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会員と地元地域と共に歩んできた50年

-三菱養和会 「巣鴨スポーツセンター50周年フェスタ」開催-

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2025年に開設50周年を迎えた三菱養和会巣鴨スポーツセンター。これを記念して10月13日のスポーツの日に、「巣鴨スポーツセンター50周年フェスタ」(以下、50周年フェスタ)が開催されました。

巣鴨スポーツセンターは三菱創業100周年記念事業の一環として1975年に設立され、社会体育の振興を事業の柱とした活動を開始。幅広い年齢層を対象にしたスポーツの普及・振興、健康の維持増進を目的として、ジュニアおよび成人向けのスポーツスクール、三菱関係者や地元地域の方々向けのスポーツクラブの運営を行っています。

笑顔で撮影に対応いただいた菊地康之さん

長年にわたり勤務する第一事業部長の菊地康之さんは、「会員の方々、地元地域の方々、スタッフの皆さんに支えられて50周年を迎えることができました」と感慨深く話します。「スポーツの役割は、競技力の向上だけでなく、“健康づくりや地域交流”へと広がっています。当会のスポーツセンターでは、スポーツスクールの種目やスポーツクラブのプログラムの拡充、また、イベントなどの開催も重ねるにつれて、より多くの会員や地元地域の皆さまに親しまれる施設となりました。これからも『来て良かった』あるいは『また来たい』と思っていただける心温まる場所であり続けたい」といいます。

半年前からプロモーションを開始

実行委員長の奥山淑江さん

50周年フェスタは、日頃から巣鴨スポーツセンターを利用する会員や地元地域の方々への感謝の気持ちを込めて開催することにしたものです。50周年記念行事実行委員会の実行委員長をつとめた奥山淑江さんは、「実行委員会のメンバーは、通常業務と並行しながら準備にあたりました」と振り返ります。

開催の半年ほど前から会員や来館者に周知する目的でプロモーションを実施。巣鴨スポーツセンターを訪れた方々に向けて、エントランスには50周年にまつわる養和ストーリーを紹介したパネルや記念撮影スポットを設置。また、エレベーターへの装飾のほか、Instagramで開催当日までのカウントダウン形式の投稿、地元地域の方々からの協力を得て近隣各所にポスターの掲示、なども行いました。

50周年フェスタの当日は、全スタッフに加えて、三菱養和スポーツスクールの選手たちも協力しての運営。降雨の心配もあった中、会場には会員や地元地域の方々など多くの人が訪れました。

体育館、グラウンド、プール、ゴルフ練習場など、施設各所で多彩なイベントが行われる中、体育館のステージで行われた「SHOW TIME!」では、巣鴨太鼓組「鼓友」による和太鼓のダイナミックな演奏、「仰高みちの会」による元気いっぱいの演舞、巣鴨地蔵通り商店街の公式イメージキャラクターの「すがもん」によるじゃんけん大会など、地元地域の方々も50周年フェスタを一緒に盛り上げました。

グラウンドで開催された「養和スポーツパーク」。10種目のイベントに大勢が参加
巣鴨太鼓組「鼓友」と「仰高みちの会」によるコラボレーション

また、中庭では、ミニ縁日やキッチンカーによる出店に加えて、地元地域のお店、小岩井ファームダイニングや東京キリンビバレッジサービスなどによるマルシェ販売も開催されました。大変な賑わいとなり、中には開店早々に商品が売り切れてしまったところもあったほどです。

地元地域を巻き込んだマルシェの開催は初の試み。奥山さんは次のように話します。

「企画を立ち上げた当初は、どのような品物をどれくらい用意したらいいのか?など、分からないことが多くありました。しかし、マルシェでの販売経験が豊富なお店の方々から数多くの助言をいただくことができ、何とか形にすることができました」

小岩井ファームダイニングはユーモアたっぷりの牛の被り物で商品を販売
初開催のマルシェ。中庭はキッチンカーやミニ縁日でにぎわった

田中順也さんにとって養和の経験は「人生の礎」

三菱養和スポーツスクール出身アスリートの4名によるトークショー。左から平岩優奈さん、吉田冬優さん、溝畑樹蘭さん、田中順也さん

三菱養和スポーツスクール出身アスリートによるトークショーのイベントも目玉の一つでした。登場したのは、体操の平岩優奈さん、スイムの吉田冬優さん、溝畑樹蘭さん、サッカーの田中順也さんの4名。ウォーミングアップとして、3分間でいくつの質問に答えられるかのチャレンジをする「3分クエスチョン」を実施してから、トークショーがスタートしました。4名はスクールでの思い出やプロになるために大切なことなどを語りました。

会場には大人だけではなく子どもたちも多く集まり、アスリートの話に熱心に耳を傾けていました。

サッカー日本代表経験もある田中順也さん

トークショーに登場した田中さんは、小学5年生から高校3年生まで在籍。サッカースクールから始まり、選手コースのジュニアユース、ユースへと昇格していきました。

「養和の選手はみんなサッカーがうまく、すごく楽しそうにプレーをするので、周りのみんなは養和に行きたがっていました。地元では憧れのクラブです」と話す田中さん。試合にほとんど出場できなかった苦しい時期もあったものの、サッカーは楽しかったといいます。

「今もそうですが、昔から養和は活気があり、子どもたちはコーチに自分たちの考えや意見を積極的に話します」と田中さん。大学やプロのチームで自分の強みを出しつつチームに順応していく過程で、養和の経験が活きたといいます。

そして、スポーツに打ち込む子どもたちにこのようなエールを送ります。

「養和での経験は人生の礎になりました。自分の武器となる技術を自ら考え、身につける努力をすることと競技を続ける逞しさは、社会に出たときに必ず役に立ちます」

両チームともに見事なシュートが飛び交う好ゲーム

グラウンドでは、夕方から三菱養和SCユースとデフサッカー男子関東選抜によるエキシビションマッチも行われました。デフサッカーとは聴覚障がい者のサッカーで、試合中は補聴器を外す必要があるため、選手たちはアイコンタクトや手話でコミュニケーションを取ります。関東選抜には11月に開かれる「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」サッカー男子日本代表選手も含まれており、試合は白熱した展開を見せました。

50周年フェスタは盛況のうちに終わりました。実行委員長の奥山さんはこのように振り返ります。

「巣鴨スポーツセンターにご来館いただいた皆さまの楽しそうな笑顔があふれた一日となりました。当日は、ご協力いただいた企業や団体の皆さまに加え三菱養和スポーツスクールの選手たちの協力もあり、約270名のスタッフが力を合わせて50周年フェスタを盛り上げることができました。多くの方々にご来場いただけたことも含め、皆さまには心から感謝しております。今回のイベントを通して、地元地域の方々との絆も深めることができました。これからも会員はもちろん、地元地域の方々にも広くご利用いただける施設として、この先の50年、100年と次世代へ『スポーツを通じて人生に彩りと輝きを』お届けし続けていきたいと思っております」

これからも三菱養和会は、三菱グループおよび地域社会とのつながりを深めながら歩んでいきます。

※2025年11月18日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。