かもしれません」(高尾さん)。

お客さまに寄り添い新たな事業を創出できる
2019年入社の生方 健登さんは、営業アシスタントを経て、2年目から現在の営業四部に所属。地方銀行系リース会社との提携営業を担当し、メンテナンスリースにおける車検や点検・修理などの支援、そして新規契約を獲得するための帯同訪問がおもな業務だ。
「提携企業から要請を受けて、オートリースのプロフェッショナルとして現場へ同行し、ヒアリングや提案を行います。野球でいえば代打みたいなもので、自分が直接担当してきたお客さまと違い、チャンスは一度きりしかないこともあります。純粋に技術や知識の勝負になるのが難しい点ですが、やり甲斐でもありますね」(生方さん)

近年は脱炭素に寄与する電気自動車やカーシェアリングなどが注目され、車に求められる機能やニーズが変化し、「自分達の提案の役割もより重要性を帯びてきた」と感じることが多い。
「昨年は、太陽光発電+電気自動車+V2Hシステムのセット導入で、大きな契約をとることができました。国の補助金のご提案から切り出して、『それはいいね』と採用していただき、当社で総合的に支援することができました」(生方さん)。
今は新聞で自動車関係の記事を読みながら、「新しいビジネスのヒントがないかな?」と考えることが楽しい。10年後、20年後に広く社会から必要とされる、誰も取り組んだことのない新事業をあれこれ想像するだけでワクワクしてしまう。
「私達の営業は自動車やものを売ることではなく、お客さまの抱える問題や悩みに寄り添い、最適解をトータルで提供すること。たくさんの可能性が広がりますし、自分としても、情報収集したものを分析し、お客さまのために何ができるかを探していくことが好きなんです」(生方さん)。

「愛犬」と「テニス」で週末は思いっきりリフレッシュ
高尾さんが今一番夢中なのは、数カ月前から一緒に暮らすトイプードルの「トイ君」だ。
「まだ1歳でとても寂しがり屋。毎朝キュンキュン鳴いて、うしろ髪を引かれる思いで出勤しているので、とにかく早く家に帰らなくては!と業務の効率化に務めています」と笑う。週末は近所の公園に出かけてたくさん遊び、うれしそうなトイ君の姿に思い切り癒やされる。

寂しがり屋な愛犬トイ君と。お散歩は主人と二人でないとなかなか前に進んでくれず、二人が見えなくなるとその場に座り込んで待っています(笑)。平日にも時間をつくって散歩に行くことが、仕事のモチベーションのひとつになっています!
ワインとチーズがおいしいお店を探して出かけるのも好きだが、結婚してトイ君を迎えてからはすっかり家飲み派。休日は自分へのご褒美として、自宅でワインを開けるのが楽しみだ。 「お酒に合うチーズの手作りにも挑戦したくて勉強中。今はブッラータやゴルゴンゾーラといったチーズが好みで、食べ方のアレンジを研究しています」(高尾さん)。

一方「私のオフは、アウトドアとインドアが明確です」と生方さん。屋外の趣味はソフトテニスだ。中学校から大学まで部活動を続け、今も体育会OBが集まるクラブで定期的にプレイしている。「年に2回リーグ戦の試合があり、それに向けて練習しています。メンバーと会うと気持ちが学生時代に戻り、仕事を忘れてリフレッシュできますね」(生方さん)。

ボードゲームカフェで20年前に発売された「チケット・トゥ・ライド」というゲームをプレイ中の一枚。長年親しまれているゲームを5人でプレイして、2時間ほど没頭していました。
屋内ではボードゲーム。休日は友達とボードゲームカフェに行って、好きなゲームをプレイする。ときには気に入ったゲームを購入し、会社でも「布教活動」をすることがあるという。
「レトロから最新作まで、世界中のボードゲームがあるので飽きません。未知のゲームを選んで、誰が早く攻略できるかを競うのが面白いですよ」とすっかり魅力にハマっている。

自身の強みを発揮してモビリティの未来をつくる
仕事に趣味にと充実した日々を送る二人に、大切にしたい「強み」について聞いてみた。
「形やゴールを明確にし、どんな課題に対しても、最善策を考えることをいつも心がけています」(高尾さん)。
「傾聴力です。限られた時間でお客さまの潜在的な悩みや、今後必要になる支援を引き出すために、色々な質問を投げかけて相手に気づいてもらうことを意識しています」(生方さん)。
自身のミッションに活きる強みを明確に意識する二人。モビリティサービスの新たな価値創出に向けて、これからも進んでいくだろう。