ライフスタイル企画

2025.09.11

料理企画 定番食材をひとひねり!

晩夏の疲労回復に
さっと火入れの「みょうが」レシピ

9月の食材:みょうが

独特の風味と香りが特徴的なみょうがの旬は6~10月ごろ。カリウム、ビタミンE、食物繊維などが豊富で、夏バテ予防や消化促進、便秘改善、さらに特有の香り成分が食欲増進や血行促進などの効果が期待できます。なにかと疲れがたまりがちな晩夏に、まさにもってこいの野菜。
刻んで薬味でいただくのが一般的ですが、今回は食感、香り、栄養素を損なうことなくおいしくいただける、さっと火入れで仕上げるレシピをご紹介します。

みょうがはふっくらとしていてみずみずしくツヤツヤしているものをチョイス。乾燥すると風味が落ちてしまうので、冷蔵庫で保存する際は湿らせたキッチンペーパーに包み、保存用ビニール袋などに入れるのがおすすめです。

<Recipe1>
まるごと漬けて色鮮やかな仕上がりに

みょうがとミニトマトの甘酢漬け

このレシピのPoint!

☑みょうがとミニトマトを組み合わせて、視覚的に美しく、栄養価的にもバランスよく! 箸休めにも、おつまみにも、おやつにも。
☑みょうがは切ってから漬けると色が抜けがちなので、まるごと漬けるのがポイント。そのままポリポリつまんでも、食べやすいようカットして盛りつけてもOK。
☑さっぱりとした酢の物は疲労回復にぴったり。2倍量で多めに作って常備菜にしても。


【分量】2人分
みょうが…6本
ミニトマト…6個
酢…80ml
水…80ml
砂糖(あれば、きび砂糖や甜菜糖など)…大さじ2
白だし…大さじ1
塩…小さじ1/2


つくり方

① 鍋に酢、水、砂糖、塩を入れ、ひと煮立ちさせて砂糖を溶かしておく。
② みょうがは塩ひとつまみ(分量外)をふって5分ほどおき、少ししんなりさせてから、約2分ゆでる。

③ ミニトマトは湯むきする。へたをとり、へたと反対側に一か所楊枝で軽く穴をあけてから、熱湯に10秒くぐらせ、冷水に浸す。ペロッとむけたところから皮をむいて。

④ 温かいうちに①の鍋に②と③を加える。
⑤ 粗熱がとれたら保存容器に移し、冷蔵庫で冷やす。

<Recipe2>
韓国風甘辛味で新感覚のおいしさ

豚バラとみょうがの即席ヤンニョム風炒め

このレシピのPoint!

☑ケチャップとコチュジャンを合わせただけで、甘辛やみつきのヤンニョム風の味付けに。夏バテ気味でも食欲増進!
☑みょうがは最後に加えてさっと火を通し、食感と風味を残して。


【分量】2人分
豚バラ…100g
みょうが…3本
ごま油…大さじ1/2
ケチャップ…大さじ1
コチュジャン…小さじ1/2~1(辛さの好みに合わせて調整)

つくり方

① 豚バラは食べやすい大きさに切っておく。
② みょうがは幅2~3mmの斜め切りに。

③ フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒めて色が変わってきたらケチャップ、コチュジャンを加えて全体的に広げ、最後にみょうがを加えてさっと炒め合わせる。

<Recipe3>
ポン酢とたっぷりの生姜でよりさっぱりと!

みょうがとピーマンのポン酢煮浸し

このレシピのPoint!

☑常備菜の定番・煮浸しをポン酢でよりさっぱりと仕上げ。
☑薄切りしょうがも加え、夏の終わりに弱りがちな胃腸のケアも。
☑ピーマンは切らずにまるごと使い、種やへたの栄養も余すところなくとれる一品。
☑ピーマンのほか、おくら、なす、ズッキーニ、きのこ類などでアレンジしても。

【分量】2人分
みょうが…6本
ピーマン…6個
しょうが…薄切り10枚
ごま油…大さじ1/2
ポン酢…100ml
水…100ml
酒…大さじ1
砂糖(あれば、きび砂糖や甜菜糖など)…小さじ1

つくり方

① みょうがは縦1/4に切る。
② フライパンにごま油を熱し、ピーマンの表面をまんべんなく焼く。
③ ②にポン酢、水、酒、砂糖を加え、ひと煮立ちさせる。火を止めてからみょうがを加え、そのまま冷まして味をしみ込ませる。

※大さじは15ml、小さじは5mlです。「少々」は親指と人さし指でつまんだ約小さじ1/8分、ひとつまみは約小さじ1/5の量です。
※火加減や加熱時間は環境によって異なるので、様子を見ながら調整してください。
※野菜を洗う、皮をむくなどの下準備は一部省略しています。

撮影・レシピ制作・ライター/門司 紀子

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